【新新聞】台湾北部の電力不足深刻化、脱原発の余波で制御不能となる「南電北送」 第2原子力発電所の運転停止により、台湾北部の電力需給逼迫はさらに深刻化している。(写真/Ellery@wikipedia/CC BY-SA 3.0提供)
台湾第2原子力発電所2号機が2023年3月に運転免許の期限を迎えて以降、北部にある2基の原発は廃炉プロセスに入った。現時点で再稼働の計画はなく、北部の電力供給不足は拡大の一途をたどっている。代替となる協和火力発電所の完成時期もめどが立っておらず、北部の電力不足問題はさらに深刻化している。
台湾におけるエネルギー転換が近年加速し、再生可能エネルギーの比率が高まり続けている。しかし、それに伴って生じているのは、太陽光や風力発電の設備容量の増加だけでなく、電力システム全体に対する構造的なストレステストである。北部の長期的な電力不足、深刻化する「南電北送(南部で発電した電力の北部への送電)」、蓄電設備整備の遅れ、そして送電網の強靭(きょうじん)化プロジェクトの難航など、台湾の電力システムは「電力が足りるかどうか」という次元を超えた深刻な課題に直面している。高比率の再生可能エネルギー時代に突入する中、台湾の送配電網はこの変化に対応できるのかという懸念が高まっている。
「脱原発政策」がもたらす広範な影響 台湾の経済発展の歴史において、過去の政府は「十大建設」の一環として2基の原子力発電所を建設し、急速に進む北部の都市化と成長に対応してきた。第1原発は64万キロワット(kW)の原子炉2基、第2原発は98万kWの原子炉2基を備え、総出力は324万kWに達する。これらは長らく北部の電力供給を支える重要な基盤であり、両原発とも台北の東側に位置することから、宜蘭や基隆の一部にも電力を供給してきた。
しかし、脱原発政策(非核家園)によりこれら2カ所の原発の原子炉計4基の運転延長が行われず、生じた電力の不足分は新たな発電設備で補う必要が生じた。2018年の時点で深澳火力発電所の更新計画が浮上し、新たな石炭火力発電設備による電力補填が期待されたが、当時の行政院長(首相)であった頼清徳氏の指示により、同計画は白紙撤回された。その後、台湾電力(台電)は協和火力発電所の更新計画に舵を切ったものの、環境影響評価(環境アセスメント)を巡り計画が7年以上にわたって停滞。当初は2027年の稼働開始を予定していたが、現時点では土壌汚染対策と設備入札が完了した段階にとどまり、稼働は早くとも2033年以降にずれ込む見通しだ。北部の電力需要増加には到底追いつかない状況である。
2018年、当時行政院長を務めていた頼清徳氏は、選挙の影響を背景に深澳火力発電所における石炭火力発電設備の増設計画の中止を発表した。(写真/顔麟宇撮影) 台電の幹部によれば、両原発は原子炉の型式や設計が大きく異なる上、第2原発には使用済み核燃料棒が原子炉内に保管されているという未解決の問題があるという。乾式貯蔵施設が完成するまで具体的な計画を策定できず、格納容器内の自主的な安全点検を進めることもできないため、システムの安全性が完全に確認されてから関連する申請を行う方針だとしている。
電力需給の不均衡はいかにして加速したか 従来の電力源が失われ、新たな電力源も不足する中、北部の電力供給は中南部の支援に依存せざるを得ない。立法院(国会)予算センターの報告書によると、台湾は依然として閉鎖型の独立した送電網であり、欧州諸国のように国家間送電網を通じた相互支援が不可能であるため、電力供給は島内の融通に強く依存している。長年にわたり、台湾は「北部が大量消費し、中南部が大量発電する」という需給構造を形成してきた。特に北部は半導体、AI(人工知能)データセンター、ハイテク産業が集中し電力需要が急増している一方、大型発電所の大半は中南部に設置されており、結果として北部の電力供給は「中電北送」および「南電北送」への依存度を深めている。
このような地域的アンバランスは、原発の稼働停止後さらに深刻化している。データによると、2020年から2024年にかけて北部エリアの電力供給予備力の不足は悪化の一途をたどり、2020年の25万6700kWの不足から、2024年には259万9000kWの不足へと拡大した。対照的に、中部および南部エリアは継続して電力予備力を維持しており、2024年における中部の予備力は453万1000kWに達している。
