オリックス・バファローズは10日、京セラドーム大阪で行われた北海道日本ハムファイターズ戦に0―2で敗れ、2連敗を喫した。2試合連続の完封負けとなり、今季初めて本拠地・京セラドームでカード負け越し。それでも首位はキープし、貯金は「8」となった。

45歳のバースデー、円陣で勝利を誓うも打線が沈黙
45歳の誕生日を迎えた岸田護監督に白星を届けることはできなかった。試合前には選手たちからピンク色のタスキとメガネを贈られ、紙吹雪が舞う中で祝福を受けた岸田監督。そのまま円陣の声出しにも臨み、チーム一丸で勝利を誓ったが、打線が最後までつながらなかった。

先発のエスピノーザは中7日で先発登板。初回2死から清宮幸太郎に四球を与えると、続くフランミル・レイエスに左翼5階席へ運ばれる先制2ランを浴びた。以降は立て直し、6回2失点と粘投したものの、今季最多となる3四球でリズムを作れず、今季初黒星を喫した。
天敵・北山を攻略できず、決定打を欠いた打撃陣
打線は日本ハム先発の北山亘基を攻略できなかった。力強い直球に加え、フォーク、チェンジアップを織り交ぜた投球に苦戦。4回、7回、8回と3度にわたって一、三塁の好機を作りながらあと1本が出ず、2試合連続で長打なしに終わった。岸田監督も試合後、「打線がちょっと湿り気味」と振り返った。
北山は8回7安打無失点の快投で今季3勝目。3日の前回対戦で完封勝利を挙げており、オリックス戦では17イニング連続無失点となった。8回1死一、三塁の場面では、4番・太田椋を153キロ直球で3球三振。続く西野真弘も二ゴロに打ち取り、この試合最大のピンチをしのいだ。
9回は柳川大晟が登板。最速155キロをマークし、1回をパーフェクト。2奪三振の圧巻投球で、2試合連続となる今季8セーブ目を挙げた。
母の日に誓ったレイエスの復活弾、球場は一時騒然の場面も
決勝弾を放ったレイエスは、4月15日のロッテ戦以来、およそ1か月ぶりとなる4号2ラン。母の日だったこの日は、母親と妻のイニシャルを頬に描いて試合に臨んだといい、「特別な日に打つことができてうれしい」と笑顔を見せた。前日まで21試合連続で本塁打がなかったが、新庄剛志監督も「ここから乗ってくると思う」と期待を寄せた。
5回には両軍が一触即発となる場面もあった。日本ハム・カストロが、エスピノーザの投球動作直前にタイムを要求。これにエスピノーザが反応し、マウンドを降りて言葉を交わした。ベンチから両軍選手、コーチ陣も身を乗り出し、球場は騒然となった。

岸田監督は試合後、「急に止めると肩や肘も怖い。投手も打者も危険につながる」と説明。無用な故障リスクにつながらないことを願った。
「幸運のクワガタ」を胸に、次戦は北の大地で巻き返しへ
敗れはしたものの、岸田監督は前を向いた。試合前には、投手コーチ時代からの教え子でもある椋木蓮からクワガタのマグネットをプレゼントされる一幕も。数日前に球場で“幸運の虫”と話題になった「ニジイロクワガタ」にちなんだ贈り物に、「ありがたいですね」と表情を和らげた。
チームは12日から楽天との2連戦へ。舞台となる弘前はねぷた祭で知られる土地。岸田監督は「お祭り騒ぎでやってくれたら」と、次戦での巻き返しを誓った。
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