トップ ニュース 池袋ガールズバー店長、女性従業員に売春強要 3カ月で400人、報酬は食費のみ 「ブスで客がつかない」暴言と暴行、GPSで監視も
池袋ガールズバー店長、女性従業員に売春強要 3カ月で400人、報酬は食費のみ 「ブスで客がつかない」暴言と暴行、GPSで監視も 新宿・歌舞伎町の街並み。(写真/pixabayより)
東京・豊島区池袋のガールズバー「イーウェーブモーニング」で、女性従業員(27)に売春をさせたとして、警視庁保安課は14日、店長の鈴木麻央耶容疑者(39、住所不定)と従業員の田野和彩容疑者(21、世田谷区)を売春防止法違反(管理売春)の疑いで逮捕し、15日に発表した。鈴木容疑者は「売春させていない」「寝泊まりさせていない」と容疑を否認し、田野容疑者は「監視して売春させた」「立ちんぼをしているか店長と確認に行ったことがある」などと認めている。
「立ちんぼしてこい」暴言と暴力、支配の始まり 被害女性は生活苦から同店で働き始めた。だが、接客成績が伸びず、鈴木容疑者から「ブスで客がつかない」「立ちんぼしてこい」と罵られる日々が続いた。 今年4月以降、鈴木容疑者は暴行を加えながら売春を強要。女性にカード型GPS端末を持たせて位置情報を監視し、勤務後に新宿・歌舞伎町の大久保公園周辺で客待ちをさせていた。
警視庁によると、鈴木容疑者は女性が指定エリアから離れると激昂し、ハンガーで殴るなどの暴力を繰り返していた。さらに体型管理を名目に、食事内容を毎回報告させ、レシートを写真で提出させていたという。女性は店の1畳ほどのバックヤードに寝泊まりしており、家も解約され、逃げ場を失っていた。
【解説】「売春防止法」とは
日本の《売春防止法》は、買春者や売春者本人を直接罰するのではなく、売春を斡旋・管理・強要する第三者を処罰の対象としている。法の目的は「女性の保護と更生」にあり、被害者である女性本人には刑罰を科さない。その一方で、他人を脅迫・監禁して売春させる行為には重い刑罰が定められている。
「身も心もボロボロ」3カ月で約400人、報酬は1日3000円 被害女性は5月から7月にかけて、ほぼ毎日売春を強いられ、約400人の客と関係を持たされた。 利益 はおよそ600万円に上ったが、全額が鈴木容疑者に渡り、女性が受け取ったのは1日3000円の食費のみ。 警察が7月、路上で客待ちしていた女性を売春防止法違反(客待ち)容疑で現行犯逮捕したことで事件が発覚した。
取り調べに対し、女性は次のように涙ながらに語った「身も心もぼろぼろで、店長から逃げるという気力や選択肢なんて思いつくはずもありませんでした」 捜査関係者によると、女性の体には20カ所以上の打撲痕があり、長期間にわたって暴行を受けていた可能性が高いという。
新宿・大久保公園。(画像/Googleストリートビューより)
「裏の顔を誰も知らなかった」地域に衝撃 現場となった「イーウェーブモーニング」は、池袋西口エリアで「接客も雰囲気も良い店」として知られ、早朝営業のスタイルで5年近く営業していた。 地域関係者は、「明るく働く女性が多い店だったので信じられない。裏でそんなことが行われていたとは」と衝撃を隠さない。
警視庁は、両容疑者による組織的な管理・監視の実態や余罪の有無を引き続き調べている。
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