台湾におけるグリーンエネルギーの拡大はその大部分が中南部地域に集中している。写真は台南市七股区の太陽光発電施設。(写真/柯承惠撮影) 予算センターの分析によれば、これらのデータの背景には、台湾全体の電力の流れがますます一極集中している実態があるという。ピーク時における地域間送電の統計によると、北部のピーク時電力供給量と需要とのギャップは年々拡大しており、2024年度の北部のピーク時には最大4956メガワット時(MWh)もの「中電北送」による電力支援に依存しなければならない。一方で中部は「南電中送」と「中電北送」という二重の役割を担っており、台湾全体の送電網における中枢拠点となっている。
東部の電源喪失で北部の電力不足はどこまで深刻化するのか 北部の送電網は中南部からの支援を必要としているだけでなく、その中でも「北東送電網」は需給不均衡において最も電力不足が深刻なエリアである。台電の幹部によると、北東送電網は基隆、新北市汐止、台北市南港などの地域をカバーし、民生用、商業用、および一部の工業用電力を担っている。給電範囲は基隆河の渓谷に沿って基隆港まで延びており、北北基(台北、新北、基隆)の約480万人の電力安定供給を左右する重要なインフラである。産業の継続的な発展に伴い、このエリアの電力需要はすでに600万kWに達している。
(関連記事:
【新新聞】台湾株に熱狂、売買代金1.7兆元超 バフェット指標は「危険水域」
|
関連記事をもっと読む
)
しかし、同エリア内にある既存の発電設備が次々と退役する中、北東送電網が依存できる地元の大規模な新規電源は、花蓮に位置する出力130万kWの和平火力発電所のみとなっており、需給ギャップは470万kWにまで拡大する恐れがある。台電は、現在は地域間送電を通じて北部の電力を融通しているものの、地域発電設備の故障や送電容量の上限などの制限を受けるため、他地域が安定かつ十分な電力を供給できる保証はないと指摘している。仮に地域間送電が可能であっても、他地域での同時的な発電量増加に依存せざるを得ないのが現状だ。
北東送電網が依存できる地元の新規大型電源は、花蓮に位置する出力130万kWの和平火力発電所のみとなっている。(写真/和平火力発電所提供) かつて台電は経済発展を支えるため、産業向けに可能な限り十分な電力を供給してきた。しかし現在、AI技術の進展による電力消費の急増を受け、「電力使用量の上限(シーリング)」を設ける事態を余儀なくされている。具体的には、データセンターなどの単一施設の電力使用量を5MW(メガワット)以下に制限しており、この状況は台北東部の電力供給が安定し、北部全体の新規発電所の建設が完了するまで改善される見通しはない。
台湾における「グリーン電力の直接送電」が困難な理由 台電によれば、データセンターはエネルギー多消費産業であり、他の産業や民生用電力を圧迫しないよう、世界各国が慎重かつ厳格な管理を行っている。台電は各地域の電力供給状況や送電網の建設進捗に基づき、電力供給戦略をローリング方式で見直していく方針を示している。同時に、電力インフラ整備に対する地方自治体の支援と協力を求めており、官民一体となって電力供給の強靭性と安定性を高めていきたいとしている。
また、立法院の報告書では、再生可能エネルギーが送電網の需給バランスを崩している現状も指摘されている。特に台湾国内の大規模な太陽光発電所は雲嘉南(雲林、嘉義、台南)の沿岸地域に集中しており、洋上風力発電の大半も苗栗以南から中部沖合に位置している。つまり、新規に追加されたグリーン電力の発電拠点は、いずれも主要な電力消費地域から外れているのである。再生可能エネルギーの比率が高まるにつれ、大量のグリーン電力を長距離送電によって北部へ運ぶ必要が生じ、もとより負荷の高い送配電システムにさらなる圧力をかける結果となっている。
再生可能エネルギーの比率が高まるにつれ、大量のグリーン電力を長距離送電によって北部へ運ぶ必要が生じ、もとより負荷の高い送配電システムにさらなる圧力をかけている。写真は雲林県麦寮の風力発電。(写真/羅立邦撮影) 予算センターは、2022年3月3日に発生した台湾全土の大規模停電(303大停電)が、台湾の送電網改革における重要な転換点になったと指摘している。当時、興達火力発電所での操作ミスにより、龍崎超高圧変電所以南の発電設備が系統から切り離され、最終的に全土で500万戸以上が停電する事態となった。特筆すべきは、事故発生時は電力不足の状態ではなく、供給予備率も24%を超えていたにもかかわらず、単一のノード(結節点)の故障が全土の約3分の1に影響を及ぼした点である。これは、台湾の送電網が抱える「過度な一極集中」という根本的な問題を浮き彫りにした。
