AMD、7~9月期売上高45%増で過去最高 AI向けデータセンター97%増、10~12月期も成長加速へ

AMDのリサ・スー会長兼最高経営責任者(CEO)は10月初めに台湾を訪問した。(撮影:陳品佑)
AMDのリサ・スー会長兼最高経営責任者(CEO)は10月初めに台湾を訪問した。(撮影:陳品佑)

米中間選挙の結果が判明し、民主党が連邦議会の上下両院を制した。共和党のトランプ政権と民主党主導の議会による「ねじれ」が生じることになり、AI規制やデータセンター建設をめぐる政策が、市場の再評価の焦点となっている。

選挙後、米株式市場の主要指数は上昇した一方、一部のAIインフラ関連株や半導体株には売りが出た。こうしたなか、米半導体大手AMD(ナスダック:AMD)は、7~9月期の売上高が過去最高を更新し、10~12月期の業績見通しも市場予想を上回ったことを受け、株価は一部の半導体同業他社に比べて底堅く推移した。

米東部時間11月4日午前11時26分(日本時間5日午前1時26分)時点で、AMD株は483.81ドルと約0.02%の小幅安で、ほぼ前日比横ばいだった。一方、エヌビディア(ナスダック:NVDA)は約2%、インテル(ナスダック:INTC)は約5%下落しており、AMD株は一部の半導体株と比べて相対的に底堅い動きとなっていた。

AMDが米国時間11月3日(日本時間4日)に発表した決算によると、7~9月期の売上高は前年同期比45%増の134億ドルとなり、四半期として過去最高を記録した。米国会計基準(GAAP)ベースの営業利益は28億ドル、純利益は24億ドル、希薄化後1株当たり利益(EPS)は1.46ドルだった。非GAAPベースの純利益は35億ドル、希薄化後EPSは2.09ドルとなった。

データセンター部門は97%増収、InstinctとEPYCが過去最高の売り上げ

7~9月期の最大の成長源はデータセンター部門だった。同部門の売上高は前年同期比97%増の85億ドルに達した。

サーバー向けプロセッサー「EPYC」の旺盛な需要に加え、GPU「Instinct MI450」シリーズの投入が寄与し、Instinct GPUとEPYC CPUはいずれも過去最高の売り上げを記録した。

AMDのリサ・スー会長兼最高経営責任者(CEO)は「データセンター部門の売上高が前年同期比でほぼ倍増し、7~9月期は過去最高の四半期業績を達成した。売上高は会社予想の上限を上回った」と述べた。

InstinctとEPYCに対する市場の需要は引き続き強まっており、「Helios」と次世代EPYC CPU「Venice」の生産規模の拡大に伴い、10~12月期は成長の勢いがさらに加速するとの見通しを示した。

データセンター事業の拡大は収益性にも表れた。7~9月期のGAAPベースの売上総利益率は54%、非GAAPベースでは56%だった。

ジーン・フー最高財務責任者(CFO)は、7~9月期は売上高が前年同期比45%増、非GAAPベースのEPSは74%増となったとして、「当社のビジネスモデルが大きな営業レバレッジを生んでいる」と説明。主な原動力はデータセンター事業の規模拡大だとした。 (関連記事: AMD、台湾供給網に100億ドル超を共同投資へ リサ・スー氏「世界唯一の半導体エコシステム」 | 関連記事をもっと読む )

その他の事業は明暗が分かれた。クライアント・ゲーミング部門の売上高は合計37億ドルで前年同期比8%減。このうちクライアント部門はノートPC向けプロセッサー「Ryzen」の販売がけん引し、7%増の29億ドルだったが、ゲーミング部門はセミカスタム製品とグラフィックスカードの売り上げ減少が響き、40%減の7億7300万ドルにとどまった。

