台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表(大使に相当)は5日、東京都内で開催された台湾本フェアに出席し、あいさつした。
李代表は、今年のフェアのテーマである「多様性」について、台湾を紹介する上で極めてふさわしいテーマだとした上で、台湾社会が築き上げてきた共生と民主主義の歩みや、台日の強固な絆について語った。
李逸洋代表「多様性と民主主義は特別な意味」 戒厳令時代の経験にも言及
李代表はあいさつの中で、台湾には多様な民族や文化、価値観が存在し、人々が長い時間をかけて対話と交流を重ねることで、共に生きる社会を築き上げてきたと説明した。
また、自身にとって多様性と民主主義は特別な意味を持つと述べ、民主主義や人権が侵害されていた戒厳令の時代に、政治的迫害を受けて投獄された自身の経験に言及した。こうした原体験があるからこそ、台湾社会が勝ち取った自由と民主主義の尊さを深く実感していると強調した。
台湾政府のジェンダー平等や多文化共生への取り組みを紹介
さらに、2002年に閣僚級に当たる人事局長を務めていた際、台湾の政府機関でジェンダー平等を推進するための最も重要な賞である「金馨賞」を創設した経歴を紹介し、同賞が現在も授与され続けていることに触れた。
台湾政府は長年にわたり、民族の融和と多様な文化の尊重を重視し、原住民族や海外から移住した「新住民」への支援に取り組んできたとした上で、台湾が歩んできた民主的で開かれた社会への道は、互いの違いを理解し、尊重することを学ぶ道でもあったとの考えを示した。
「自由・民主主義・人権」が台日関係を支える礎
李代表はまた、台湾と日本は共に自由、民主主義、人権を大切にし、多様で開かれた社会を目指していると指摘。この共通の価値観こそが、台日の長きにわたる友情を支える極めて重要な礎だと強調した。
最後に、書籍は異なる文化や生活を知り、相互理解を深める優れた手段だとし、来場者が読書を通じて多様で豊かな台湾を発見することへの期待を表明するとともに、紀伊國屋書店やSNET台湾をはじめとする関係者に謝意を示した。
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編集:梅木奈実













