(関連記事:
【新新聞】台湾株に熱狂、売買代金1.7兆元超 バフェット指標は「危険水域」
|
関連記事をもっと読む
)
発電所から工業団地への直接送電に数年を要する背景 電力需給のボトルネックが明確になっているにもかかわらず、なぜ改善が進まないのか。台電幹部は非公式に、送電網は計画から建設までに長年を要し、場合によっては10年単位の時間が必要になると明かしている。現在、台電は「303大停電」の教訓を活かし、送電網の強靭化プロジェクトに着手すると同時に、電力システムへの蓄電設備導入を進めている。事実、4月3日に発生した花蓮地震(403花蓮地震)の際には、停電範囲を最小限に抑えることに成功しており、停電範囲を縮小できればその後の電力復旧も加速させることができる。
日常的な電力供給の安定化については、各種の大型公共事業が直面する共通の課題がある。周辺住民や地方自治体が電力インフラの誘致を支持するかどうかの調整や対話に多大な時間を費やす必要があり、その整備スピードは産業界の電力需要の伸びに追いついていないのが実情である。
将来的な地域電力の逼迫(ひっぱく)が予想される中、台電が北東送電網の救済策として第2原発を再稼働させるか否かは、産業界全体の発展に対する台電の支援姿勢にかかっている。特に今後、米エヌビディア(NVIDIA)のような巨大IT企業が北部を企業本部、あるいはアジア本部として位置づけるようになれば、電力需要は増加の一途をたどることは確実だ。
一方で専門家は、台電のインフラ建設の遅れが産業界全体の発展を制約する主要因になっていると指摘している。データによると、現行の送電網強靭化プロジェクトには計331件の工事が含まれているが、2025年6月末時点で完了したのはわずか107件にとどまる。さらに157件の工事は2028年までに完了する予定だが、残り67件は前倒しでの完成が不可能と評価されている。難航の理由は、用地取得の困難さ、煩雑な行政手続き、地方との調整の難しさなど、台湾の大型公共事業に長年存在する構造的課題にほぼ集約される。具体的には、33件が他の工事の進捗遅れの影響を受け、19件が現在も用地を取得できていない。また、12件は用地取得を終えながらも、政府の許可手続きが完了していない状態である。
北部の電力不足解消、問われる政府のガバナンス能力 台湾北部の電力不足問題は、もはや単一の発電所の運転延長を巡る論争の枠を超え、台湾のエネルギー転換プロセスにおける電力供給構造全体のアンバランスを示す縮図となっている。第1原発および第2原発の退役により、北部の電力を支えていた重要なベースロード電源が急速に喪失した。しかし、代替となる新規電源の整備は遅々として進まず、結果として北部の中南部に対する電力支援への依存度は高まり続けている。「南電北送」はかつての一時的な電力融通手段から、徐々に長期的な常態へと変貌しつつある。
AIデータセンター、半導体の最先端プロセス、ハイテク産業の北部への集中が続く中、電力需要は依然として急速な伸びを見せている。一方で新規のグリーン電力は主に中南部に立地しており、電力需給の地理的なアンバランスは一層深刻化している。大量の再生可能エネルギーを長距離送電で北へ送る必要が生じることで、送電網への負荷も同時に増大しており、ひとたび重要なノードで事故が発生すれば、台湾全土の電力供給の安定性を揺るがしかねない事態となっている。
今後、新たな電力源をスケジュール通りに建設・稼働できなければ、北部の電力不足は政府および台電のガバナンス能力に対する深刻な試練となる。環境保護、産業発展、そして民生需要の維持という多角的な課題の中で、いかにして最適解を見出しバランスを取るかが強く求められている。
更多新聞請搜尋🔍風傳媒日文版
最新ニュース
韓国BTS、11月19日に台湾・高雄で公演へ チケット販売日程および詳細 韓国の男性音楽グループ・BTS(防弾少年団)は、2026年11月19日から台湾・高雄市の国家体育場(ワールドゲームズスタジアム)で3日間にわたるコンサートを開催すると発表した。今回のワールドツアー「ARIRANG」高雄公演では、チケットの不正転売を防ぐため、プレイガイド「tixCraft」を通じた実名制販売が導入される。最も注目を集めるVIPスタンディングエ......
