海巡署は本日(14日)、早朝、第三巡防区が新北市消防局から通報を受け、中国籍を自称する1名が後坑渓の河口で自首した。海巡人員が6時50分に現場に到着した際は、レーダー航跡図の再生では不明な航跡は発見されなかった。初期の事情聴取によると、この中国籍の人物の来台目的は中国本土で負債があり、台湾で新しい生活を始めたいと考えたためだという。現在、検察機関が捜査を行っている。
海巡署の説明によると、今朝6時30分、北部分署第三(桃竹)巡防区が新北市消防局から通報を受け、中国籍を自称する1名が後坑渓の河口で自首したとのことだった。6時50分に海巡人員が現場に到着すると、海岸から約100メートルの地点にゴムボートを発見。7時04分、海巡と消防の人員が共同でゴムボート上の人物を支え上陸させた。深刻な脱水症状が見られたため、直ちに救急車で病院に搬送、人道的治療を行った。
海巡署によると、このゴムボートの長さは3.6メートルで、目標が小さすぎること、また低速で航行または漂流していたため、レーダーで検知できなかったという。レーダーの記録を再生しても不明な航跡は発見されず、赤外線熱画像装置がなければ小型の目標を検知できないとのことだ。海巡署は現在、赤外線熱画像装置などの監視・偵察設備の全面的な設置、無人機の充実、新型艦艇の建造という3つの大規模計画を進めており、将来的に偵察能力が大幅に向上する見込みだ。初期の事情聴取によると、この中国国籍者の来台目的は中国本土で負債があり、台湾で新しい生活を始めたいと考えたためだという。現在、この事案は検察機関に報告され、捜査が行われている途中だ。
これは、6月に人民解放軍の背景を持つ中国籍男性の阮芳勇が高速ボートで淡水河口に侵入して以来、再び中国国籍の人物が自首の意思を表明して船で台湾に来たという事件だ。事態は重大であり、今日のこの中国人の動機や背景、そして中国のどこから台湾に渡ってきたかについては、現在もなお調査中である。
編集:佐野華美
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