中央気象署は9月4日未明、今年第15号台風「ペイパー(琵琶)」の発生を発表した。気象専門家の呉徳榮氏によれば、台風は本日九州を襲い、明日には四国や本州南部に接近する見通しで、台湾には影響を及ぼさないとみられる。ただし台湾では引き続き午後の激しい雷雨に注意が必要で、突発的な豪雨や雹の可能性もあるという。
台風15号(ペイパー)の進路
中央気象署によると、日本・九州南方の熱帯低気圧が本日午前2時に台風へと発達。今後は九州から四国方面へと進む見通しで、台湾には直接的な影響はないとされる。呉徳榮氏は「日本への旅行を予定している人は動向に注意すべきだ」と呼びかけている。欧州の最新モデルでも、台湾に影響を及ぼさないという気象署の予測と一致している。
台湾での気象見通し
呉氏によると、台湾では本日も晴れ間が広がる一方で気温が高く、午後は山岳部を中心に対流が発達し、一部の平地にも雷雨が広がる恐れがある。落雷や突風、局地的な豪雨、雹に注意が必要だ。
5日と6日は各地で晴天が続き、北部では37〜38度の酷暑となる可能性がある。正午前後は紫外線指数が危険レベルに達するため、日焼け止め対策や熱中症予防が欠かせない。午後は山岳部で局地的な雨や雷雨、南部・東南部でも短時間の雨が予想される。
来週以降の天気
7日から11日にかけては南方から湿った空気が流れ込み、各地で曇り時々晴れの天気が続く。北台湾は引き続き暑い状態が続く一方、南部や東南部では短時間の降雨が断続的に発生。午後の山岳部では雷雨が発達し、一部は平地にも広がる可能性がある。 (関連記事: 天気予報》台風15号(ペイパー)発生の恐れ、進路変動で週末の天気が注目 | 関連記事をもっと読む )
編集:梅木奈実
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