静岡市、11月1日「お茶の日」記念イベント開催 駿府城公園で大茶会やアフタヌーンティー企画も
静岡市は11月1日の「お茶の日」に合わせ、市内各所でお茶の配布や茶まつり、アフタヌーンティー企画などを実施する。(写真/静岡市提供)
静岡市は、聖一国師の生誕日にあたる11月1日を「静岡市お茶の日」と定めており、今年も市内各地でお茶文化に親しむイベントが開催される。お茶の歴史や産業への理解を深める取り組みの一環として、ラッピングタクシー利用者へのお茶配布やポスターコンテスト展示などの催しが予定されている。
「静岡市お茶の日」は、全国有数の茶産地である静岡市が、地元のお茶文化を市内外に伝えることを目的として設けたもので、静岡茶の祖とされる聖一国師の誕生日にちなむ。期間中、市民や観光客がお茶に触れる機会が提供される。
11月1日には、市内を走る「お茶のまち静岡市」ラッピングタクシーの乗車者に一煎パックのお茶が配布される。また、10月23日から26日までは、グランシップ3階ロビーで「お茶の日」ポスターコンテスト入賞作品が展示される。
さらに、11月1日から3日まで静岡市歴史博物館屋外スペースで「駿府本山秋のお茶まつり」が実施され、標高の高い井川大日峠で熟成された本山茶やブランド茶「静岡本山茶」が販売される。11月22日と23日には、駿府城公園で「駿府大御所大茶会」が行われ、銘茶の呈茶や手揉み製茶の実演、抹茶挽き体験などが予定されている。
また、11月1日から静岡中部地域で、静岡茶とスイーツを組み合わせたアフタヌーンティープロジェクト「するがヌーン茶」がスタートする。中島屋グランドホテルでは「茶彩AfternoonTea ~和と洋のハーモニー~」(3,500円)、ステーキ&欧風料理ルモンドふじがやではペアリング企画「Suruga Tea Palette -するが茶巡り-」(3,850円)など、店舗ごとに特徴のある茶体験が展開される。
静岡市の茶産業は、山間の斜面を生かした「山のお茶」を特徴とし、浅蒸し茶特有の透き通った色と凝縮された旨味が評価されている。また、清水港を拠点とした茶の直輸出による産業の拡大や、日本茶の代表品種「やぶきた」の誕生など、歴史的背景も地域文化を支えている。
静岡市は今後もイベントや茶ツーリズムなどを通じて、市民や来訪者に静岡茶の魅力を伝えていく考えだ。
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