運営の拡大とともに、スターラックス航空はブランド価値を「地上体験」にも拡充する。10月15日、スターラックスは寒舍グループと提携し、正式にミシュラン星付き料理を桃園空港ラウンジに導入することを発表した。これにより、旅客は離陸前に「星級の旅立ち」を楽しむことができる。
「請客樓」から「辰園」まで:スターラックスはどのようにラウンジを美食劇場にするのか?
第一弾として登場するのは『台湾ミシュランガイド』一つ星レストラン「請客樓」。第一弾の「アップルウッドスモークビーフリブ」は、ファーストクラスラウンジのみで提供される。アメリカ産の骨付きショートリブを厳選し、アップルウッドでスモークして香りを引き立て、肉質は柔らかくジューシーだ。
「蒸籠小点(海鮮、野菜蒸し餃子)」は第1、第2ターミナルのラウンジで味わうことができ、新鮮かつさっぱりとした味わいで様々な旅客のニーズを満たす。「油潑ㄅㄧㄤˊㄅㄧㄤˊ麵(香味ラー油かけビャンビャン麺)」と「桂花芝麻湯圓(金木犀と黒ごまの湯圓)」は第2ターミナルのラウンジ限定だ。手作り幅広麺の香味ラー油かけ麺は酸味と麻辣の層が明確に感じられる。又、金木犀風味のスープをベースに、香ばしいごまの甘く滑らかな風味が引き立つ。多様な味覚体験を提供する。
これらの料理は、ラウンジでの先行提供となり、旅客は出発前にミシュラン星付きの料理を味わうことができる。他にも、「紅油白菜餃(ラー油香る白菜餃子)」、「酒香麻油雞煨飯(紹興酒香るごま油チキン煮込みご飯)」、「煳辣荔枝海虎蝦球(焦がし唐辛子とライチ香るシュリンプ炒め)」、「砂鍋四臣湯(薬膳風の土鍋煮込みスープ)」が順次登場する予定である。

来年には、広東料理の名店「辰園」が登場予定だ。辰園はミシュランガイドに何年も名を連ねており、「清、鮮、嫩、滑」を特徴とする広東式調理法で知られ、旅客はラウンジで星級の広東料理を味わうことができる。
正餐以外に、デザートはどのようにしてブランド感を延長するか?
中華料理以外にも、デザートブランド「承繼」「午後冬」とも提携。前者は豪華なココアの香りを持つ鎏金チョコレートケーキを提供し、後者は季節限定のミルフィーユを提供することで、ラウンジの体験をよりブティックサロンの雰囲気に近づける。スターラックスの内部統計によれば、現在スターラックス航空の桃園第1・第2ターミナルのラウンジでは、月平均約8,000人が利用、1日平均で250人以上で、国内旅客と乗り換え客の割合は継続し増えている。
スターラックス航空CEOである翟健華氏は、「我々はは初めてミシュラン星付きレストランのメニューを空港ラウンジに正式に導入し、準備には1年以上を要した。ラウンジを単なる待合空間ではなく、文化、美学、美食を融合する芸術的饗宴としたい」と述べた。これは単なる飲食のアップグレードではなく、ブランド価値の延長である。
ヨーロッパ線と高雄基地が次々と始動する中、スターラックス航空は航路の配置で規模を拡大するだけでなく、体験デザインによって価値を積み重ねる。機内から地上へ、飲食から文化へ、スターラックス航空のブランドストーリーは「新創航空」から「世界的なプレミアム航空会社」への新しい章に進化している。
編集:佐野華美
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