第39回東京国際映画祭、中島健人らが会見 日台共同製作や日本映画の強み、映画館減少の課題を語る

第39回東京国際映画祭のメディア向け質疑応答では、中島健人氏の映画への思いや日台共同製作の展望、映画館減少をめぐる課題などについて、映画人らが幅広く語った。(黃信維撮影)
第39回東京国際映画祭のメディア向け質疑応答では、中島健人氏の映画への思いや日台共同製作の展望、映画館減少をめぐる課題などについて、映画人らが幅広く語った。(黃信維撮影)

10月1日に開催された第39回東京国際映画祭のラインナップ発表記者会見では、フェスティバル・ナビゲーターの中島健人氏、コンペティション部門に選出された池田暁監督、三島有紀子監督、山本英監督、そして市山尚三プログラミング・ディレクターと久松猛朗フェスティバル・ディレクターによる活発な質疑応答が行われた。

第39回東京国際映画祭のメディア質疑応答では、中島健人の映画愛や日台共同製作の展望から映画館減少の課題まで、映画人たちの熱い生の声が幅広く語られた。黃信維
第39回東京国際映画祭のメディア向け質疑応答では、中島健人氏の映画への思いや日台共同製作の展望、映画館減少をめぐる課題などについて、映画人らが幅広く語った。(黃信維撮影)

中島健人「映画は人生を拡張してくれる場所」

中島氏は東京国際映画祭のイメージについて、「東京と世界が映画を通して繋がる場所であり、俳優や映画好きが一挙に集まり会話を弾ませて時を豊かにしている」と語った。

会見の印象についても、「皆がワクワクしつつ、問題提起に対してディスカッションしており、役者として刺激を受けた」と述べた。

フェスティバル・ナビゲーター就任については、「ギラギラのアイドルでいいのかと思ったが、米国アカデミー賞などで日本映画の尊さを改めて感じているため、とても嬉しい」と喜びを表現した。

また、映画について「自分が生きられなかった時代や知らなかった青春を過ごせる、人生を拡張してくれる場所」と表現。海外作品に日本人一人で臨み、行き詰まった経験を振り返りながら、「良い作品を作ろうという世界中の俳優の気持ちは繋がっている」と映画の力を強調した。

映画祭期間中の抱負としては、映画人たちとの談義を深めるとともに、「味わえなかった青春を求めてラブストーリーを探す旅に出たい」と語った。

第39回東京国際映画祭のメディア質疑応答では、中島健人の映画愛や日台共同製作の展望から映画館減少の課題まで、映画人たちの熱い生の声が幅広く語られた。黃信維
第39回東京国際映画祭のメディア向け質疑応答では、中島健人氏の映画への思いや日台共同製作の展望、映画館減少をめぐる課題などについて、映画人らが幅広く語った。(黃信維撮影)

池田暁、三島有紀子、山本英監督が語る東京国際映画祭

各監督からは、東京国際映画祭への思いや作品の魅力が語られた。

映画祭の印象について、池田監督は「街と映画が言い表せないほど繋がっており、合間に食事や散歩をするのが印象的」と話した。

三島監督は「毎年入り浸っており、過去の上映が世界に繋がり、田中絹代監督のトークでは女性から大きな反響があった」と振り返った。

山本監督は「TIFFティーンズで子どもたちが作った映画の公開に関わるなど、観客として親しみがある」と語った。

第39回東京国際映画祭のメディア質疑応答では、中島健人の映画愛や日台共同製作の展望から映画館減少の課題まで、映画人たちの熱い生の声が幅広く語られた。黃信維
第39回東京国際映画祭のメディア向け質疑応答では、中島健人氏の映画への思いや日台共同製作の展望、映画館減少をめぐる課題などについて、映画人らが幅広く語った。(黃信維撮影)

台湾・金門島で撮影 池田暁監督が日台共同製作を語る

作品に込めた思いについて、池田監督は「台湾の金門島で撮影し、種族の違う生き物を育てる実話ベースの物語を通じて、人間の愛情の懐の深さを描いた」と説明した。

三島監督は、「絵を描けない主人公が男友達と三つの夜を過ごす中で世界と繋がる物語で、コロナ禍に『この世界の終わりの日が来たら何したい』と考えたことが出発点」と明かした。

山本監督は、「韓国と日本の間で運命が変わってしまう二人の女性の日常を大切に撮り、唐田えりか氏とジオン氏の演技が素晴らしい」と作品をアピールした。 (関連記事: 第39回東京国際映画祭、全ラインナップ発表 中島健人がナビゲーター、台湾特集・日台合作も | 関連記事をもっと読む )

初めて映画祭に参加する人に向けた作品選びのヒントについて、池田監督は「馴染みのない国の映画を適当に選んでハシゴする」、三島監督は「役者の表情や直感を信じる」、山本監督は「知らない監督の作品を2本以上観て、合わさる感覚を楽しむ」と、それぞれ独自のアドバイスを送った。

第39回東京国際映画祭のメディア質疑応答では、中島健人の映画愛や日台共同製作の展望から映画館減少の課題まで、映画人たちの熱い生の声が幅広く語られた。黃信維
第39回東京国際映画祭のメディア向け質疑応答では、中島健人氏の映画への思いや日台共同製作の展望、映画館減少をめぐる課題などについて、映画人らが幅広く語った。(黃信維撮影)
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