2025大阪万博閉幕、台湾TECH WORLD館が創意と温かさで世界に感動を届ける

2025-10-15 09:22
台湾館の全てのスタッフが閉館式に参加。(写真/読者提供)
台湾館の全てのスタッフが閉館式に参加。(写真/読者提供)

2025年大阪万博は、184日間の歴史を経て、13日の夜に正式に閉幕し、世界中の注目を集めたこの大規模なイベントに幕を閉じた。台湾の代表として参加した「TECH WORLD館」では、盛大な閉館式が行われ、イベントの終了を象徴する「消灯式」で締めくくられた。これは「活動は終わるが、精神は消えない」という理念を伝えるものであり、全スタッフの見守る中、ライトがゆっくりと暗くなり、館内は温かな雰囲気に包まれた。拍手と笑い声が交錯する中、最後の別れのシーンが繰り広げられた。

TECH WORLD館の名誉会長である黄志芳氏は、閉館の挨拶の中で、「円満に幕を閉じることは終わりではなく、続きがあることを意味する」と述べ、参加者に感謝の意を表した。これからも「信じ合い、共に良いものを作る」という信念を力に変え、前進し続けることを強調した。

4月の開館以来、TECH WORLD館は「共に良くなる」というテーマを軸に、生命劇場、自然劇場、未来劇場の三つの没入型体験を通じて、人間、自然、そしてテクノロジーの対話をつなげてきた。この6ヶ月間で、来館者数は110万人を超え、60ヶ国以上の公式および来賓団を含む4,000人以上を迎え、300回以上の芸術パフォーマンスや国際交流イベントが開催された。さらに、9月には「生命劇場」がWorld Expolympics国際デザイン賞の「ベスト展示賞銅賞」を受賞し、会場の注目を集めた。

黄志芳氏は、「寒風や雨から暑い夏の日差しの中まで、私たちのスタッフは笑顔で一人一人のお客様を迎え、世界に台湾の最も美しい景色は人々だということを見せた」と述べ、TECH WORLD館が困難な国際的な状況の中で、台湾を創造性と温かさで世界に知らしめたことが、単なる展示館の成果に留まらず、台湾のソフトパワーの象徴であると強調した。

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