「中国に支配されて何が悪い?」発言で大炎上 女優の一言が蜂の巣に、過去のダブスタ疑惑まで再燃

2025-10-16 17:05
(画像/高陽子氏のインスタグラムより)
(画像/高陽子氏のインスタグラムより)
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中国出身の日本女優・高陽子氏が12日、テレビ朝日の看板番組『ビートたけしのTVタックル』で放った「いいじゃないですか!」の一言が大波紋を呼んだ。番組内で「日本が中国に支配される可能性」を問われた流れでの発言だったが、即座にスタジオは騒然。ベテランのメディア関係者や政治家ゲストを唖然とさせ、ドラマで築いた“多様性と個性を尊ぶサラダボウル”のイメージは一夜にして揺らいだ。

番組は、自民党の新総裁であり首相就任が視野に入る高市早苗氏を特集。鮮明な保守色を持つ高市氏の立場が、米・日・中の微妙な関係にどう影響するかがテーマだった。前宮崎県知事の東国原英夫氏、経済評論家の岸博幸氏、起業家の安部敏樹氏らに並び、上海出身で39歳の高陽子氏もパネリストとして出演していた。

「何が悪いの?」

議論はやがて日本の対米外交のジレンマへ。ドナルド・トランプ氏が同盟国にも極限の圧力をかけ、各国が緊張を強いられる中、岸博幸氏は「今は世界の誰もトランプ氏に逆らえない」と断言。東国原英夫氏も、トランプ氏が防衛費の増額や米製装備の追加購入を迫れば「日本は断れない」と補足した。これに高陽子氏は「それでは全面的にトランプ氏に従うだけでは? 日中のバランスも考えるべきでは」と疑義を呈し、さらに「もし日本が本当にアメリカに逆らったら、どうなるのか」と問いを重ねた。

東国原英夫氏は率直に「中国がその隙を突いて出てくる」と回答。高陽子氏は食い下がり、「中国が来たら、日本はどうなる?」と畳みかけた。東国原氏が「中国の支配下に入る」と応じると、高陽子氏は満面の笑みで「いいじゃないですか!」。

その瞬間、スタジオは凍りつき、「えっ?」「ダメだろ」「絶対ダメ!」と声が飛び交った。高陽子氏は続けて、日本が対米依存を深めすぎれば主体性を失うとの懸念を説明しようとしたが、“何が悪いの”の一撃は火に油。放送後、該当シーンはSNSで瞬く間に拡散し、大炎上へと発展した。

「東京サラダボウル」から一転、「中国支配圏」発言へ

今回の炎上がここまで拡大したのは、高陽子氏の発言が日本の世論感情に逆らったからだけではない。NHKドラマ『東京サラダボウル』出演後、Instagramで綴ってきた温かなメッセージによって築いた人間味のあるイメージが、一夜にして崩れたからだ。高氏は当時こう記していた。「私自身、在日外国人として異国で暮らす苦労を経験してきました。この作品が私たちのような人々に光を当てたことを嬉しく思います。社会がサラダボウルのように優しく個性を包み込んでくれる――そんな未来を心から願っています」。

異文化の架け橋となり、多様性を抱きとめ、個を尊重する知性的イメージを自ら打ち出してきた高氏だが、今回は「中国に支配されても構わない」と受け取れる発言に踏み込んだ。多くの日本人にとってそれは、自由の喪失や個性の抑圧、国家主権の侵害を想起させ、「サラダボウル」が掲げる“個の尊重”と真っ向から矛盾する。ネット上には「これが本音か」「得意げな表情と、周囲の曖昧な苦笑が不快」「日本で働き、生活し、稼いでいる人が“支配されたい”は悪夢」「国外退去ものだ」などの批判が殺到した。

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