商船三井クルーズの新客船「MITSUI OCEAN SAKURA」が就航 2隻体制で新たな船旅を提供へ
商船三井クルーズの新客船「三井オーシャンサクラ」が横浜港から就航し、全室スイート仕様の2隻体制で本格始動した。(写真/商船三井グループ提供)
商船三井グループの商船三井クルーズ株式会社は、新たなクルーズ船「MITSUI OCEAN SAKURA(三井オーシャンサクラ)」を2026年9月19日に就航させ、横浜港よりデビュークルーズを開始する。就航に先立つ9月16日には、横浜新港ふ頭客船ターミナルに停泊中の本船内「オーシャンステージ」において命名記念式典が執り行われ、多くの関係者が出席した。
二宮船長が命名、安全な航海を祈願
命名式典では三井オーシャンクルーズ一同が命名者を務め、代表して初代船長の二宮悟志氏が登壇した。「本船を『MITSUI OCEAN SAKURA』と命名いたします。この船で、今後長きにわたり美しい日本、そして世界を巡り、心をつなぎ、安全に航海することを誓います」と宣言し、伝統的なボトル割りを行って航海の安全を祈願した。
二宮船長は、140年以上にわたり培ってきた船旅の歴史や歴代客船の歩みに触れ、受け継がれてきた「心をこめたサービス」の精神を本船へと引き継ぐ決意を語った。
全室スイート仕様、3か月で29本のデビュークルーズ
三井オーシャンサクラは、2024年12月に運航を開始した「MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)」に続くブランド2隻目の客船となる。
総トン数3万4138トン、全長198.15メートル、全幅26.0メートルで、客室数は229室、船客定員は458名。三井オーシャンフジと同様に全室がオーシャンビューのスイート仕様となっている。日本籍船として国内各地を発着する短期から中期のクルーズを中心に展開し、2026年12月までの3か月間で29本のデビュークルーズを予定している。
船内施設にはレストラン5か所、バー3か所、カフェやラウンジ、プール3か所、スパ、フィットネスセンターなどを備える。新たな体験として、デッキ5のスペシャルレストラン「寿司バー潮彩」ではカウンター席とテーブル席を設け、コースやアラカルトの寿司、小皿料理、日本酒を提供する。さらにデッキ8のグランドプールエリアには足湯を新設し、小テーブルを備えることで洋服を着たまま気軽に寛げる空間を整えた。
2隻体制でクルーズ事業を強化
商船三井グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」Phase 2のポートフォリオ戦略において、海運市況の影響を受けにくい安定収益型事業の一つとしてクルーズ事業を位置づけている。
サステナビリティ課題における「人財」の取り組みとも連動させながら、今後は2隻体制のもとでさらなる企業価値の向上とグループビジョンの実現を目指す。
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