USJ、「Best Attraction（Asia）」受賞　アジアを代表するテーマパークに

アジア太平洋地域の旅行・観光業界における優れた企業やブランドを表彰する「Travel Weekly Asia Readers' Choice Awards 2025」が10月7日に開催され、日本を代表するテーマパークであるユニバーサル・スタジオ・ジャパンが「Best Attraction（Asia）」を受賞。同賞において日本ブランドが選出されたのはユニバーサル・スタジオ・ジャパンのみであり、アジア地域の観光エンターテインメントをリードする存在として高く評価された。

「Travel Weekly Asia Readers’ Choice Awards」は、業界関係者や読者の投票によって選出される表彰制度であり、ホテル、航空会社、郵輪会社、旅行代理店、観光地、サービスレジデンスなど七部門四十二カテゴリーにわたり、アジア太平洋地域を代表するトップブランドが競い合う。今回の式典では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンがアジアを代表するアトラクションとして認められたことにより、日本のテーマパーク市場の存在感を改めて世界に示す結果となった。

授賞式では、Northstar Travel Groupアジア地区バイスプレジデント兼グループパブリッシャーのアイリーン・チュア氏が挨拶し、「旅行業界を支えるすべてのブランドと人々の情熱と創造性が、アジアの観光市場を未来へと導いている」と述べた。今回の受賞は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが独自の世界観と高い没入感を持つ体験型エンターテインメントを継続的に提供し、国内外の観光客から強い支持を得ている点が評価されたものとみられる。

なお、ホテル部門ではマンダリン オリエンタル シンガポールが「Best Hotel（Asia）」を受賞し、航空部門ではシンガポール航空が「Best Airline（Asia）」に選ばれた。また、韓国が「Best Destination（Asia）」を受賞するなど、アジア各国の観光業界を牽引するブランドが幅広く表彰された。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、2025年も新たなエンターテインメントの投入を予定しており、アジアの観光市場における競争力をさらに高める姿勢を示している。今回の受賞は、世界的なテーマパーク市場における日本のプレゼンス向上にもつながる注目すべき成果となった。