最新ニュース
【新新聞】沈伯洋氏の集会の熱気は票になるか 陳培哲氏「最後は投票率次第」
USJ「ユニバーサル・クールジャパン 2027」に荒川弘氏の2大人気作が登場 『鋼の錬金術師』22年ぶり復活
京都・平安神宮で光と音楽の没入型イベント開幕 アンバサダーの高橋メアリージュン・ユウ姉妹ら魅力発信
台湾、来週は最低17度の所も 2波の北東季節風、9~10日は雨強まる
ポケモンGO、「ワイルドエリア2026」最新情報を公開 相棒ポケモンの記念背景表示やマックスバトルの新機能が登場
味の素、「ふわあま」でマヨネーズ市場に変革挑む ブランド30周年で体験型発表会を開催
倍率950倍の超人気企画!創業140周年の老舗うなぎ店「萬店」で鰻重食べ放題 最高記録は4杯完食
【現地取材】新大久保に「Morning Park Cafe」11月6日オープン 自家製パンや和素材のメニュー、予約制パウダールームも
東急不動産グループの「ROKU KYOTO」「鬼怒川渓翠」が3年連続でミシュランキーを獲得
米中間選挙、台湾系3候補がそろって当選 リュー、メン両氏再選、パン氏は初当選
米中間選挙、民主党が上下両院を奪還 共和党の「完全支配」崩れる
中国調査船が台湾EEZで不明機器を投入 民兵船4隻伴走、海巡署が退去要求
ファミマが親子スポーツ測定イベント開催 多田修平選手が走り方伝授、大谷翔平選手からのサプライズメッセージも
レゾナックが循環型経済説明会を開催 低炭素アルミや廃プラ再資源化で事業成長を目指す
米国の対台湾武器売却「保留」に潜む危険 専門家「1996年台海危機以上の事態も」
ADKグループが米Stagwellと3年間の戦略的業務提携を締結 IPの北米展開と多国籍ブランド支援を本格化へ
台湾「バラクーダ500」導入計画を見直し 米軍採用で商用ルート困難、代替候補に「Anthem」
日本最大規模の化学・プラント設備展「INCHEM TOKYO 2027」海外企業の出展募集を開始
DSEI Japan 2027が幕張メッセで過去最大規模の開催へ テーマはインド太平洋の強靭性と即応態勢の強化、スタートアップゾーン新設も
中国軍「攻撃21」、076型強襲揚陸艦「四川」で初の発着艦成功と発表 映像は未公開
【図解】習近平氏の権力は弱まったのか 5中全会後、専門家が軍事決定権の再集中を指摘
東京のヒルズ3施設でクリスマスイベント 11月5日から順次開催、本場ドイツの限定グルメやイルミネーションも
楽天が11月14日に「Rakuten AI Technology Conference 2026」を開催 AIによる能力拡張と社会変革を探究
スタジオツアー東京「マジカルウィンター」開催へ 大広間で寝転べる限定ナイトツアーや冬メニュー登場
NHK交響楽団、トゥガン・ソヒエフ氏の音楽監督就任を発表 2028年9月から3年契約
台湾映画の名作『両相好』デジタル修復版が東京国際映画祭で上映 84歳のワン・マンジャオ氏が撮影秘話を語る
第39回東京国際映画祭が閉幕 最高賞は『妹兄とマンホールの蓋』 成田凌が最優秀男優賞を受賞
【独占】日台共同製作ファンド「大日文創」、資金調達が目標の70%に 第1弾『桜花爛漫』は2028年撮影へ
米中間選挙、下院は民主党優勢 過半数獲得確率84%、上院は予測割れる
【図解】中国5中全会が台湾海峡に何をもたらすのか 陸委会「権力集中・経済不均衡・対台圧力」に警戒
パナソニック、AI向け電子材料に920億円 中国・タイでMEGTRON増産、台湾も世界5拠点の一角
JR東日本・西武鉄道が「ハリー・ポッター」とコラボ 魔法生物を描いたE7系新幹線運行へ、スタンプラリーも開催
東京駅周辺のエリアマネジメント3団体、11月11日に合同清掃「キラピカ作戦」を実施へ
中国、台湾へのAPEC招待状をメール送付 「慣例と異なる」台湾側が抗議、平等待遇求める
米中間選挙、共和党は議会多数派を守れるか 下院は民主党優勢、上院は6州で接戦
韓国人気ファッション「MUSINSA」が大阪・梅田に登場 5日間で2万人超が来場、限定特典も
台湾・台北市長選、蒋万安氏52%・沈伯洋氏40.7% 討論会後のETtoday調査で11.3ポイント差
シドニー発の人気コーヒー「Single O」が新ロゴ発表、東京5店舗で広がるオーストラリアの日常とサステナビリティ
地下鉄サリン事件から31年、後継団体に今も約1600人 公安調査庁が9回目の観察処分更新請求
第12回日台交流サミット、名古屋で開催 頼清徳総統「運命共同体」を強調、神戸市議が中国側の圧力を指摘
ハルメク「パーソナライズおせち」を提案 個食志向捉え過去最高売上10億円、新商品「奏」や1人前「さくら」展開
【コラム】中間選挙後、トランプ氏は本当に「レームダック」になるのか 共和党はすでに2028年へ
日台交流の鍵は「地方外交」 野嶋剛氏、観光・半導体・災害支援の広がりを指摘
米中間選挙、なぜ大統領与党は苦戦するのか トランプ氏は低支持率、戦後の例外は2回だけ
味の素が「ピュアセレクト」30周年で新体験イベント マヨネーズを主役に六本木で開催へ
JR東日本が広域品川圏で「みむろ杉」美酒美食ホッピング開催へ 限定新酒が当たるデジタルスタンプラリーも実施
米中間選挙きょう投票 8割が生活費対策を優先、7割がイラン戦争終結求める
日台交流サミット歓迎交流会、名古屋で開催 古屋圭司氏が「台湾」表記是正の成果を報告
東京国際映画祭で台湾映画が存在感 女性監督4作品やコンペ入選作など多彩な魅力を発信
FPCJ創立50周年記念レセプション開催 児玉理事長「自由で責任あるメディアの伴走者に」 堀井外務副大臣も祝意