トップ ニュース 【ギャラクシー賞】12月度月間賞は『べらぼう』など4本。万博問題描くテレメンタリーも
【ギャラクシー賞】12月度月間賞は『べらぼう』など4本。万博問題描くテレメンタリーも 放送批評懇談会が2025年12月度のギャラクシー賞月間賞を発表し、万博問題に切り込んだドキュメンタリーから大河ドラマまで多彩な4作品が選出されました。(写真/放送批評懇談会提供)
NPO法人放送批評懇談会は1月20日、テレビやラジオの優れた番組・関係者を顕彰する「ギャラクシー賞」の2025年12月度月間賞を発表した。今回は、大阪・関西万博の建設費未払い問題を追及したドキュメンタリーや、NHK大河ドラマなど、計4作品が選出された。
選出されたのは、朝日放送テレビのテレメンタリー2025「万博“成功”の陰で~置き去りにされた未払い問題~」(12月6日放送)、NHKの大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢~」(1月5日~12月14日放送)、日本テレビ放送網の日曜ドラマ「ぼくたちん家」(10月12日~12月14日放送)、テレビ東京のドラマプレミア23「シナントロープ」(10月6日~12月22日放送)の4本である。
「万博“成功”の陰で」は、海外パビリオン建設における建設費未払い問題に焦点を当てた作品だ。大手ゼネコンが敬遠する中で、大阪府・市や万博協会が関西の中小建設業者に強く要請した背景がトラブルにつながった点に言及したことや、問題を傍観する万博協会の対応を描き出した点が評価された。「べらぼう」は、森下佳子の脚本が蔦屋重三郎をエンターテインメントの王として描き切った点が高く評価された。吉原という場所を正面から描き、そこから江戸文化が花開く様子を表現した制作陣の覚悟や、史実を踏まえつつフィクションならではの展開を見事に回収した手際が称賛された。
「ぼくたちん家」は、ほのぼのとしたラブコメディの中に、生きづらさを抱えた人々が互いにケアし合う姿や社会課題を溶け込ませた構成が評価を受けた。新人脚本家・松本優紀による会話劇やセリフの輝き、キャスト陣の好演も選出の理由となった。「シナントロープ」は、構成の見事さや洗練された映像、若い俳優たちの演技が注目された。クリエイターの新しいドラマを創ろうとする意志やセンス、主演の水上恒司の新境地開拓、染谷将太の存在感などが評価され、若い視聴者をテレビに呼び戻す可能性を感じさせる作品と評された。
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