台湾・頼清徳総統、立法院での国政報告に同意 韓国瑜院長「一括質疑・一括答弁」方式で礼遇へ
頼清徳総統(左)は23日、韓国瑜・立法院長(右)ら五院の院長と新春の茶話会を行った。(写真/頼清徳総統のFacebookより)
台湾の頼清徳総統は23日、五院(行政、立法、司法、考試、監察)の院長らと新春茶話会を行った。終了後、韓国瑜立法院長(国会議長に相当)は、頼総統に対し立法院で国政報告を行うよう要請し、頼総統がこれを快諾したことを明らかにした。総統への礼遇として、質疑応答は「一括質疑・一括答弁(統問統答)」方式を採用する方針だという。
新春茶話会での合意と「化」の精神
韓院長によると、今回の茶話会には主に2つの目的があったという。第一に、総統と各院長が揃って国民に新年の挨拶を行うことで、将来に向けた良い前例と模範を示すことである。政治の場で激しい攻防や対立があっても、温かい人間味の側面が存在することをアピールする狙いがある。
第二の目的として、現在立法院で審議されている多くの中央政府総予算案や武器調達の特別予算案などについて、総統や行政院長(首相に相当)をはじめ各院長が強い関心を寄せている点がある。韓院長は頼総統に対し、問題に直面した際は知恵と忍耐を駆使し、「化(和らげる、解消する)」の字を念頭に置いて対立や誤解、特に与野党間の険悪な雰囲気を解消するよう助言したという。
「一括質疑・一括答弁」方式による総統への礼遇
さらに韓院長は、頼総統に立法院へ赴き、立法委員(国会議員)や国民に向けて直接説明を行うよう要請した。現在の台湾が直面する国内外の懸念事項や、総統自身が次期会期で立法院に解決を望む課題について、包括的に説明する機会を設けるためである。
頼総統はこれを快諾し、立法院での国政報告に意欲を示したという。韓院長は頼総統の意向を踏まえ、立法院の3つの政党の党団(議員団)に説明を行い、合意形成を図る。3党の了承が得られ次第、立法院から正式に総統へ招待状を送付する。総統への基本的な礼遇を重視し、質疑は各議員からの質問をまとめて受け、総統が最後に一括して答える「一括質疑・一括答弁」方式をとるとしている。
総統府側の見解:憲政手続きのもとで快諾
一方、総統府の郭雅慧報道官は、非公開で行われた茶話会の様子について、1時間半にわたり和やかな雰囲気の中で行われたと説明した。各院長は総予算、関税、財政収支劃分法(財劃法)、国政報告、武器調達特別条例など、多岐にわたる議題について忌憚のない意見交換を行ったという。
郭報道官は、韓院長からの立法院での国政報告の要請について、頼総統が直接謝意を伝えた上で、「憲政手続きに合致する枠組みのもとで、喜んで立法院へ赴き国政報告を行う」と改めて表明したことを明らかにした。
また、頼総統は各院長の参加により茶話会が円滑に進んだことに感謝を示した。外部環境が急速に変化し、多くの試練に直面する中、五院が国家と国民の最大利益を目標に団結し、国を持続的かつ着実に前進させることを心から願っていると述べた。
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