「習近平は優れた指導者」トランプ氏が持論 米人気番組で台湾半導体産業を痛烈批判

共和党の大統領候補トランプ氏が人気ポッドキャストに出演し、台湾が「米国の半導体ビジネスを盗んだ」と再び批判した。(資料写真:AP通信)

アメリカ大統領選挙が最終段階に入る中、共和党の大統領候補ドナルド・トランプは、人気ポッドキャスト番組「ザ・ジョー・ローガン・エクスペリエンス」のインタビューに応じ、台湾の半導体問題について言及し、「台湾はアメリカの半導体ビジネスを盗んだ」「保護料を支払うべきだ」などと再び批判した。また、中国の習近平国家主席を「優れた人物だ」と称賛した。

現職のバイデン大統領政権は国内の半導体製造業を補助金で支援しているが、AP通信の報道によると、トランプはインタビューの中でバイデンの連邦補助金政策を激しく批判し、さらに台湾を名指しして、「台湾は我々の半導体ビジネスを盗んだ。彼らは我々の保護を求め、必要としているが、我々に金を払っていない。マフィアなら保護料を取るだろう、そうだろう?」と声を荒らげた。

さらに、トランプは中国の習近平国家主席について「好き嫌いは別として、優れた人物だ」と称賛した。

トランプがこのような発言をするのは今回が初めてではない。彼は以前ブルームバーグのインタビューでも、アメリカが台湾を防衛すべきかどうかに疑問を呈し、「台湾は我々に保護料を支払うべきだ」と述べ、国内で議論を呼んだ。

一方、トランプ政権時代の元国家安全保障顧問であるボルトンは、トランプが再選された場合、台湾について非常に懸念されると述べ、さらに「台湾は破滅する可能性がある」と明言した。

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