Peatix、33コミュニティを表彰 令和の推し活は「タイパ」と交流重視へ
ピーティックスが発表した令和のタイパ重視の推し活トレンドを背景に、全国の多様な活動を評価するコミュニティアワードで33の団体が表彰された。(写真/Peatix PR 事務局提供)
イベントおよびコミュニティのプラットフォームであるピーティックスは、令和の新たな推し活のトレンドと、日本社会の今を象徴するコミュニティの現在地を明らかにした。内閣府の世論調査を比較したデータによると、平成の時代は時間をかけ、お金をかけ、一人で熱中し、ひとつの好きを深く追うという自分の楽しみを中心とした消費型余暇が主流であった。平日の自由時間が少ないためもっと時間がほしいという意識が強かったのに対し、令和の現在は、サクッと手軽にコストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを重視し、好きを共有しながら複数の好きをゆるく持つ傾向へと変化している。限られた休日の中で休養、趣味、交流を同時にまとめて得たいという意識が表れており、タイパ志向で交流もまとめて楽しむコミュニティ活動が拡大している。事実、ピーティックスでは1年間でイベント参加者が20万人増加し、好きを起点に集まる多ジャンルのコミュニティが増加傾向にある。
全国から33団体を表彰、地域共創や企業内交流にも広がるコミュニティ
このコミュニティ活動の拡大を背景に、ピーティックスは今年、Colorful Tapestryをコンセプトとした第2回「Peatix コミュニティアワード 2026」を開催し、日本全国45都道府県からエントリーされた中から11カテゴリー、合計33のコミュニティを表彰した。審査においては、つながり、出会いと発見、エンパワーメントの3つの観点に加え、新たにダイバーシティと運営の楽しさや工夫という基準が設けられ、持続可能なコミュニティ運営が多面的に評価された。
ソーシャルグッドコミュニティ賞には、大阪・関西万博を契機に地域の共創を生むEXPO酒場、高知県日高村での高齢者と都会の交流を図るいきいきソーシャルアクションプロジェクト、空き家再生で地域活性化を目指すNPO法人福岡ビルストック研究会が選ばれた。ビジネスコミュニティ賞では、睡眠をテーマにした企業共創のSleep Network Hub ZAKONE、富士通グループの社内横断型オンラインコミュニティのやわらかデザイン脳になろう、明治グループのサードプレイスであるB-Hubが受賞した。テクノロジーとイノベーションの分野からは、宇宙産業での女性の活躍を支援するコスモ女子、富山と首都圏をつなぐQ-reationとNAKASAIコミュニティ、パーソルグループのPERSOL生成AIコミュニティが選出された。
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ユニークコミュニティ賞としては、建設業界を横断する重機ファンダム、死生観を語り合うデスフェス、ホラー専門レーベルのKikizteが表彰された。ファミリー、キッズ、教育の分野では、先生や多様な人がつながる先生の学校、助産院を拠点とした多世代交流のハーモニーたいむ、3人制バスケットボールを通じた地域コミュニティの3x3KUKI実行委員会が受賞した。クリエイティブとアートの領域からは、バイリンガルの即興劇団パイレーツ・オブ・東京湾、子どもたちが社会を取材するこども編集部、親子向けアートイベントの絵の具であそぼうが選ばれた。
地域コミュニティ賞には、地域の顔が見える関係をつくる100人カイギ、札幌を舞台にしたNoMaps実行委員会、茨城県結城市の結いプロジェクトが名を連ねた。ダイバーシティとインクルージョン賞では、大地震の初動期をテーマにしたご近所 de BOSAI、育休を転機に変えるMIRAIS、旭化成の公認有志コミュニティであるAKcel Loungeが受賞した。オンラインコミュニティ賞には、子育て教育コミュニティのつみき、難聴児家族のピアサポートLelien、長崎の水産業振興に取り組むDAOのおさかなだお長崎が選ばれた。
趣味とライフスタイルのカテゴリーでは、発酵文化を発信する旅する発酵倶楽部、シェア型図書室の妄想図書室、そして令和のタイパコミュニティの象徴とも言えるお散歩IPPOが受賞した。お散歩IPPOは、初対面の人同士が横に並んで歩くことで心と体をつなぐ場であり、参加者の95パーセント以上が一人参加であるにもかかわらず、約80回のイベントで延べ1600人以上を集めている。最後に拠点型コミュニティ賞として、日替わり店員制バーのフラペン、熊本県三角を拠点とする実験的コミュニティの浮遊街、コワーキングスペースのGRANDSLAMが表彰された。ピーティックスは今後も、年間560万人が利用する日本最大級のプラットフォームとして、多様なコミュニティ活動の発展に貢献していく方針である。
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