第63回ギャラクシー賞贈賞式の登壇者第2弾が発表、岡山天音や高石あかりらが登壇へ 放送に関する批評活動を通じて放送文化の発展に寄与する特定非営利活動法人放送批評懇談会は、第63回ギャラクシー賞贈賞式を6月1日に執り行うことに伴い、登壇者発表の第2弾を公開した。ギャラクシー賞はテレビ、ラジオ、CMの作品、制作者、関係者に贈る賞として63年の歴史を誇り、6月1日の贈賞式では、第63回のテレビ部門、ラジオ部門、CM部門、報道活動部門の大賞、優秀......
ほっかほっか亭が大阪・広島・岩手に新店舗を順次オープンし地域密着の展開を加速 持ち帰り弁当事業のパイオニアであるほっかほっか亭は、2026年5月28日に大阪府東大阪市と広島県福山市で、5月29日に岩手県盛岡市で新たな店舗を順次オープンした。5月28日にオープンしたほっかほっか亭若江岩田店(大阪府東大阪市西岩田1丁目4-15)は、衣と食の両面から利用客の暮らしを支えるため、コインランドリーのWash&Shine!若江岩田店を併設している......
実質賃金減も揺るがぬ高市政権、野党政策の吸収で無党派層を取り込む戦略 同志社大学政策学部教授の吉田徹(よしだ・とおる)氏はこのほど、外国メディア向けのオンライン記者会見で「第2次高市内閣の行方:日本の内政と今後の課題」と題して講演を行った。今年2月の衆議院解散・総選挙の結果と、高市政権が今後直面する課題について分析を示した。従来の組織型政党が後退、多党化と右傾化へ向かう日本政治吉田氏は、今回の選挙の最大の特徴として自由民主党(......
三菱地所「エムズクロス福岡大名」竣工 都心型商業施設ブランドが福岡初進出 三菱地所株式会社は、福岡市中央区大名において開発を進めていた都心型商業ビル「エムズクロス福岡大名」が、2026年5月29日に竣工したと発表した。本物件は同社の都心型商業施設ブランド「エムズクロス」シリーズの第5号物件であり、東京都以外では初の展開となる。大名エリアの新雁林町通り沿いに位置する本物件は、地上8階建ての鉄骨造。建物には環境への配慮とデザイン性を両......
日本在住外国人向けに在留申請の留意点や生活支援ポータルサイトを案内 出入国在留管理庁は日本で生活する外国人に向けて、在留諸申請における注意事項と生活支援に関する情報を通知した。在留諸申請を行う際に添付する顔写真には定められた規格があり、申請前に公式ホームページにて詳細を確認するよう呼びかけている。個別の申請に関する審査の進捗状況について、電話で問い合わせを受けても回答することはできないとしている。そのため進捗状況の確認を目的......
フェアモント東京、開業1周年企画を展開 芝浦の廃材を使った大型アートや記念宿泊プランも 東京 ―― 港区芝浦に日本初のフェアモントホテルとして誕生した「フェアモント東京」は、2026年7月1日に開業1周年を迎えるにあたり、開業時から大切にしてきた「TSUNAGU」をテーマとした特別コンテンツを館内各所で展開する。都心の活気と東京湾の静けさが交差する地で生まれた出会いや記憶に感謝を込め、多様な感性が交わる特別な体験を提供する。芝浦の記憶をつなぐ、......
夏の睡眠悩みは約7割 冷房下の「寝床内環境」が快眠の鍵に コンディショニングブランド「TENTIAL」を展開する株式会社TENTIALは、夏の睡眠課題と対策に関する勉強会を開催した。同会では、新たに公開された「夏の睡眠環境に関する実態調査」の結果をもとに、多くの日本人が直面する寝苦しさの要因を解説するとともに、冷房環境下での睡眠に最適化された春夏用掛け布団「BAKUNE 掛け布団 クール」および「BAKUNE 掛け......
