テレビアニメ「名探偵コナン」の放送開始30周年を記念する展覧会「放送30周年記念 TVアニメ名探偵コナン展」の開催記念セレモニーおよびプレス内覧会が19日、東京文京区の東京ドームシティプリズムホールで開催された。
イベントには原作者の青山剛昌氏をはじめ、江戸川コナン役の高山みなみ、工藤新一および怪盗キッド役の山口勝平、数多くの主題歌を担当してきた歌手の倉木麻衣、司会として日本テレビアナウンサーの徳島えりかが登壇し、30年にわたる制作の裏側や作品への深い思い入れを語った。
青山剛昌氏や声優陣が登壇した「名探偵コナン」放送30周年記念展のセレモニーが開催され、制作の裏話や全国12都市を巡る展覧会の全貌、2026年4月公開の劇場版最新作への期待が語られた。(写真/黃信維撮影) 同展は2月20日から3月29日まで東京で開催され、その後は鳥取、札幌、仙台、大阪、前橋、広島、松山、横浜、名古屋、静岡、福岡など全国12都市を巡回する予定である。
青山剛昌氏や声優陣が登壇した「名探偵コナン」放送30周年記念展のセレモニーが開催され、制作の裏話や全国12都市を巡る展覧会の全貌、2026年4月公開の劇場版最新作への期待が語られた。(写真/黃信維撮影)
青山剛昌氏が明かす裏話「光彦のデザインは声優に合わせて変えた」 1994年に『週刊少年サンデー』で連載を開始し、コミックス累計発行部数2億7000万部を超える本作の原作者である青山氏は、アニメ放送開始から30年を迎えたことについて「これほど人気になってとても嬉しい」と喜びを語った。同作の前にも『まじっく快斗』や『YAIBA』で注目を集めていた当時は、「正直また儲かるかなと思った」と冗談を交えつつ、忙しくなるだろうと感じたという。
また、アニメ化によってキャラクターに声がつくことで立体感が生まれるとし、光彦のキャラクターデザインを声優の大谷育江の可愛らしい声に合わせて変更したという裏話を披露した。
青山剛昌氏や声優陣が登壇した「名探偵コナン」放送30周年記念展のセレモニーが開催され、制作の裏話や全国12都市を巡る展覧会の全貌、2026年4月公開の劇場版最新作への期待が語られた。(写真/黃信維撮影) さらに自身が劇場版の脚本や絵コンテ、原画の修正など漫画家の仕事を超えてアニメ制作に深く関与していることを明かし、「30年という長い話になったが、まだまだ面白いことを考えており、次の謎解きに行くと思うので楽しみにしてほしい」と力強いメッセージを送った。
青山剛昌氏や声優陣が登壇した「名探偵コナン」放送30周年記念展のセレモニーが開催され、制作の裏話や全国12都市を巡る展覧会の全貌、2026年4月公開の劇場版最新作への期待が語られた。(写真/黃信維撮影)
高山みなみ・山口勝平・倉木麻衣が語る『コナン』への思い 声優陣も長年の収録現場における貴重なエピソードを披露した。高山は、作中の時間経過が非常に遅く、コナンが小さくなってからまだ半年程度しか経っていないことに触れ、キャラクターに影響が出ないよう時間を意識せずに演じてきたと語った。また、第1話と第2話のアフレコ収録順が逆であり、第2話でキャラクターを固めてから第1話に臨んだことや、状況に応じて子供の振る舞いと素の話し方を反射的に演じ分けていることを明かした。
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青山剛昌氏や声優陣が登壇した「名探偵コナン」放送30周年記念展のセレモニーが開催され、制作の裏話や全国12都市を巡る展覧会の全貌、2026年4月公開の劇場版最新作への期待が語られた。(写真/黃信維撮影) 一方、デビュー時から高山と共演している山口は、スタジオは「いつ行ってもホームグラウンドのようだ」と述べた。新一と怪盗キッドの演じ分けについては、新一は一点を見つめて熱く話すタイプ、キッドは視野を広く持っているタイプとして意識しており、当初はキッドのキザなセリフが照れくさかったと振り返りつつ、今後もファンが満足する作品をスタッフと一緒に作っていきたいと決意を新たにした。
