「国民的男神」妻夫木聡、台湾観光大使に抜擢
台湾交通部観光局は4日、日本市場向け台湾観光イメージキャラクターとして、人気俳優の妻夫木聡さん(43)を起用したと発表した。周永暉局長が直接、観光局のマスコットキャラクター「OhBear」と「HiBear」のぬいぐるみを贈呈し、歓迎の意を表した。
「毎回太るのが心配」妻夫木さんが語る台湾グルメへの愛
妻夫木さんは『ジョゼと虎と魚たち』や『悪人』などの作品で26年にわたり第一線で活躍し続けている。今回初めて台湾観光大使を務めるにあたり、「台湾が大好きで、個人的に10回以上訪れています」と語った。さらに、「旅行で一番気になるのは食事です。台湾には本当においしい料理が多すぎて、毎回太ってしまうのではないかと心配になるほどです」と、台湾グルメへの愛着を笑顔で語った。
「ビービービービー!台湾!好奇心いっぱいの旅へ!」
観光局は昨年、コロナ禍後の観光復興策として20〜39歳の若い女性をターゲットに「ビービービービー!台湾!好奇心いっぱいの旅へ!」というキャッチフレーズを展開し、好評を博した。今年は妻夫木さんを起用し、「やりたいことぜんぶ!」というメッセージを加えて、20〜39歳の男性や40歳以上の男女にも訴求力のあるキャンペーンを展開する。
「台湾に長期滞在したい」妻夫木さんの熱い思い
記者会見で妻夫木さんは、「過去10回以上台湾を訪れ、金馬映画祭への参加や仕事で来台したことがあります。映画撮影で1ヶ月以上滞在し、台湾の生活に深く溶け込んだ経験もあります」と語った。「台湾の景色、料理、そして出会った人々の温かさに、とても良い印象を持っています。長期滞在したいと思うほどです」と、台湾への愛着を熱く語った。
朝市グルメから阿里山茶摘みまで、多彩な台湾体験
今回の6日間の台湾滞在で、妻夫木さんは台湾各地を巡った。長年の夢だった台湾式朝市の朝食を堪能し、阿里山の茶畑で茶摘みや製茶体験をした。さらに、日月潭では自らボートを操縦して湖の絶景を楽しみ、宜蘭ではエビ釣りに挑戦するなど、台湾の庶民的な娯楽も体験した。
観光局は11月から日本のテレビメディア、インターネット、交通広告、屋外広告などで新しい広告を展開する予定だ。また、複数の対面型消費者イベントも計画しており、日本の人々の台湾への関心を高め、実際の訪台につなげたいとしている。編集/高畷祐子
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