世界3000都市のプレミアム送迎を日本から手配可能に　TBR Global Japanとリロケーション社が戦略提携

世界3,000都市を網羅するプレミアム送迎ネットワークで企業の出張・赴任を支援

世界120カ国以上・3,000都市でプレミアム送迎サービスを展開する TBR Global Chauffeuring（ThebookingRoom Group）の日本法人、TBR Global Japan株式会社は、国内外の法人向け移動支援を手がける株式会社リロケーション・インターナショナルと2025年11月、戦略的業務提携を締結した。グローバル企業の海外出張・赴任に伴う移動時間の最適化と安全管理をワンストップで支援し、高品質なハイヤー送迎サービスを提供する体制を構築する。

今回の提携により、リロケーション・インターナショナルが持つ国内外の法人ネットワークと、TBR社の世界3,000都市以上をカバーする送迎網・24時間365日のサポート体制が融合する。金融ロードショーや国際会議、企業の出張・赴任など多様な場面において、移動自体を「リスク低減とブランド体験の向上」へと結びつけるソリューションをグローバル市場で展開していく方針だ。

TBR社は、日本企業が海外で求めるハイヤー送迎需要の高まりや「日本語での確実なサポート」ニーズを背景に日本支社を設立し、最大1,000万ポンド補償の保険制度や国際基準の安全体制を整備した。一方、リロケーション・インターナショナルは企業の海外赴任・渡航支援を包括的に行い、その中でも送迎手配は重要領域の一つとなっている。

TBR Global社APAC地域GMのゲイリー・アウ氏は、「両社の強みが一体となることで強力なシナジーが生まれる」と述べ、アジア太平洋に加え、米州・欧州・中東にまたがるTBR各オフィスとの連携によって、より包括的なサービスを提供していく意欲を示した。また、同社が Lyft 社の傘下にある点についても、信頼性の高いテクノロジーとイノベーションが提携強化に寄与すると語った。

提携により、企業は日本を含む世界3,000都市へのハイヤー送迎を一括管理、手配でき、手配負荷の軽減とシームレスな移動体験が可能となる。法人向けサービスは難易度の高いVIP対応にも適応し、最大1,000万ポンド補償の保険提供によって、リスク管理を重視する企業にとって大きなメリットとなる。また、日本支社による日本語対応により、世界規模の送迎サービスを日本企業が安心して利用できる体制が整う。

TBR Global Chauffeuring は80カ国以上でプレミアム地上送迎サービスを展開し、自社開発のオペレーションシステムや主要都市拠点、国際基準のホスピタリティにより、法人、MICE、VIP向けの高品質サービスを提供している。フォーミュラE東京、ワールドカップ、NBA など国際イベントでの運行実績も持ち、今後はその実績を活かした訴求も進める。

同社はロンドン、ボストン、ドバイ、グラスゴー、シンガポール、香港、東京、上海などにオフィスを構え、24時間対応のカスタマーサポート、NPS®83+の高い顧客評価、グローバル保険や徹底したデータ保護体制を整備している。

両社は今後、海外赴任・出張における「安全性」「効率性」「確実性」を一体的に支援し、企業の移動品質向上に向けたサービスを共同で推進していく。