お米への注目が高まる中、ライフスタイルブランド「AKOMEYA TOKYO」は8月29日、渋谷・東急プラザ店で報道関係者向けの試食イベント「ごはんの“お友”会」を開催した。令和7年産の早場米「南国そだち」を使った土鍋炊きごはんが提供されたほか、秋恒例の「炊き込みごはんフェア」の新商品も公開された。

高知県産「南国そだち」数量限定で登場
イベントでは、高知県南国市で収穫された早生品種「南国そだち」が土鍋で炊かれ、来場者に振る舞われた。PR担当の高木氏は「南国そだちは大粒でしっかりした粒感が特徴。冷めてももちもち感があり、この時期に最適な新米です」と説明。市場に出回る量は少なく、9月初旬には完売が見込まれている。

また、新米をおいしく炊くコツとして「水を減らすのではなく、吸水時間を長めにとることが重要」と強調。新米は油分が多いため、十分に浸水させることで理想的な炊き上がりになると解説した。
炊き込みごはんフェア開幕

8月29日から10月9日まで実施される「炊き込みごはんフェア」では、「鮭バター飯の素」や「豆おこわ(醤油味)」など家庭で本格的な味が楽しめる商品が登場。
特に注目された「鮭バター飯の素」は宮城県産銀鮭を使用し、鯛めしで知られる愛媛海産が開発。バターの配合にこだわり「一口目から飽きずに食べられる味」を追求した。バイヤーは「子どもにも食べやすく、2合でもすぐ完食できる仕上がり」と説明した。
「豆おこわ」は北海道十勝産ひしこけ豆と千葉県産の醤油を使用。もち米付きで、炊飯器で手軽に赤飯風の味を楽しめる。
秋限定「きのこ出汁」や新作スイーツも
試食コーナーでは、国産舞茸と椎茸を使った「きのこ出汁」の吸い物も提供された。炊き込みごはんや和風パスタなどへの応用が推奨されている。
さらに、デザートとして「塩キャラメル味のさつまいもチップス」も披露。茨城県・興壇農園が生産する紅はるかと紅あずまを使用し、素材の甘さを引き立てた大人向けのスナックとして紹介された。
今後の展望:早場米は全7品種、本格的な新米シーズンへ
「南国そだち」に続き、沖縄県の「ちゅらひかり」や新潟県「葉月みのり」など全7種類の早場米が順次登場予定。秋本番には全国から30種類以上の新米が入荷し、「お米コンシェルジュ」資格を持つスタッフが消費者に合わせた選び方を提案する。
また、9月12日には「ニュウマン高輪」に新店舗がオープン。ファッションブランド「福助」との限定コラボ商品も予定されており、注目を集めそうだ。
編集:梅木奈実 (関連記事: AKOMEYA TOKYOに令和7年度産新米登場!沖縄から新潟まで厳選7銘柄を順次販売 | 関連記事をもっと読む )
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