TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は2026年1月9日、東京オートサロン2026において「GRヤリス MORIZO RR」のプロトタイプを発表した。また、チーム名の変更や、レクサス「IS」の改良新型、「ダイナ カーゴ」の新エンジン搭載モデルの市場投入も併せて発表された。

ニュルを走った「GRヤリス MORIZO RR」
同車は、モリゾウこと豊田章男会長とともに2025年のニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦し、その知見を反映させて開発された国内100台限定の特別仕様車である。
レース参戦で得られた学びを生かし、専用の足回り設定と四駆制御モードを採用。特に「MORIZO」モードでは、ニュルを安心して走り切るために前後駆動力配分を50対50に設定している。外板色にはモリゾウこだわりの専用色「グラベルカーキ」を採用し、カーボン製リヤウィングやイエローのブレーキキャリパー、専用のGR Full TFTメーター表示などを装備する。
モリゾウは、レースでの完走直後に「GRヤリス、本当にいいクルマです」、「8速ATじゃなかったら、15周走れていないと思う」と語るなど、ドライバーとクルマが対話できる一体感の高いモデルに仕上がっている。日本国内向けには2026年春以降、スマートフォン向けアプリ「GR app」を通じて抽選申し込みを開始する予定だ。

チーム名は原点回帰で「GAZOO Racing」へ
また、TGRは設立当初の想いに原点回帰するため、再び「GAZOO Racing」へと名称を変更し、モータースポーツを起点としたクルマづくりと人材育成を強化することを発表した。2007年に豊田章男氏(当時副社長)がマスタードライバーの成瀬弘氏らと共にニュルブルクリンク24時間レースに「Team GAZOO」として挑んだ際の「悔しさ」を原点とし、再びその精神に立ち返る狙いがある。ロゴマークの切り替えは2027年1月に向けて順次実施される。
なお、ドイツの研究開発拠点は「TOYOTA RACING」として先行開発技術に特化し、「TGRR(TOYOTA GAZOO ROOKIE Racing)」は引き続き両者の架け橋として活動を継続する。
レクサスIS、ダイナも一部改良
市販車分野では、LEXUSブランドでは1月8日、「IS300h」の一部改良モデルと特別仕様車「F SPORT Mode Black V」を発売した。「熟成」をキーワードに、電動パワーステアリング(EPS)の刷新やAVSの改良を行い、走りの質感を向上させたほか、エクステリアではフロントフェイスを刷新し低重心かつワイドなスタンスを強調した。
インテリアではセンターディスプレイおよびTFT液晶メーターを12.3インチに大型化し、新規開発のオーナメントパネル「Forged bamboo」を採用した。価格は580万円から675万円(税込)となっている。
商用車分野においては、トヨタ自動車が1月6日に「ダイナ カーゴ」の1.0トンおよび2.0トンシリーズの一部改良モデルを発売した。1.0トンシリーズのディーゼル車には新型の3.0Lディーゼルエンジン(3GD-FTV)を搭載し、全車にLEDデイタイムランニングランプを標準装備するなど商品力を強化した。
また、メーカー完成特装車(TECS)の冷凍車やアルミバンにおいては、庫内スイッチ付の角型LEDルームランプやLEDサイドマーカーランプを標準設定し、作業性を向上させている。価格は331万9800円から660万円(税込)となっている。
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編集:小田菜々香

















































