中国の全国人民代表大会(全人代)で8日、外相記者会見が開催された。北京当局が台湾海峡における衝突のリスクをどう見ているか、また統一のタイムラインやロードマップを設けているかという質問に対し、中国の王毅(おう・き)外相は「国際社会には『一つの中国』を堅持する圧倒的なコンセンサスが形成されている」と強調。その上で、「80年以上前に光復(主権回復)した台湾を、いかなる者や勢力であれ、再び中国から分裂させることは決して許さない」と言明した。
台湾海峡情勢の緊張について、王氏は「国際社会が『台湾独立』による分裂に反対する立場を鮮明にし、一つの中国原則を堅持する立場を強めるほど、台湾海峡の平和と安定は保障される」との見解を示した。
王氏は記者会見の中で、台湾問題について二度にわたり回答した。まず、「台湾問題は中国の内政であり、日本に口を出す資格はない」と述べ、高市早苗首相による「台湾有事」論を改めて批判。その後、台湾海峡での偶発的な衝突のリスク評価、および統一のタイムラインやロードマップの有無について問われ、次のように述べた。
歴史的・法的根拠による台湾の地位確定を主張
王氏はまず、台湾は古来より中国の領土であり、過去・現在・未来において国家になる可能性は断じてないと強調。「台湾の中国への回帰は、中国人民による抗日戦争の勝利の成果であり、第二次世界大戰の勝利の果実である」と述べた。
続けて、カイロ宣言、ポツダム宣言、日本の降伏文書、さらには国連総会第2758号決議といった一連の国際的法的文書が「台湾の地位を確固たるものにしている」と指摘。国際社会において「二つの中国」や「一中一台(一つの中国、一つの台湾)」を捏造しようとするいかなる企みも、失敗に終わる運命にあるとした。
民進党を「災いの根源」と非難、レッドラインを強調
王氏は、民進党当局が「台湾独立」という分裂の立場に固執していることが、台湾海峡の平和と安定を破壊する災いの根源であり混乱の源であると非難。「国際社会が分裂に反対し、一つの中国原則を堅持するほど、台湾海峡の平和は保たれることが事実によって証明されている」と強調した。
また、台湾問題は中国の内政であり、中国の核心的利益の中の核心であると再確認。このレッドラインを越えることや踏みつけることは容認できないとし、「80年以上前にすでに光復した台湾を、再び中国から分裂させることは決して許さない」と重ねて表明した。
「祖国統一は不可避の歴史的プロセス」
王氏は、国際社会において一つの中国を堅持する圧倒的なコンセンサスが形成されており、多くの国々が中国と共に歩んでいると言及。一つの中国原則の再確認や台湾が中国の領土であるとの承認だけでなく、あらゆる「台湾独立」行為への反対、および中国の統一事業への支持が広がっているとした。これは「独立に反対し統一を促すことが時代の趨勢であり、国際的な期待にも合致していることを示している」と主張した。
最後に王氏は、「台湾問題を解決し、祖国の完全な統一を実現するという歴史的プロセスを阻むことはできない。これに従う者は栄え、これに逆らう者は滅びる」と強い言葉で締めくくった。
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編集:柄澤南
















































