東京都千代田区の内幸町一丁目街区において、都心最大級となる延床面積約110万平方メートルの大規模複合開発プロジェクト「TOKYO CROSS PARK構想」が本格的に始動している。
日比谷公園に隣接する約6.5ヘクタールの敷地を北、中、南の3地区に分け、オフィス、商業施設、ホテル、ホール、住宅などを整備する計画であり、2037年度以降の全体完成を目指して各地区での工事が順次進められている。大手町や丸の内、銀座、霞が関といった都心主要拠点の結節点において、人を中心とした次世代スマートシティの形成が着実に進展している。
中地区:「NTT日比谷タワー」が着工、IOWN構想を実装へ
中地区では、NTT都市開発と東京電力パワーグリッドが推進する「NTT日比谷タワー」の新築工事が2025年12月1日に着工した。国内最大級の次世代型複合施設となる。
- 規模:地上46階、地下6階建て(延床面積:約36万平方メートル)
- 竣工予定: 2031年10月末
- 主な機能: 1フロア約1600坪のメガプレートオフィス、産業支援施設、約400席のホール、商業施設、帝国ホテルと連携したスモールラグジュアリーホテル
最先端技術である「IOWN構想」の実装により、新たなビジネスや価値創造のプラットフォームとしての役割を担う。
南地区:高さ約232メートルの「サウスタワー」、駅直結で利便性向上
南地区では中央日本土地建物などが手掛ける「サウスタワー」の建設が進行している。日比谷通り沿いには歴史的な「百尺規制」の高さに合わせた31メートルの基壇部上広場が設けられ、日比谷公園の豊かな緑と連続する景観を創出する。
- 規模: 地上46階、地下3階建て(高さ:約232メートル)
- 竣工予定: 2029年3月下旬
- 主な機能:オフィス、商業施設、ホテル、ウェルネス促進施設
- アクセス: 都営三田線の内幸町駅や新橋駅などと地下通路で直結するアクセスコアを整備
北地区と全体計画:帝国ホテル新本館と、災害に強い次世代都市
北地区においては、帝国ホテルの新本館とノースタワーの建設が計画されており、新本館は2036年度、ノースタワーは2030年度の完成を見込んでいる。
街区全体の取り組みとして、隣接する日比谷公園と道路上空公園で接続することで歩行者の回遊性を飛躍的に高める。さらに、大容量蓄電池や非常用発電機などを備えたエネルギーセンターを構築し、災害時でも72時間必要な電力の100パーセントを確保可能な「高度防災都市」としての機能も備える計画だ。
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編集:小田菜々香













































