トップ ニュース 昭和100年記念 プロ野球ファンが選ぶ「神の9人」発表 王貞治・長嶋茂雄・江夏豊ら昭和レジェンドが集結
昭和100年記念 プロ野球ファンが選ぶ「神の9人」発表 王貞治・長嶋茂雄・江夏豊ら昭和レジェンドが集結 2021年7月23日、東京オリンピック(東京五輪)開会式、聖火リレーの儀式、左から:王貞治、長嶋茂雄、松井秀喜(写真/AP通信提供)
2025年は令和7年にあたるが、同時に昭和元年(1926年)からちょうど100年の節目でもある。。第二次世界大戦の敗戦、戦後復興、経済成長とバブルの繁栄を経験した激動の時代を記念し、『産経新聞』は「読者が選ぶ昭和のプロ野球名選手」読者投票を実施。約2,000人にのぼる往年の野球ファンの参加を経て、“神獣級”とも言うべき夢の 名簿 がついに誕生した。
昭和百年、野球が紡いだ記憶 昭和は1926年12月25日、大正天皇の崩御により幕を開け、戦争の焦土からの復興、高度経済成長、そしてバブル景気の栄華を経て、1989年に幕を下ろした。日本の文化と社会を大きく形作ったこの時代において、最も国民の心を熱くしたのが「野球」だった。
その昭和の黄金期を振り返るため、『産経新聞』と産経リサーチデータ社は共同で「読者が選ぶ昭和プロ野球名選手」企画を実施。総投票数は1,882票にのぼり、男性が全体の約73%(1,379人)を占めた。中でも60歳以上のベテランファンが66%と多数を占め、「昭和を実際に生きた世代」が選んだ“真のレジェンド”たちが名を連ねた。
昭和最強、球史を彩る「神の9人」 数週間にわたる投票と集計を経て選ばれた昭和最強の9選手は以下の通り:
投手:江夏豊 捕手:野村克也 一塁手:王貞治 二塁手:落合博満 三塁手:長嶋茂雄 遊撃手:石毛宏典 外野手:張本勲 外野手:山本浩二 外野手:福本豊 もし『産経新聞』編集部がこの“神獣打線”を組むなら、次のような布陣になるという。
福本豊(中堅手):世界の盗塁王。その俊足で相手守備を切り裂く。 石毛宏典(遊撃手):攻守に優れた西武黄金期のリーダー。 王貞治(一塁手):世界本塁打王。その一振りで勝敗を決する存在。 長嶋茂雄(三塁手):「ミスタープロ野球」。昭和を象徴するスター。 落合博満(二塁手):3度の三冠王に輝いた「神主打法」の天才打者。 山本浩二(右翼手):力と技を兼ね備えた赤ヘル打線の主砲。 張本勲(左翼手):3,000本安打を達成した安打製造機。 野村克也(捕手):野球哲学者。頭脳と打撃を併せ持つ戦略家。 江夏豊(投手):燃える左腕。伝説の「優勝請負人」。 『産経新聞』はこの結果について、「速度、技術、パワー、知性のすべてを備えた打線であり、どんな順番に並べても隙のない布陣。昭和の栄光を知るファンなら思わず涙するだろう」と評している。
投手編:伝説の「21球」江夏豊、わずか8票差で「400勝の天皇」金田正一を制す 江夏豊の名を不朽のものにしたのは、その圧倒的な支配力だ。先発時代にはシーズン401奪三振という、現在も破られていない日本プロ野球記録を樹立。オールスター戦では9者連続三振という離れ業を演じた。後に救援投手へ転向してからは、球界屈指の「優勝請負人」として数々のチームに勝利をもたらした。特に昭和54年(1979年)の日本シリーズ第7戦――無死満塁、1点リードという絶体絶命の場面で登板し、広島東洋カープに悲願の「日本一」をもたらした試合は伝説となった。この場面を描いたノンフィクション作品『江夏の21球』は、今なお野球史に刻まれる不滅の物語である。
一方、わずかに届かず2位となった金田正一は、まさに「 データモンスター 」と呼ぶべき存在だ。高校中退後すぐに プロ野球界に 入った 彼は、剛速球と鋭いカーブを武器に、14年連続シーズン20勝以上 をマークし、生涯通算 通算400勝という前人未到の大記録を打ち立てた。この数字は、分業制が進み投手の登板間隔が長くなった現代野球では、もはや到達不可能な 領域 とされている。
また、3位に入ったのはロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)の「サンデー兆治」こと村田兆治。豪快な「 マサカリ投法 」で知られ、肘の大手術を経て奇跡の復活を遂げた姿は多くのファンを感動させた。
そして第10位には、日本野球黎明期の悲劇的英雄・沢村栄治の名が刻まれた。巨人軍の伝説的エースであり、投手の最高栄誉「沢村賞」の由来ともなった人物だ。二度の徴兵で肩を痛め、三度目の召集で戦地へ向かう途中、乗船していた輸送船が撃沈され、27歳という若さで命を落とした。その短くも壮絶な人生は、昭和野球史に深い哀惜を残している。
