台湾の頼瑞隆立法委員と許智傑立法委員は26日、訪日2日目の日程として熊本県を訪問した。熊本県の木村敬知事を表敬訪問したほか、複数の半導体関連企業と意見交換し、地元企業株式会社マイスティアも視察した。
頼氏は、高雄市と熊本県の関係について、震災時の相互支援や姉妹都市交流を経て、現在はTSMCがそれぞれ進出したことを契機に、半導体サプライチェーン、人材育成、都市運営分野での協力へと進む新たな段階に入っていると述べた。両都市は、日台の「テクノロジー共進」を支える重要な二つのエンジンになりつつあるとの見方を示した。
訪問団は熊本県庁を訪れ、木村知事のほか、熊本県議会「熊本・台湾交流促進会」の藤川隆夫会長らと会談した。
頼氏は、高雄と熊本の縁は、陳菊前高雄市長と蒲島郁夫前熊本県知事が長年築いてきた深い交流に由来すると説明した。両市は2013年に交流覚書を締結。2016年の熊本地震の際には、陳氏がいち早く見舞いのメッセージを送り、当時台南市長だった頼清徳氏とともに、運航再開後の初便で熊本に入り、台湾の人々からの思いと義援金を届けた。
その後、2017年に高雄市と熊本県は正式に姉妹都市関係を結び、長期的な交流の基礎を築いた。
高雄と熊本の姉妹都市関係、まもなく10年に
頼氏は、高雄と熊本は困難な時期に互いに支え合ってきたとしたうえで、今後は新たな産業転換の時代に手を携えて進み、日台の友情を苦難を通じた絆から、次の段階の共同繁栄へと発展させたいと述べた。
両地を結ぶ航空便の確保に長く取り組んできた許智傑氏は、交通や文化・観光交流の成果を紹介した。許氏は、今後、頼氏や高雄選出の立法委員、市議会議員らとともに「都市外交の最強チーム」をつくり、両地の友情をさらに深めていく考えを示した。
木村知事は、高雄と熊本の姉妹都市関係がまもなく10年を迎えると述べ、両地の緊密な友情は日台関係の発展にもつながっていると指摘した。双方が築いてきたのは単なる交流ではなく、相互理解と信頼であるとし、頼氏率いる訪問団の来訪に歓迎と謝意を示した。あわせて、頼氏の今後の台湾政界でのさらなる活躍に期待を示した。
会談の最後には、訪問団が高雄の特色ある農産加工品を木村知事に贈り、地方産品をPRした。また「高雄熊」のぬいぐるみも贈った。木村知事も「くまモン」を披露し、両地が深い友情を出発点として、テクノロジー分野で共に成長する新たな節目へ進むことを象徴する場面となった。
JASMや半導体関連企業と交流 マイスティアも視察
その後、訪問団はTSMCの日本子会社JASMの主要幹部、ジャパンマテリアル、九州半導体デジタルイノベーション協議会の関係者らと意見交換し、続いて株式会社マイスティアを視察した。
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頼氏は、高雄は大手企業の進出を歓迎するだけでなく、設備、材料、AI計算力の応用、人材育成、スマート製造がともに発展する包括的な産業エコシステムを築く機会をつかむ必要があると述べた。これにより、産業全体の発展と労働者の共栄をさらに促していく考えを示した。













