マイナビオールスターゲーム2026、東京ドームと富山で開催 小久保・藤川両監督が意気込み 5月20日、大阪府内のホテルにて「マイナビオールスターゲーム2026」の要項発表記者会見が行われた。会見には榊原定征コミッショナーや、特別協賛社である株式会社マイナビの粟井俊介代表取締役社長執行役員が登壇し、挨拶および大会概要の説明を行った。マイナビオールスターゲーム2026の開催要項が発表され、7月に東京と富山で試合が行われるとともに、出場選手を決めるファ......
ムーミンアラビア新作「レベルクラブ」発売へ 1950年代コミックス着想の大胆デザイン フィスカースジャパン株式会社(本社:東京都千代田区)が展開するフィンランドのライフスタイルブランド「ムーミンアラビア」は、1950年代に英国紙「Evening News」で連載されたムーミンコミックスに着想を得た新コレクション「Rebel Club(レベルクラブ)」を、2026年7月29日(水)より発売する。鮮やかな色彩とコミックアートで描く新コレクション本......
外出時に持ち歩く充電機器は平均2.32個、スマホ以外も充電 最多はワイヤレスイヤホン モバイルバッテリーのシェアリングサービス「CHARGESPOT」を運営する株式会社INFORICHは、スマートフォン以外のデバイスにおける充電実態を把握するため、CHARGESPOTアプリユーザー2323名を対象にアンケート調査を実施した。調査の結果、同サービスが現代のマルチデバイス社会において、スマートフォンの充電の枠を超え、多様なガジェットを支える生活イ......
吉田徹氏が読み解く第2次高市内閣 自民大勝と右傾化する日本政治の行方 フォーリン・プレスセンター(FPCJ)は、同志社大学政策学部の吉田徹教授を招き、「第2次高市内閣のゆくえ:日本の内政と今後の課題」をテーマにオンラインプレスブリーフィングを開催した。吉田教授は、2026年2月に行われた衆議院選挙における自由民主党の勝利の背景や、発足から半年が経過した第2次高市内閣の政治的特徴、そして今後の内政展望について詳細な解説を行った。......
台湾の人気中華チェーン店トップ10発表、首位は小籠包などで圧倒的人気 台湾の人々はどれほど中華料理を愛しているのだろうか。大人数で囲む宴会料理(辦桌)や仕事帰りの夜食から、会食の定番である火鍋、洗練された湖南料理(湘菜)、さらには街角の安価な鉄板焼きに至るまで、中華レストランは台湾人の日常的な三食を担い、生活に不可欠な「食の魂」となっている。では、現在台湾のネット上で最も議論され、話題を呼んでいるブランドはどこか。データ分析サ......
『Pokémon GO』10周年イベントが東京で開幕 過去最大規模、台湾ファンにも感謝 スマートフォン向け位置情報ゲーム『Pokémon GO』のリリース10周年を記念する過去最大規模のリアルイベント「Pokémon GO Fest 2026:東京」が29日、東京臨海副都心の台場・青海地区を中心とする会場で開幕した。初日の同日昼、ワンダーゾーン(シンボルプロムナード公園・夢の広場)にて、アジア太平洋地域のイベントを統括するナイアンティックのライ......
ポケモンGO、東京に新たな「GO!スタンプラリー」登場 港区・江東区・品川区の3コース ナイアンティックは5月29日午後、日本科学未来館にて、スマートフォン向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」の機能である「GO!スタンプラリー」に関するラウンドテーブル(説明会)を開催した。海外プレイヤーも直感的に遊べる設計、東京新ルートの狙いを説明本イベントでは、ライブイベントマネージャーとしてイベント全体を統括する三宅那月氏と、同作の開発初期から約10年にわた......
サムスン電子、ベトナム初の半導体後工程工場を新設へ AI需要拡大でメモリー供給強化 世界的な人工知能(AI)ブームによるメモリー需要の急増を受け、韓国のサムスン電子がベトナム北部に半導体の後工程(パッケージング・テスト)工場を新設することが明らかになった。新工場ではDRAMおよびNAND型フラッシュメモリーの生産を担い、サプライチェーンの負荷軽減を図る。ロイター通信の27日の報道によると、サムスン電子はベトナム・タイグエン省に約39兆ドン(......
台湾は米国の半導体を「盗んだ」のか 元インテル幹部が語る台湾半導体の50年 台湾が米国の半導体産業を「盗んだ」とするドナルド・トランプ米大統領の主張は、同氏の通商政策をめぐる発言で繰り返し使われるようになっている。しかし、米国の半導体業界で長年働いた人物が今週発表した詳細な反論は、この主張が歴史を誤読しているだけでなく、事実関係を逆転させていると指摘する。インテルの元ライセンス担当幹部で、サブスタック(Substack)で「The ......