青山剛昌氏や声優陣が登壇した「名探偵コナン」放送30周年記念展のセレモニーが開催され、制作の裏話や全国12都市を巡る展覧会の全貌、2026年4月公開の劇場版最新作への期待が語られた。(写真/黃信維撮影) 同シリーズで現在のエンディングテーマ「TOWA 永久に風に乗る」を含め28曲のテーマソングを担当し、2017年に同一歌手に歌われたアニメシリーズのテーマソング最多数としてギネス世界記録に認定された倉木は、いまだに記録を更新し続けていることに「びっ倉木(びっくり)」と驚きを表現した。
青山剛昌氏や声優陣が登壇した「名探偵コナン」放送30周年記念展のセレモニーが開催され、制作の裏話や全国12都市を巡る展覧会の全貌、2026年4月公開の劇場版最新作への期待が語られた。(写真/黃信維撮影) 17歳の時に「Secret of my heart」で初めて作品に携わった際は、お小遣いを貯めて単行本を買い兄と読んでいたほどの大ファンであったため、歌手デビュー直後に主題歌を歌うことで全部の運を使い切ってしまったと思ったという。
楽曲制作においては、常にキャラクターの気持ちや作品の世界観に寄り添い邪魔をしないことを心がけていると振り返り、長きにわたって大好きな作品のテーマを担当できるのは奇跡だと感謝の意を表した。
青山剛昌氏や声優陣が登壇した「名探偵コナン」放送30周年記念展のセレモニーが開催され、制作の裏話や全国12都市を巡る展覧会の全貌、2026年4月公開の劇場版最新作への期待が語られた。(写真/黃信維撮影)
アニメ制作の裏側に迫る、充実の展示内容 本展覧会の会場は東京ドームシティのホールを広く使い、エントランスでは大型の江戸川コナンフィギュアと30人のキャラクターが並んで出迎える。展示はアニメ制作過程を段階的に紹介する充実した内容となっている。
イントロダクション: 30年分のオープニングシーンをまとめて上映 第1エリア「企画」: キャラクターデザインや美術設定資料の展示 第2エリア「絵コンテ」: 膨大な絵コンテが壁いっぱいに並ぶ空間 第3エリア「作画」: 色と動きを作るアニメーションの要を紹介 第4エリア「アフレコ」: コナンの喜怒哀楽の聞き比べや声優陣のコメント 第5エリア「主題歌」: 歴代CDジャケットの展示 青山剛昌氏や声優陣が登壇した「名探偵コナン」放送30周年記念展のセレモニーが開催され、制作の裏話や全国12都市を巡る展覧会の全貌、2026年4月公開の劇場版最新作への期待が語られた。(写真/黃信維撮影) その他にも名シーンが並ぶSPメモリアルシーンやスペシャルムービー、NEXT CONAN’S HINTなども楽しむことができる。青山氏おすすめのパラパラ漫画風展示や、倉木おすすめの主題歌コーナー、山口おすすめのフォトスポットに加え、等身大アクリルスタンドも見どころである。
開催概要およびグッズ情報 ● 開館時間: 10:00〜19:00
● 観覧料: 一般2200円、小中高生1500円
● 主な販売グッズ:
青山氏おすすめアニメーションアートブック(3850円) アクリルスタンド(1650円) Tシャツ(3960円) トートバッグ(2200円) 公式ガイドブック(1650円) 缶バッジ(550円) セル画風クリアファイル(470円)など 青山剛昌氏や声優陣が登壇した「名探偵コナン」放送30周年記念展のセレモニーが開催され、制作の裏話や全国12都市を巡る展覧会の全貌、2026年4月公開の劇場版最新作への期待が語られた。(写真/黃信維撮影) 全国を巡回する同展とともに、2026年4月10日には劇場版第29弾『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の公開も控えており、国民的アニメのさらなる飛躍を予感させるセレモニーとなった。
青山剛昌氏や声優陣が登壇した「名探偵コナン」放送30周年記念展のセレモニーが開催され、制作の裏話や全国12都市を巡る展覧会の全貌、2026年4月公開の劇場版最新作への期待が語られた。(写真/黃信維撮影) © 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996