トップ ニュース 訪中の鄭麗文・国民党主席、上海で台湾企業関係者に「2028年の政権奪還」訴え
訪中の鄭麗文・国民党主席、上海で台湾企業関係者に「2028年の政権奪還」訴え 中国を訪問中の鄭麗文・国民党主席は4月9日、台湾企業関係者との昼食会に出席。(楊騰凱撮影)
台湾最大野党・国民党の鄭麗文主席(党首)は9日正午ごろ、訪問先の上海で台商(海外で事業展開する台湾系企業)関係者らとの昼食会に出席した。あいさつの中で鄭氏は、台商関係者は長期にわたり、中台間の航空便増便の必要性やビジネス目的の入境申請など面で困難に直面してきたと述べ、「皆さんがやり切れない思いを抱えていることは承知している」と語った上で、2028年の次期総統選挙での政権奪還に全力で取り組み、台商が不当な扱いを受けない新たな時代を切り拓くと宣言した。これに対し、出席者から盛大な拍手が湧き起こった。
鄭氏はこの日、上海市の「東郊賓館」で開かれた、 中国に進出する台湾企業で組織する互助団体、 全国台湾同胞投資企業聯誼会(台企聯)主催の昼食会に参加。会場内には約30卓が用意され、同団体の李政宏・ 会長含め 300人近い台商関係者が出席した。
鄭氏はあいさつの中で、「国民党も、中東進出の台湾企業家や同胞も、台湾のさらなる発展を望んでいる。その大前提として中台の平和を推進する必要があり、平和があってこそ繁栄が可能になる」と語った。また、「国民党は現在も、そして将来政権を奪還した後も、それぞれの立場から中台の経済、文化、青年、社会など各分野における大規模な交流とブレークスルーを全力で推進していく」と強調した。
代表団を率いて中国を訪問中の 鄭麗文・ 国民党主席は4月9日、台湾企業関係者との昼食会に参加した。(楊騰凱撮影)
さらに鄭氏は、「中台の敵対状態は必ず終結させなければならない」と述べ「対抗を善意に、衝突を対話に置き換えるべきだ」と主張した。中台の若者の交流や友人関係の構築を促し、産業間のより深い連携を可能にすべきとの考えを示し、「台湾の同胞や企業家が安心して中台交流にたずさわり、台湾の人々が安心して暮らし、中台が平和的に発展できる環境づくりに向けて国民党は努力を続ける」と強調した。
また長年の懸案事項に言及し、航空便の増便や就航都市の拡大については「対話と実現に向けた努力を続けている」と説明。加えて、「五険一金」(中国の社会保険と住宅基金)の納付や滞納金問題、従業員の台湾帰省支援、ビジネス目的の入境許可申請における障壁などについても、「引き続き注視し、適切なタイミングで中国側に改善を働きかける」と約束した。
鄭氏は、「国民党が中台関係の正常化、全面的な和解と協力を推進する以上、中国市場に長期的に根を下ろす台商こそ、我々が最も関心を寄せ、最も重視すべき存在だ」と指摘。「過去数年にわたり、皆さんがやりきれない思いを抱えてきたことは理解している。しかし、国民党が2028年に政権を奪還すれば、こうした状況に終止符を打ち、全く新しい時代を迎えることができると確信している」と呼びかけた。
代表団を率いて中国を訪問中の鄭麗文・国民党主席は4月9日、台湾企業関係者との昼食会に参加した。(楊騰凱撮影)
この発言の後、会場内の台商関係者からは割れんばかりの拍手が起こり、「その通りだ」と歓声を上げる参加者もあった。
最後に鄭氏は、「どうか安心してほしい。我々が自信を持って共に努力すれば、皆さんが直面する様々な課題や解決すべき困難に十分に対応することができる。中国側に対し、台湾企業関係者のニーズに、より正確に、より親身に、より包括的に応えるよう求めていく。国民党は常に台商の最も強固な後ろ盾であり続ける」と強調し、スピーチを締めくくった。
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