内野の鉄壁:世界の王、永遠のミスター、そして唯一無二の「三度三冠王」
一塁手:王貞治、世界が認めるホームラン王 1,719票という圧倒的支持、得票率9割超えで頂点に立ったのは、言わずと知れた「世界の王」王貞治だ。彼の代名詞である独特の「一本足打法(フラミンゴ打法)」から放たれた868本の本塁打は、いまなお世界記録として君臨している。日本で初めて「国民栄誉賞」を受賞したアスリートでもあり、彼の存在は昭和の象徴であり、今もなお数え切れない野球少年たちの永遠の憧れである。
三塁手:長嶋茂雄、記録より記憶に残る「永遠のミスター」 王に続いて1,671票を獲得したのは、生涯の戦友でありライバルでもあった「ミスター・プロ野球」長嶋茂雄だ。2025年6月3日に89歳で逝去した長嶋は、「記録より記憶に残る男」の代名詞として日本球界に燦然と輝く。天皇が観戦した伝説の「天覧試合」でのサヨナラ本塁打、歌舞伎の所作を思わせる華麗な守備――そのすべてが国民の記憶に刻まれている。
彼と王が組んだ「ON砲」は、巨人軍V9時代の象徴であり、昭和という時代を代表する「黄金のペア」として今も語り継がれている。
二塁手:落合博満、唯一の「3度三冠王」、孤高の打撃職人 1986年10月14日、ロッテの落合博満が川崎球場での対南海23回戦の1回裏に左中間へ50号2ランを放ち、プロ野球史上初の2年連続50本塁打をマーク。また打点もこの後2本の適時打を打ち、計5打点。西武・秋山幸二を抜き116打点。最大27打点差(6/14)を追いぬく。史上初の3度目三冠王に一歩前進。報知86.10.15pic.twitter.com/Zliy9M7hb6
— 振り逃げ満塁ホームラン (@furinige2013)October 14, 2025
捕手:野村克也、「ノムさん」が築いた知と力の野球 捕手部門では、「ノムさん」こと野村克也が1,656票の圧倒的支持で選出された。戦後初の三冠王であり、生涯本塁打657本は王に次ぐ歴代2位。 長距離打者としての実績に加え、彼の真骨頂はデータ分析と心理戦を融合させた「ID野球」にあった。打者の心を読み、数字をもとに勝利を導く采配眼は、球界に新たな知の地平を切り開いた。
遊撃手:石毛宏典、西武黄金期を支えた知将 華やかなスター選手が並ぶ中、遊撃の座を射止めたのは石毛宏典。西武ライオンズ黄金時代を象徴するリーダーとして、攻守に安定感を誇り、チームを支え続けた。派手さこそないが、その堅実なプレーと精神的支柱としての存在感は、多くのベテランファンに深く刻まれている。
外野の修羅場:安打王、盗塁王、そして「赤ヘル」の伝説対決 外野手部門の競争は、まさに「激戦区」にふさわしい名勝負となった。最終的に選出された3名はいずれも、それぞれの領域で頂点を極めた昭和野球の象徴的存在である。
張本勲、唯一無二の「3000安打男」 1,263票を獲得しトップに輝いたのは、日職史上唯一の「通算3000安打」達成者である張本勲。生涯で7度の首位打者を獲得し、広角に打ち分ける技術と勝負への執念を併せ持つ打撃職人として知られる。通算3085安打という記録は、半世紀を経た今もなお破られる気配のない「金字塔」としてそびえ立っている。
山本浩二、「ミスター赤ヘル」忠誠と力の象徴 僅差で2位に入ったのは「ミスター赤ヘル」の異名を持つ山本浩二。生涯を通じて広島東洋カープ一筋にプレーし、チーム初のリーグ優勝を牽引した主砲として知られる。その功績から、背番号「8」は球団史上初の永久欠番となった。カープ黄金期を築き上げた山本の姿は、今もなお「忠誠と実力の象徴」として多くのファンの記憶に刻まれている。
福本豊、世界を驚かせた「盗塁王」 3位に選ばれたのは、阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)の俊足外野手、福本豊。通算1065盗塁、13度の盗塁王という圧倒的な記録を残し、そのスピードはまさに「世界の盗塁王」の名にふさわしい。2位の広瀬叔功(596盗塁)にほぼ倍の差をつける数字は、彼がどれほど塁上を支配していたかを如実に物語っている。
こうして選ばれた「昭和最強の外野陣」は、技巧・力・俊足を兼ね備えた無敵のラインナップとなった。
そして《産経新聞》は記事の最後に、すべての野球ファンが胸を熱くする問いを投げかけている。もしこの「昭和神獣チーム」が、鈴木一朗(イチロー)、松井秀喜、大谷翔平、野茂英雄、松坂大輔といったスターが名を連ねる「平成・令和ドリームチーム」と対戦したら、果たして勝者はどちらか。
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