国内最大規模の国際防衛・安全保障展示会「DSEI Japan 2027」が、2027年4月28日から30日までの3日間、千葉市の幕張メッセで開催されることが決定し、主催者より報道用基礎資料が公表された。
第4回を迎える今回の全体テーマは「インド太平洋における強靭性と即応態勢の強化 ~革新と産業連携の推進を通じて~」に設定され、航空、陸上、海上、宇宙、サイバー・セキュリティの全領域を網羅する統合型展示として、過去最大規模での開催が計画されている。
過去最大規模へ、世界各国の防衛企業が集結
DSEI Japanは、英国で発展した国際防衛展示会「DSEI」のグローバルネットワークを日本およびインド太平洋地域に接続する場として、2019年に国内で初開催された。
2023年の第2回(参加者8432人、78カ国・地域から292社・団体)を経て、2025年の第3回では参加者総数1万3000人超、出展者470社・団体超、30以上の国・地域、VIP来場者1100人超を記録するなど規模を拡大させている。
実行委員会会長には元防衛事務次官の西正典氏が就き、副会長を岩崎茂氏、渡辺秀明氏、鈴木英夫氏、石川武氏が務める。防衛省・自衛隊や防衛装備庁をはじめ、外務省、経済産業省、警察庁、総務省、国土交通省、内閣官房サイバーセキュリティ戦略本部などが後援に名を連ねる。
次期戦闘機や最新装備、スタートアップ技術も紹介
展示会場では、完成品メーカーから部品・素材、ソフトウェア、通信、試験計測、運用支援まで、防衛サプライチェーンを担う国内外の企業が幅広く出展する。
防衛省・自衛隊および防衛装備庁のブースでは最新装備品や技術的取り組みが紹介される予定で、2025年実績ではレールガンや12式地対艦誘導弾能力向上型、戦闘支援型多目的USV、島嶼防衛用高速滑空弾、車両搭載高出力レーザー実証装置などが展示された。
また、日本、イギリス、イタリアの3カ国が共同推進する次期戦闘機開発「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」の展示も継続される。
さらに、前回まで「ジャパニーズ ニューカマーゾーン」として展開していたエリアを「ディフェンス スタートアップゾーン」へとリニューアルし、防衛・安全保障分野への新規参入を目指すスタートアップや民生先端技術を持つ企業の発信拠点として機能を強化する。
海外からは、前回実績である英米仏独伊やウクライナなど13の国際パビリオンと同様、各国の産業基盤や先端技術が集約される見通しだ。
AI・宇宙・ドローンなど先端技術の展示を拡大
2027年展においては、特にAI、宇宙、ドローン・無人システムの展示拡大が見込まれている。無人航空機(UAV)や陸上・海洋・水中の無人機、自律制御技術に加え、それらを検知・追跡・無力化する対無人航空機システム(C-UAS)の重要性が高まっている。
また、通信やデータを守るサイバーセキュリティや重要インフラ防護、衛星通信や測位、宇宙状況把握(SDA)といった宇宙利用技術、予知保全や3Dプリンティングによる兵站・サプライチェーンの強靭化など、過酷な安全保障環境において継続的な即応態勢を支えるデュアルユース技術や領域横断的なシステム連携が主要な論点として取り上げられる。
国際会議や商談を通じて防衛産業の連携を促進
会期中は展示と並行して、安全保障戦略や国際共同開発、サプライチェーン強靭化、防衛産業政策、人材戦略などを多角的に議論する有料カンファレンスや各種セミナーが開催される。前回2025年には内閣総理大臣や防衛大臣が登壇した実績を持つ。
また、同盟国・同志国の国防省関係者らを招待し、出展企業との商談や面談を事前調整する独自の「VIPデリゲーションプログラム」も展開され、官民の対話や多国間協議が支援される。
主催を担う英Clarion Eventsは1947年創業の世界的イベント主催企業で、同社の防衛・安全保障部門であるClarion Defence & Securityはロンドンでの旗艦展「DSEI」をはじめ、世界各国で専門展示会を多数手掛けている。
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編集:小田菜々香












































