女性誌販売部数ナンバーワンを誇る50代からのシニア女性向け定期購読誌「ハルメク」の発行や通信販売事業などを展開する株式会社ハルメクは、2027年新春に向けた「ハルメクのおせち」の本格展開を進めている。
現在のおせち市場は、食品メーカーのみならず小売各社、百貨店、コンビニエンスストアなどが相次いで参入し、競争が激化する一方で市場全体は横ばい傾向が続いている。
こうした市場環境の中、ハルメクは50代以上の女性を主要顧客として位置づけ、読者の声をもとに開発したオリジナルおせちを2006年から販売し続け、今年で発売21年目を迎える。
これまでの累計販売台数は50万台を突破し、2026年新春向け商戦では前年比108%となる過去最高の売上10億円を記録するなど、同社通販の食品カテゴリーにおける中核商品へと成長を遂げている。
少人数世帯で高まる「1人前おせち」の需要
近年の少人数世帯の増加や個食志向の高まりを背景に、シニア家庭を中心に「ひとりでも美味しいおせちを楽しみたい」「家族それぞれが自分のペースで食べたい」といった要望が急速に高まっている。
ハルメクではこうした生活様式の変化にいち早く対応し、昨年は従来3段重が定番であった「福寿」シリーズにおいて、1段ずつ個別に楽しめる2段重「銘々重」の2人前商品を展開して前年比約2.2倍の売上を記録した。
また、少人数および個食需要に合わせて一昨年から展開を開始した1人前用スタンダードおせち「彩」(8,300円、税込)も、引き続き好調な販売推移を維持している。
2027年は「パーソナライズおせち」を提案
こうした背景を受けて、ハルメクは2027年新春のテーマに「パーソナライズおせち」を掲げ、現代のシニア世帯における新しい正月の過ごし方を提案している。
「夫婦2人だから少しずつ色々なメニューを食べたい」「子ども家族が来るが取り分けるのは気を使う」「子どもたちが帰省するタイミングがバラバラである」といった読者の切実な声を踏まえ、今年度は和洋の高級食材を詰め合わせた「プラチナおせち『さくら』」(1人前14,400円、税込)に待望の1人前商品を新投入した。
さらに、大好評を得た「銘々重」を福寿シリーズの家族向けとなる4人前用(38,000円、税込)にも拡大したほか、3種のお重から好みに合わせて自由に組み合わせができる早期限定の「組み合わせおせち『奏(かなで)』」(1台8,600円、税込)や、お酒に合わせて選べるおつまみ重などの新商品も投入された。
読者の声を反映した商品開発、1人前の受注が大幅増
ハルメクのおせち開発は、主原料の産地厳選や合成着色料・合成保存料の不使用、出汁の旨味を活かした薄味仕立てを一貫して徹底している点が大きな特徴である。 (関連記事: ロイヤルが「和洋折衷おせち2027」の予約販売を9月30日より開始 洋食を二段に拡充し限定2100個で展開 | 関連記事をもっと読む )
毎年1月の購入者アンケートから開発に着手し、東京と大阪で計106名の読者を招いた読者試食会での厳格な審査を経てメニュー改良を重ねる「読者参加型」のモノづくりを最大の強みとしている。












