UNRWA事務局長代理が来日 ガザ人道危機と資金難訴え、日本に継続支援要請 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のクリスチャン・ソンダース事務局長代理は2026年5月22日、日本記者クラブで記者会見を行い、パレスチナ自治区ガザなどにおける深刻な人道危機とUNRWAが直面する財務状況について説明した。35年以上にわたり人道支援に携わり、今年3月のフィリップ・ラザリーニ前事務局長の退任を受けて4月に現職へ就任したソンダース氏は、......
【独占】台湾の抽象水墨芸術家・鄭晴臻、第82回「現展」で異例の3作品同時展示へ 台湾の抽象水墨芸術家である鄭晴臻(チェン・チンジェン)氏が、2026年5月27日から6月8日まで日本の国立新美術館で開催される「第82回現代美術家協会展(現展)」に出展する。2023年の第79回展から連続して参加している同氏は、今回の展示について「過去の展覧会を見ても、通常は1作品の展示が一般的であり、2作品でも珍しい。そのため、今回提出した立体絵画1点とイ......
エヌビディアCEO主催の晩餐会、COMPUTEX直前に台湾AI供給網のトップが集結 アジア最大級の情報技術(IT)見本市、台北国際電脳展(COMPUTEX)の開幕を目前に控え、台湾を訪問中の米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)のジェンスン・フアン(黄仁勲)最高経営責任者(CEO)が28日、晩餐会を主催した。台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家董事長(会長)、聯発科技(メディアテック)の蔡力行執行長(CEO)、鴻海精密工業(ホンハイ)の劉......
台湾・頼清徳総統、仏国民議会の親台派議員団と会談 台湾海峡の安定と協力強化を確認 仏国民議会議連が訪台し頼総統と会談 台湾の国際参加支持と関係深化を確認フランスは近年、台湾への支持を強めている。世界保健機関(WHO)総会(WHA)などの国際会議で台湾の参加を支持する発言を年々続けているほか、台湾海峡の「航行の自由」を法制化した世界初の国でもある。こうしたフランスの公の場での台湾支持が強まる背景には、かつて駐仏代表を務めた台湾外交部・呉志中......
「高市現象」とは何か 宇野重規氏が日本政治の変化を分析 日本記者クラブが主催するシリーズ企画「高市現象と日本の政治」の第9回研究会が開催され、東京大学社会科学研究所教授の宇野重規氏が登壇した。日本経済新聞コメンテーターの奥村茂三郎氏が司会を務める中、宇野氏は政治思想史および政治哲学の専門家としての立場から、高市首相を支持する動きや現在の政治状況について、保守主義、現代は戦間期なのか、高市首相を支えるファンダム現象......
第2次高市内閣の外交・安保戦略、背景に「米国に見捨てられる不安」 吉田徹同大教授が分析 日本の政治学者、同志社大学政策学部の吉田徹教授はこのほど実施した、「第2次高市内閣のゆくえ:日本の内政と今後の課題」と題するプレス・ブリーフィングにおいて、日本における当面の外交・安全保障戦略や、第2次高市内閣の施政路線、台湾およびインド太平洋地域の情勢について見解を示した。吉田氏は、日本にとって最大の安全保障上の懸念は、「米国の戦争に巻き込まれる」から「米......
在日アジア人記者が語る日本報道 AI時代に問われる「現場取材」の重要性 5月19日、日本外国特派員協会にて、在日アジア人記者によるパネルディスカッションが開催された。スリランカ出身で英国ユニバーシティ・ワールド・ニュース東京特派員のスーヴェンドリニー・カクチ氏、シンガポール聯合早報東京特派員のフー・チュー・ウェイ氏、バングラデシュのプロトム・アロ東京特派員のモイヌル・アラム氏が登壇し、日本における報道のあり方やメディア環境の変化......
ヒューマノイド国際会議が東京で開幕 石黒浩教授が語る「2050年のアバター社会」 ヒューマノイドロボットと自律的に稼働する「フィジカルAI(Embodied AI)」に特化した世界最大級の国際カンファレンス「Humanoids Summit Tokyo 2026」が5月28日、東京都内の高輪ゲートウェイコンベンションセンターで開幕した。米シリコンバレー発の同会議がアジアで開催されるのは今回が初となる。会期は29日までとなっており、米国、欧......
