米国メディア『シアトル・タイムズ』などの報道によると、米大リーグ・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(51)が、今年2月に自宅へ侵入した強盗被害に遭っていたことが分かった。
報道によれば、逮捕されたパトリック・メゾネット容疑者(29)は、マリナーズのルイス・カスティーヨ投手やドジャースのブレイク・スネル投手、元NFLシーホークスのリチャード・シャーマン氏らの住宅に侵入し、ロレックスの腕時計などを盗んだ疑いが持たれている。
検察当局によると、同容疑者は2月9日、イチロー氏の自宅にも侵入し、弓子夫人がいた寝室に押し入ろうとした。容疑者はドアの隙間から催涙スプレーを噴射したが、夫人は必死に内側からドアを押し返し、かんぬきを差し込んで侵入を食い止めたという。
この一連の犯行では、シアトル在住のヒップホップアーティスト、マックルモア氏の自宅も被害に遭い、住人が催涙スプレーを浴びた後に隣家へ避難したケースも報告されている。
さらにNFLチーフスのパトリック・マホームズ選手やトラビス・ケルシー選手、そして7月にはドジャースの山本由伸投手のロサンゼルス自宅も遠征中に強盗未遂の標的となった。
FBIは組織犯罪グループによる犯行とみて捜査を進めており、各スポーツ団体に対して注意を呼びかけている。
編集:梅木奈実 (関連記事: イチロー選抜、女子高校選抜に快勝 14奪三振&松井秀喜の一撃に観客2万人熱狂 | 関連記事をもっと読む )
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