【独占】日台共同製作ファンド「大日文創」、資金調達が目標の70%に 第1弾『桜花爛漫』は2028年撮影へ

大日文創は、台湾メディア『風傳媒(ストームメディア)』の独占取材に対し、第1号ファンドの資金調達が目標額の70%に達したことを明らかにした。また、第1弾の投資作品となるドラマ『桜花爛漫』の2028年の撮影開始予定や、今後の投資戦略についても説明した。(大日文創提供)
大日文創は、台湾メディア『風傳媒(ストームメディア)』の独占取材に対し、第1号ファンドの資金調達が目標額の70%に達したことを明らかにした。また、第1弾の投資作品となるドラマ『桜花爛漫』の2028年の撮影開始予定や、今後の投資戦略についても説明した。(大日文創提供)

日台共同製作に特化した映像ファンド「大日文創(DAILY CAPITAL)」が、東京で開催されたコンテンツマーケット「TIFFCOM」で設立を発表した。大日文創はその後、台湾のニュースメディア『風傳媒(ストームメディア)』の独占書面取材に応じ、第1号ファンドの資金調達状況や今後の投資戦略について明らかにした。

同ファンドは、1億台湾ドル(約5億円)の資金調達を目指しており、すでに目標額の70%に達しているという。出資者の大半は台湾のエンジェル投資家で、順調な資金調達を背景に、今後2年以内に投資を本格化させる方針だ。

大日文創は風傳媒の独占取材に対し、第1号ファンドの募資が70%に達したと明かし、第1弾ドラマ『桜花爛漫』の2028年撮影開始や今後の投資戦略を提示した。大日文創
大日文創は、台湾メディア『風傳媒(ストームメディア)』の独占取材に対し、第1号ファンドの資金調達が目標額の70%に達したことを明らかにした。また、第1弾の投資作品となるドラマ『桜花爛漫』の2028年の撮影開始予定や、今後の投資戦略についても説明した。(大日文創提供)

日台共同製作ファンドが資金調達70%達成 配信市場の変化に対応した投資戦略

大日文創は、動画配信プラットフォームによるコンテンツ調達の仕組みが、高額な買い切り方式から、地域ごとのライセンス契約やプリセール(事前販売)へと移行しつつある業界動向を踏まえ、新たな投資戦略を進めている。

企画の製作可否を判断する初期段階から販売戦略を組み込み、配信プラットフォームとの継続的な対話を重ねる方針だ。

具体的には、市場での訴求力を持つ出演者や、国際映画祭での受賞歴を持つ主要クリエイティブ陣、国境を越えて展開できるIP(知的財産)を組み合わせた国際共同製作体制を構築する。

これにより、企画準備の段階から複数の地域で視聴者を獲得するための基盤を整え、配信プラットフォームやコンテンツバイヤーのリスクを抑えながら、投資価値の高い案件として提案していく考えだ。

1作品当たりの出資比率は5~10% 主幹投資家と共同投資家の役割を使い分け

今後の投資については、作品ごとのストーリーや製作規模に応じて判断する方針だ。

1作品当たりの出資比率は、総製作費の5~10%程度を目安とし、投資リスクの分散と資金運用の効率化を図る。

大日文創が主導する日台共同製作プロジェクトでは、リードインベスター(主幹投資家)として出資するだけでなく、著作権や配給権の活用にも深く関与する。

一方、その他の有力な企画には共同投資家として参画し、台湾や日本の民間投資家、機関投資家からの資金を呼び込む役割を担う考えだ。

第1弾ドラマ『桜花爛漫』は2028年撮影開始へ 嘉義・阿里山の林業を舞台に日台共同製作

第1弾の正式な投資案件として選ばれたのは、1930年代の台湾・嘉義と阿里山の林業を舞台に、国境を越えた葛藤を描くドラマ『桜花爛漫』だ。

大日文創によると、選定の決め手となったのは、コロナ禍後も混乱と再編が続く現代において、国家や民族の枠組みを超えた普遍的な「家」の価値を描いている点だという。

また、激動する世界の中で、言語や文化の違いを越えて温もりや共生を求める人々の姿を描くことも、同作を評価した重要な理由だと説明した。

製作にあたっては、出演者だけでなく、複数の製作部門で日本の著名なクリエイティブチームと連携する予定だ。 (関連記事: 日台共同製作特化の映像ファンド「大日文創」が設立 約5億円募集を計画、第1弾投資作はドラマ『桜花爛漫』 | 関連記事をもっと読む )

