公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)の創立50周年を記念するレセプションが29日夜、都内で開催された。
1976年10月1日の設立以来、半世紀にわたり外国メディアへの情報提供や取材支援を通じて日本と世界の相互理解に貢献してきた同センターの歩みを祝うため、外務省関係者をはじめ、メディア、政財界などから多数の出席者が集まった。

FPCJ創立50周年、児玉理事長がメディアの役割を強調
冒頭の挨拶に立ったFPCJの児玉和夫理事長は、半世紀の歴史を支えてきた外務省、日本新聞協会、経団連、外国メディアや取材協力者など、すべての関係者に心からの感謝を表明した。
FPCJは50周年の節目を記念し、過去の軌跡を振り返り今後の指針とする「当センター50年史」を編纂して公式ウェブサイト上に公開したほか、これまで縁のあったジャーナリストから寄せられた多数の祝賀メッセージも掲載していると紹介した。

児玉理事長は、今月1日に同センターが主催した「激変する世界とジャーナリズム、グローバルサウスと日本、国際秩序の再構築をどう捉え応じるか」をテーマとする国際ジャーナリスト会議に言及。
戦後80年以上にわたり築かれてきた国際秩序が揺らぐ中、公正かつ持続的な平和をもたらす秩序を再構築するためには民主主義を鍛え強化する必要があると指摘した。

その上で、神学者ラインホルド・ニーバーの格言を引き合いに出しながら、民主主義を守る上で自由かつ責任あるメディアの役割は決定的に重要であると強調し、FPCJは内外メディアの伴走者として今後も日本と世界の架け橋を務めると決意を語った。

堀井外務副大臣、生成AI時代の偽情報対策に言及
続いて来賓として登壇した堀井巌外務副大臣は、外務省を代表して創立50周年への祝意を述べた。
堀井副大臣は、FPCJが半世紀にわたり外国報道関係者に対して迅速かつ正確な情報を提供し、日本政府や自治体、企業と外国メディアをつなぐ多面的な取材活動を支えてきた実績は、日本と国際社会との相互理解の土台そのものであると称賛し、歴代関係者の尽力に深く敬意を表した。

さらに堀井副大臣は、先日の国際ジャーナリスト会議でも議論された情報環境の劇的な変化に触れ、生成AIやソーシャルメディアの発展が情報伝達のスピードを飛躍的に高めた一方で、偽情報や誤情報の拡散といった新たな課題をもたらしていると指摘した。 (関連記事: FPCJ創立50周年、外国メディアの日本取材を写真で振り返る 東京で記念展、30日まで | 関連記事をもっと読む )
情報が氾濫する現代だからこそ、何が事実であり何が信頼できる情報なのかを見極めることがかつてないほど重要になっていると訴えた。














































