新経済安保相・小野田紀美氏、「ルールを守らない外国人に厳正対応」と明言
日米ハーフ、日本の新経済安全保障担当大臣小野田紀美氏。(写真/AP通信提供)
日本の新任経済安全保障担当大臣、小野田紀美氏は、就任後初の記者会見で外国人関連制度の再評価を強調した。混血である小野田氏は高市内閣における注目の人事であり、政治家になる前の経歴も非常に多様だ。
「日本経済新聞」の報道によると、高市氏は以前、自民党総裁選に挑戦した際、外国人政策の統合強化に注目していた。彼女は今月21日に首相に就任後、外国人政策を担当する「外国人との秩序ある共生社会推進担当」を新設し、42歳の小野田氏を任命した。

日米ハーフで、日本の新しい経済安全保障担当大臣に就任した小野田紀美氏。(写真/AP通信提供)
小野田氏は昨日、就任後初の記者会見を開き、外国人政策について「規則を守らない人に対しては厳格に対応し、現行制度の見直しを進め、現状で十分に対応できていない外国人関連の状況に対応する」と述べた。
新任法務大臣の平口洋氏も就任会見で、高市氏からの指示には「不法滞在対策の強化、出入国管理の徹底、共生社会実現に必要な環境を確実に促進すること」が含まれていると述べた。
また、「日本の産業や創意に貢献する外国人を積極的に受け入れ続ける必要がある」とも指摘した。
平口氏が率いる法務省は「出入国在留管理庁」の主管機関である。
平口氏と小野田氏は共に初入閣であり、高市氏を除けば、小野田氏は高市内閣のたった二人の女性閣僚のうちの一人である。
「デイリースポーツ」の報道によると、小野田氏は高市政権の一大ポイントであり、入閣前から高市氏の総裁選出を全面的に支援していた。
小野田氏の父親はアメリカ人、母親は日本人である。彼女の公式ウェブサイトによると、アメリカ・イリノイ州で生まれ、1歳の時に母親の故郷である日本の岡山に移住した。
彼女は拓殖大学政経学部政治学科を卒業し、2005年から2007年まで塾講師、雑誌編集者、モデルとして働いていた。
2008年から2010年にかけてはCDゲーム制作会社で広報促進などの仕事をし、2011年に東京都北区議会議員に選出され、2016年には岡山選挙区で参議院議員に初当選し、再選された。
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