日本国内での撮影も全体の相当部分を占める計画で、2028年のクランクインを予定しているという。

最新ニュース
米中間選挙、下院は民主党優勢 過半数獲得確率84%、上院は予測割れる
【図解】中国5中全会が台湾海峡に何をもたらすのか 陸委会「権力集中・経済不均衡・対台圧力」に警戒
パナソニック、AI向け電子材料に920億円 中国・タイでMEGTRON増産、台湾も世界5拠点の一角
JR東日本・西武鉄道が「ハリー・ポッター」とコラボ 魔法生物を描いたE7系新幹線運行へ、スタンプラリーも開催
東京駅周辺のエリアマネジメント3団体、11月11日に合同清掃「キラピカ作戦」を実施へ
中国、台湾へのAPEC招待状をメール送付 「慣例と異なる」台湾側が抗議、平等待遇求める
米中間選挙、共和党は議会多数派を守れるか 下院は民主党優勢、上院は6州で接戦
韓国人気ファッション「MUSINSA」が大阪・梅田に登場 5日間で2万人超が来場、限定特典も
台湾・台北市長選、蒋万安氏52%・沈伯洋氏40.7% 討論会後のETtoday調査で11.3ポイント差
シドニー発の人気コーヒー「Single O」が新ロゴ発表、東京5店舗で広がるオーストラリアの日常とサステナビリティ
地下鉄サリン事件から31年、後継団体に今も約1600人 公安調査庁が9回目の観察処分更新請求
第12回日台交流サミット、名古屋で開催 頼清徳総統「運命共同体」を強調、神戸市議が中国側の圧力を指摘
ハルメク「パーソナライズおせち」を提案 個食志向捉え過去最高売上10億円、新商品「奏」や1人前「さくら」展開
【コラム】中間選挙後、トランプ氏は本当に「レームダック」になるのか 共和党はすでに2028年へ
日台交流の鍵は「地方外交」 野嶋剛氏、観光・半導体・災害支援の広がりを指摘
米中間選挙、なぜ大統領与党は苦戦するのか トランプ氏は低支持率、戦後の例外は2回だけ
味の素が「ピュアセレクト」30周年で新体験イベント マヨネーズを主役に六本木で開催へ
JR東日本が広域品川圏で「みむろ杉」美酒美食ホッピング開催へ 限定新酒が当たるデジタルスタンプラリーも実施
米中間選挙きょう投票 8割が生活費対策を優先、7割がイラン戦争終結求める
日台交流サミット歓迎交流会、名古屋で開催 古屋圭司氏が「台湾」表記是正の成果を報告
東京国際映画祭で台湾映画が存在感 女性監督4作品やコンペ入選作など多彩な魅力を発信
FPCJ創立50周年記念レセプション開催 児玉理事長「自由で責任あるメディアの伴走者に」 堀井外務副大臣も祝意
熊本・天草に日本初となるイルカ専門の水中・水上没入型クルーズ「Dolphin Safari」誕生へ
Chilli Beans.、3rdアルバムリード曲「princess」MVを11月4日プレミア公開決定 ハロウィン限定ティーザーも配信へ
フォーカルポイント、次世代ウェアラブルAI指輪「Vocci」のクラウドファンディングを日本国内で開始
福岡ソフトバンクホークス、2027年度パフォーマンスチームの新メンバー募集 福岡・東京・台北でオーディション開催
ALSを公表した台湾ミュージシャン・チーガー 11月25日に台北で一夜限りの特別公演開催へ
台北市長選テレビ討論 蒋万安市長に国民党内から高評価 沈伯洋氏対策を徹底、趙少康氏も助言
A5和牛を気軽に楽しめる「大衆焼肉しんすけ 渋谷店」が11月2日にオープン 非冷凍の生タンや生ハラミも提供
台北市長選テレビ討論 沈伯洋氏「自分が何をするかを伝えたい」 蒋万安市長の「レッテル貼り」に不満
森万里子の24年ぶり国内大規模個展が森美術館で開幕 30年の軌跡と新作など40点を紹介
コジマプロダクション設立10周年記念展「BEYOND THE STRAND」が麻布台ヒルズで開幕
【台湾世論調査】討論会評価は沈伯洋氏47%、蒋万安市長40% 支持率は蒋氏46%で4ポイントリード
台湾の現代アートが東京の夜を彩る 有用主張・廖建忠・李亦凡が「六本木アートナイト2026」に出展
長谷部誠氏がコンディショニング習慣や独自のルーティンを明かす TENTIALトークイベントに登壇
【インタビュー】「戦犯」扱いの趙少康氏「それなら私が責任を取る」 支持層の沈黙に「国民党の親中路線」を指摘
沈伯洋氏の「洋流」が蔣万安市長を猛追 民衆党の若年支持層も流出、苦悩する柯文哲氏
【乳がん医療の現場④】乳房を切らない治療を求めて BNCTを選んだ女性の決断、約1年後にしこりが9ミリから2ミリに
東京国際映画祭で「DFF」トークショーと記者会見開催 ケイト・ブランシェットや役所広司らが登壇
習近平氏はなぜ後継者を決めないのか 鄧小平にはあった「やり直す余裕」、権力集中が生む継承のジレンマ
ミルウォーキー・ブルワーズが球団史上初のワールドシリーズ制覇 記念公式グッズの販売を開始
孔子学院を「国家安保上の脅威」に指定 米戦争省「30大学で80組織が別名で活動」
沈伯洋氏へのインタビューで「戦犯」視された趙少康氏 「論評に立場はあっても、報道は公平に」
米陸軍新作戦指針に「台湾」シナリオ 舞台はフィリピン、対中国戦で「96時間ATOは機能せず」
【コラム】サムスン最高益でも株価急落 TSMCが支える台湾株、AI好況に潜む「3年後」のリスク