ピート・ヘグセス米戦争長官は10月23日、中国政府の資金援助を受け、米国の大学キャンパスなどで活動してきた文化・教育機関「孔子学院(Confucius Institutes)」について、米戦争省(旧国防総省)が米国の国家安全保障上の脅威に指定したことを明らかにした。
ロイター通信によると、米政府は長年にわたり、孔子学院が中国政府のプロパガンダの手段として利用されていると批判し、さまざまな制限措置を講じてきた。
ヘグセス氏はソーシャルメディアで公開した動画の中で、孔子学院に関連する組織が「偽装された形」で米国内の複数の大学で活動を続けていると主張。これを受け、米戦争省が孔子学院を国家安全保障上の脅威に指定したと説明した。
ヘグセス氏は、「調査によると、異なる名称や定款を使いながら、30の大学で80の新たな『プロパガンダ拠点』が再び現れている」と主張。その上で、「名称や定款は異なっていても、背後には同じ使命がある。知的財産の窃取を試み、米国の学生に思想的な影響を及ぼそうとしている」と述べた。

2026年7月15日、米陸軍戦争大学で開かれた国防・イノベーションサミットで講演するピート・ヘグセス米戦争長官。(AP通信)
また、米戦争省は過去2カ月間に、こうした組織を体系的に排除する措置を進め、すべてに対応したとヘグセス氏は説明した。
米政府、孔子学院を長年「プロパガンダ機関」と批判
米国の政界や国家安全保障機関は長年にわたり、孔子学院に対して強い警戒を示してきた。
米側では、孔子学院が大学での学問の自由に干渉し、中国政府にとって敏感なテーマに関する議論を制限しているとの批判が出ているほか、中国政府が海外で影響力を行使する拠点や、ソフトパワーを浸透させる手段として利用しているとの指摘もある。
こうした懸念を受けた関連法規制の導入などに伴い、近年では多くの米大学が孔子学院との提携を相次いで終了してきた。
一方、ヘグセス氏は、孔子学院に関連する組織が名称や運営形態を変更し、「偽装された形」で米大学内で活動を続けていたと主張している。30の大学で計80の組織が異なる名称や定款を使って再び現れたとしており、米戦争省はこうした動きを国家安全保障上の問題として位置づけた。
ロイターが23日に最初に報じた時点では、在米中国大使館はコメント要請に直ちに応じていなかった。
その後、中国外交部の郭嘉昆報道官は26日の定例記者会見で、米側の措置について「孔子学院に対する中傷と汚名化に反対する」と反発した。
郭氏は、中米間の教育交流・協力は両国民の相互理解を促すものであり、双方向かつ互恵的なものだとした上で、「妨害や破壊を受けるべきではない」と主張した。
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編集:加藤 (関連記事: AI使って試験解答を生成、米大学で35人中32人 教授が白文字の隠し指示忍ばせて看破 | 関連記事をもっと読む )













































