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イラン情勢下でも米中首脳会談へ調整続くか 中国の王毅外相「高層交流は議題に」 中国国家主席の習近平氏と米国大統領のドナルド・トランプ氏による釜山での会談は、今後の両岸関係およびインド太平洋の枠組みに深刻な影響を及ぼす。(写真/ホワイトハウス公式サイトより引用、風傳媒合成)
アメリカとイスラエルの共同作戦によるイランへの軍事打撃は、3月末に予定されているドナルド・トランプ米大統領の訪中および習近平国家主席との首脳会談に影響を与えるのか。中国の王毅外相は3月8日、今年を米中関係の「重要な年」と位置づけ、「高層級の交流日程はすでに両国のテーブルの上に置かれている」と言明した。その上で、双方がなすべきことは周到な準備を整え、適切な環境を醸成し、存在する対立を管理し、 「不必要な干渉」を排除することであると強調した。
中国の「両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)」において8日、外相記者会見が開催された。席上、海外メディアの記者から、トランプ大統領の再登板後、米中関係が激しく波打つ中で注目される3月末の訪中について質問が飛んだ。具体的には、米イスラエルによるイランへの軍事打撃が訪中に与える影響や、トランプ氏が最新の一般教書演説で一度も中国に言及しなかったことを背景に、米中貿易協定の妥結と引き換えに台湾問題などで譲歩するのではないかというワシントン側の懸念について、中方の見解と期待が問われた。
「対話の欠如は衝突を招く」大国間の相応のあり方を説く 王氏は米中関係について、「各方面に波及し、世界全体に影響を与えるものだ」と述べた。両国が交渉を行わないことは誤解や判断ミスを招き、衝突と対抗へと向かわせることで、世界にさらなる災いをもたらすと警告した。
また、米中はいずれも大国であり、互いを変えることはできないと指摘。しかし、北京とワシントンは「付き合い方」を変えることは可能であり、それは「相互尊重」の姿勢を堅持し、「平和共存」の最低ラインを守り、「協力ウィンウィン」の展望を追求することであると主張した。
中国外相・王毅氏。(写真/AP通信提供)
2026年を米中関係の歴史的な節目に 王氏は、こうした姿勢こそが両国国民の利益にかない、国際社会の期待にも沿うものであるとの認識を示した。「両首脳が自ら範を示し、最高レベルで良好な交流を維持していることは、米中関係の改善と発展に向けた重要な戦略的保障となっている。それにより、関係の浮沈を経験しつつも、総体的な安定を実現できていることは喜ばしい」と語った。
王氏は、双方が誠実さと信頼をもって向き合えば、協力のリストを絶えず伸ばし、問題のリストを縮小し続けることができると確信していると述べた。そして、首脳による戦略的リードのもと、両国民が満足し、国際社会が歓迎する合意に達することで、「2026年を米中関係が健全、安定、かつ持続可能な発展へと向かう象徴的な年にしたい」と展望を語り、会見を締めくくった。
イラン情勢に対し「停火止戦」を主張 王氏が提示した5つの基本原則 イランを巡る情勢について、王氏は「停戦と終戦」という言葉に集約されると述べた。中国の古訓「兵は凶器なり、用を審らかにミざるべがらざるなり(武器は凶器であり、慎重に使わなければならない)」を引用し、戦火に陥った中東について、本来起こるべきではなく、どの当事者にとっても利益のない戦争であるとの認識を示した。
2026年2月28日の米国によるイラン爆撃後、イランの首都テヘランで黒煙が上がる。(写真/AP通信提供) 王氏は、イランおよび中東関連の問題を適切に処理するため、以下の「5つの基本原則」を堅持すべきだと提言した。
1.国家主権の尊重 イランおよび湾岸諸国各国の主権、安全、領土の整合性は尊重されるべきであり、侵犯は許されないと主張する。
2.「力は正義ではない」の徹底 世界を「ジャングルの法則」に逆戻りさせてはならない。武力の行使は自らの強さを証明するものではなく、一般市民が戦争の無実な犠牲者になってはならないと指摘した。
3.内政不干渉の堅持 中東の人々こそがこの地域の真の主人であり、中東の事務は地域各国が自主的に決定すべきである。「カラー革命」の画策や政権交代(レジーム・チェンジ)の強行は、人々の支持を得られないと批判した。
4.紛争問題の政治的解決 中国は古来より「和を以て貴しとなす」と主張してきた。各方面は速やかに交渉のテーブルに戻り、平等な対話を通じて相違を解決し、共通の安全保障を実現するために努力すべきだとした。
5.大国による建設的役割と実力の善用 王氏は中国の古訓「仁義を施さずんば、攻守の勢、異ならん(仁義を施さなければ、攻守の立場は逆転する)」を引用。大国は公道を重んじ、正道を歩むべきであり、中東の平和と発展のために「正のエネルギー」を貢献すべきであると訴えた。
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