米航空宇宙大手ボーイングは、米海軍の次世代ステルス戦闘機「F/A-XX」の設計、製造、納入に関する総額200億ドルの契約を獲得した。
F/A-XXは、現行の主力戦闘機「F/A-18スーパーホーネット」の後継機として配備される計画で、ボーイングにとっては米空軍の第6世代戦闘機「F-47」の受注に続く大型契約となる。
ボーイングのスティーブ・パーカー社長兼最高経営責任者(CEO)は、将来戦闘機の複数のフランチャイズ計画を同時に遂行する能力と態勢が整っていると表明した。
米軍、AIM-120増産やF-15EX追加調達も
米軍では、装備拡充に向けた調達が相次いでいる。
米国はRTX傘下のレイセオンに対し、AIM-120先進中距離空対空ミサイルの増産を目的として、5年間で207億ドルを投じる契約を締結した。
また、ボーイングにはF-15EX戦闘機22機を追加発注し、総発注機数は120機となった。
米海兵隊向けの全地球規模の衛星通信サービスについては、最大3億7000万ドルで米ヴィアサットを事業者に選定した。
無人装備の分野では、米海軍が中型無人水上艇の導入に向け、米ルイジアナ州の企業3社と、それぞれ10隻の建造契約を締結している。
英国やベルギー、ドイツも防衛投資を拡大
欧州やアジアでも、装備調達や防衛投資の動きが進んでいる。
英国ではジョン・ヒーリー財務相が、リバプールで開かれた労働党大会で、スコットランドのクライド海軍基地に整備する3基の潜水艦用浮ドックに60億ポンドを投じると表明した。
英ロールス・ロイスも、英国内の製造拠点に3億ポンドを追加投資する方針を示した。
ベルギーは、ノルウェーのコングスベルグに地対空ミサイルシステムを100億ノルウェークローネで発注した。
ドイツはF125フリゲート艦の防空ミサイルとしてディール・ディフェンスの艦載型を選定したほか、小型無人機の競争調達を開始した。
アジアでは、タイがチャイセリ製の8×8水陸両用装甲車7両を追加調達し、スウェーデンはパトリア製の装軌式水陸両用装甲車を発注している。
NATOや欧州、防衛産業基盤と無人技術を強化
防衛産業基盤や無人技術の強化に向けた取り組みも活発化している。
北大西洋条約機構(NATO)の国防イノベーション推進組織は、支援対象企業と投資家を結びつける第1弾の投資家リストを発表し、2027年から宇宙能力の目標設定を進める方針を打ち出した。
欧州防衛機関は、2030年に向けた欧州の防衛態勢の進捗を評価する初の年次報告書をまとめた。
無人地上車両の分野では、英バブコックが中小企業と共同製造契約を締結したほか、デンマーク軍は運用知見の蓄積を目的に、ドロプラから4×4無人地上車両9台を取得した。
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編集:梅木奈実













































