日米の球界で活躍したイチロー氏(51)、松井秀喜氏(51)、松井稼頭央氏(49)、松坂大輔氏(44)が参加した「SATO presents 高校野球女子選抜 VS イチロー選抜 KOBE CHIBEN」(読売新聞社など主催)が31日、名古屋市のバンテリンドームナゴヤで行われた。

試合後、松井秀喜氏は報道陣の取材に応じ、「イチローさんも素晴らしい打ち方をしていたし、自分もいいスイングができた場面があった。振り返ってもいいプレーがたくさんあった」と総括した。

女子野球のレベルについては「投手力も守備力も昨年に比べて確実に上がっている。夏を経てさらに成長していると感じた」と評価。「彼女たちは本当に素晴らしい野球をしている。何を期待するというよりも、とにかく多くの人に見てもらい、女子野球をもっと広めてもらいたい」と続けた。

来年の出場を問われると「呼ばれなければ来られませんから」と笑顔を見せた。

また、自身の調整については「ケガをしないことが一番大事。去年の経験もあり、練習の時から足首をぐるぐる巻きにテーピングして準備を整えた。無事に最後までプレーできたことが一番の収穫」と明かした。さらに「普段も家のガレージで少し守備練習をして試合勘を維持している」とも語った。 (関連記事: イチロー氏の殿堂入り記念グッズが再登場 直筆サイン入り限定品も! | 関連記事をもっと読む )

バンテリンドームでの印象を聞かれると「特別変わるものではないが、オールスターの時に一番上の黄色い席から見た景色を思い出した」と振り返り、名古屋ドーム(現バンテリンドーム)での最後の本塁打については「2002年8月、山本昌さんから3ランを打ったと聞いた。当時の細かいことは覚えていないが、今日の感触の方が良かった」と笑みを浮かべた。