報道の自由、世界で過去25年最低水準に CPJ委員長がFCCJで警鐘 世界的な報道の自由が過去25年間で最も低い水準に落ち込む中、ジャーナリスト保護委員会(CPJ)のジェイコブ・ワイスバーグ委員長は22日、日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見を行い、独立したメディアが民主主義において果たす不可欠な役割を強調した。国境なき記者団(RSF)の最新の評価では、日本は180カ国中62位にとどまっており、報道の自由に対する懸念が示さ......
米テキサスの環境団体が来日 日本のLNG投資に「健康被害」訴え 米テキサス州ブラゾリア郡から環境保護団体の代表者3名が来日し、日本外国特派員協会で記者会見を開き、日本の金融機関による現地の液化天然ガス事業への投資が地域住民の健康や安全を脅かしていると訴えた。登壇したのは、フリーポート・ヘブン・プロジェクトのマニング・ロラーソン氏、クライメート・カンバセーション・ブラゾリア郡のグウェンドリン・ジョーンズ氏、ベター・ブラゾリ......
【独占】台湾有事は差し迫っているのか 中国政治学者・ミンシン・ペイ氏が米中首脳会談を分析 米中対立が続く国際政治の中で、先週北京で開かれた米中首脳会談の余波に国際社会の注目が集まっている。会談後の数日間、あらゆる外交的波紋の分析に費やしてきた。アメリカ政府が自らのコミットメントを妥協しているのか、あるいは中国政府が中台間の現状を変更させたのかを読み解こうと、オブザーバーたちは奔走している。クレアモント・マッケナ大学教授で、中国のガバナンスに関する......
輸入EVの選択肢が拡大も課題は充電インフラ 日本自動車輸入組合理事長が市場展望 日本自動車輸入組合の理事長でありメルセデス・ベンツ日本CEOを務めるゲルティンガー剛氏が18日、日本外国特派員協会で講演と記者会見を行い、日本における輸入車販売の現状と今後の戦略について語った。同組合は設立から60年以上の歴史を持ち、現在は乗用車やトラックに加えて二輪車もサポートしている。日本市場における輸入車の販売台数は約24万3000台で、市場全体の約5......
TSMC、従業員への利益分配比率引き下げが波紋 魏董事長が直接対話で火消しに乗り出す ファウンドリー(半導体受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の従業員への利益分配(賞与)制度を巡る議論が激しさを増している。今年の賞与額の対利益比率が前年の約12%から約10%へ引き下げられたと伝わったことで、一部の従業員がこれに疑問を呈し、韓国サムスン電子の労働組合に倣ってストライキを計画する動きまで伝えられている。こうした内部の動揺を受け、T......
Peatix、33コミュニティを表彰 令和の推し活は「タイパ」と交流重視へ イベントおよびコミュニティのプラットフォームであるピーティックスは、令和の新たな推し活のトレンドと、日本社会の今を象徴するコミュニティの現在地を明らかにした。内閣府の世論調査を比較したデータによると、平成の時代は時間をかけ、お金をかけ、一人で熱中し、ひとつの好きを深く追うという自分の楽しみを中心とした消費型余暇が主流であった。平日の自由時間が少ないためもっと......
日米豪印「クアッド」外相がニューデリーで会合、中国念頭に連携強化表明 日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国による連携枠組み「クアッド(Quad)」は26日、ニューデリーで外相会合を開催した。インドのスブラマニヤム・ジャイシャンカル外相が議長を務め、マルコ・ルビオ米国務長官、日本の茂木敏充外相、オーストラリアのペニー・ウォン外相が出席した。4カ国は会合後に共同声明を発表し、インド太平洋地域において軍事的、経済的影響力を拡大......
【単独取材】梶田隆章氏が語る基礎科学の価値 ニュートリノ質量発見と師弟3代ノーベル賞の軌跡 台湾がAI開発に注力し、「AI新十大建設」を推進して関連人材の育成を強化する中、長期的な投資が必要で即効性が見込めない「基礎科学」には誰が目を向けるべきか。ノーベル物理学賞受賞者で東京大学宇宙線研究所卓越教授の梶田隆章氏は、台湾メディア『風傳媒(ストームメディア)』の独占インタビューに応じ、「基礎科学は人類の知の地平を広げるものだ。当面は直接的な応用がなくて......