中国軍「攻撃21」、076型強襲揚陸艦「四川」で初の発着艦成功と発表 映像は未公開

2026-11-04 13:11
中国人民解放軍は、ステルス無人機「攻撃21(GJ-21)」が076型強襲揚陸艦「四川」で初の発着艦に成功したと発表した。写真は、GJ-21が「四川」の飛行甲板上にあるとして中国のSNS「微博(ウェイボー)」で拡散した画像。(微博)
中国人民解放軍は、ステルス無人機「攻撃21(GJ-21)」が076型強襲揚陸艦「四川」で初の発着艦に成功したと発表した。写真は、GJ-21が「四川」の飛行甲板上にあるとして中国のSNS「微博(ウェイボー)」で拡散した画像。(微博)

中国人民解放軍の公式アカウントは2026年10月30日、ステルス偵察・攻撃型無人機「攻撃21(GJ-21)」がこのほど、076型強襲揚陸艦「四川」(艦番号51)で初の発着艦に成功したと発表した。

しかし、米軍事メディア『ザ・ウォー・ゾーン(The War Zone)』と米航空メディア『ジ・アビエイショニスト(The Aviationist)』は、発着艦の様子を示す公式映像は現在まで公開されていないと報じている。『ザ・ウォー・ゾーン』はさらに、試験がいつ、どこで行われたのか、発着艦が何回実施されたのかについても明らかになっていないと指摘した。

解放軍側は何を発表したのか

『ジ・アビエイショニスト』によると、人民解放軍の公式アカウント「中国軍号(China Military Bugle)」はXへの投稿で、「攻撃21」を中国初の「艦載型ステルス偵察・攻撃型無人機」と位置付けた。

また、今回の発着艦について、中国の強襲揚陸艦開発における「さらなる重大な突破」であり、中国海軍が大型の海上作戦プラットフォームから固定翼ステルス無人機を運用する能力を備えたことを示していると主張した。

投稿ではさらに、「四川」が自動着艦誘導システム、新型の統合電力システム、電磁式カタパルト、アレスティング・ギア(着艦制動装置)を備え、固定翼無人機、ヘリコプター、水陸両用装備を運用できるとしている。

この情報は新華社通信や『環球時報』が先に報じ、その後、中国国防部(国防省)や人民解放軍の公式アカウントも発表した。

『ザ・ウォー・ゾーン』によると、現在まで「攻撃21」の試験の様子を示す公式写真や動画は公開されていない。発着艦がいつ、どこで実施されたのかについても、中国の国営メディアは説明していない。

「攻撃21」が陸上基地から離陸する様子はこれまでに撮影されているが、「四川」での実際の発着艦を視覚的に確認できる資料は、現時点で公開されていない。10月上旬には、「攻撃21」が「四川」から発進したとの未確認情報もソーシャルメディア上で流れていた。

一方、衛星画像はいくつかの手がかりを示している。

『ザ・ウォー・ゾーン』が米プラネット・ラボ(Planet Labs)の衛星画像を確認したところ、「四川」は10月13日時点では上海の滬東中華造船所の岸壁に停泊していたが、4日後にはその場所から姿を消していた。出港時期は明らかになっておらず、造船所に戻ったのは10月26日ごろとみられている。

同メディアが入手したVantorによる10月30日撮影の衛星画像では、「四川」は岸壁に停泊しており、岸壁には「攻撃21」、またはそのモックアップとみられるものも置かれていた。 (関連記事: 陸文浩氏の見解:中国軍初の電磁カタパルト搭載076型強襲揚陸艦「四川」、11月以降に海上試験へ | 関連記事をもっと読む )

「攻撃21」の艦載化に向け進められてきた試験

『ジ・アビエイショニスト』は、「攻撃21」のベースとなった陸上型GJ-11が2019年の軍事パレードで初めて公開され、2025年11月には公式映像でJ-20(殲20)、J-16(殲16)戦闘機とともに飛行する様子が初めて公開されたと報じている。

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