トップ ニュース 日本初の女性首相・高市早苗氏を支える「ファーストジェントルマン」山本拓氏 電撃婚・離婚・再婚を経た「政界ラブストーリー」
日本初の女性首相・高市早苗氏を支える「ファーストジェントルマン」山本拓氏 電撃婚・離婚・再婚を経た「政界ラブストーリー」 日本初の女性首相となった高市早苗氏(64)は、維新の会の支持を受け、10月21日の国会投票で第104代内閣総理大臣に正式就任した。彼女自身が日本憲政史に 新たな1ページを刻んだ 一方で、その夫であり元衆議院議員の山本拓氏(73)も、同時に日本史上初の「ファーストジェントルマン(第一夫人ならぬ第一夫)」となった。二人の波瀾万丈な愛の物語は、国内外のメディアからも大きな注目を集めている。
政界カップルの出会いと歩み 『日本経済新聞』によると、山本拓氏は福井県出身。名門・法政大学を卒業後、地元の県議会議員として政治の道を歩み始め、7年間の県議を経て1990年に衆議院へ初当選。以後、通算24年間にわたり国政に携わったベテラン政治家である。高市氏と山本氏は、かつて自民党の旧安倍派(清和政策研究会)に所属していた。
二人の関係は、典型的な「政治家同士の縁談」とは一線を画している。日本メディアの報道によれば、きっかけは2003年の衆院選で高市氏が落選した直後、彼女の元秘書が山本氏の事務所に転職したことだった。この偶然の人事が、二人の距離を一気に縮めることになる。実は高市氏と山本氏は1990年代から顔見知りであり、1994年には共に自民党を離党して新党・自由党に参加した経歴を持つ。
電撃婚、離婚、そして再婚へ 秘書を介して再び接点を持った二人は、2004年に山本氏が電話で高市氏にプロポーズし、翌2005年に電撃的に結婚した。高市氏は自身のブログで当時を振り返り、「彼はとても無口で、近寄りがたい印象だった。でも、なぜか一緒にいると心が安らいだ」と語っている。
日本初の女性首相・高市早苗氏(右)と「ファーストジェントルマン」の山本拓氏。2006年に福井テレビの番組でインタビューを受けた際の映像。(福井テレビチャンネルのYouTubeニュース映像より)。
だが、結婚から12年後の2017年、二人は「政治的立場の違い」を理由に離婚。互いの政治活動に専念する道を選んだ。
そして4年後の2021年、誰もが驚く再婚を発表。再び夫婦となった二人だが、このとき山本氏は自らの姓を「高市」に改め、戸籍上「高市拓(たかいち・たく)」と名乗ることを決断した。これにより、高市早苗氏は自身の名字を維持したまま政治活動を続けることができたのである。
妻を支える「改姓議員」の決意 高市氏と山本氏は、2006年にはともに衆議院議員として活動していた。その年、山本氏は安倍晋三首相(当時)の要請を受け、農林水産副大臣として初入閣している。
プライベート では料理好きとして知られ、調理師免許も所持。2024年の衆院選では無所属で福井2区から立候補したが、惜しくも落選した。年齢を重ねるにつれ体調を崩すことも増え、2025年には脳梗塞で倒れたが、妻・高市氏の献身的な看病により回復したという。
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