台湾株が史上最高値、4万ポイント突破 TSMC急騰の裏で「投信買い・外資売り」鮮明に

米国では政治経済情勢、企業決算、株式市場のパフォーマンスに加え、トランプ氏が指名したケビン・ウォーシュ氏が5月に米連邦準備理事会(FRB)議長に就任することにも注意が必要だ。(写真/AP通信)
米国では政治経済情勢、企業決算、株式市場のパフォーマンスに加え、トランプ氏が指名したケビン・ウォーシュ氏が5月に米連邦準備理事会(FRB)議長に就任することにも注意が必要だ。(写真/AP通信)

「TSMC(台湾積体電路製造)条項」が施行され、主力株の力強い動きも相まって、台湾の株価指数が4万ポイントの大台を突破した。決算発表が相次ぐ中、AI(人工知能)需要は依然として旺盛で、強気相場の基調に変化は見られない。短期売買の対象は引き続き強含みの銘柄に集中している。

台湾の金融監督管理委員会(金管会)が打ち出した「TSMC条項」は、投信の単一企業株式への投資上限を10%から25%に緩和するものだ。適用条件は、単一上場企業の株式が加権指数に占める割合が10%を超えていること。今後しばらくの間、新制度下でこの条件を満たすのはTSMCのみとなる見通しだ。この措置を背景に、TSMCの株価は銘柄コードと並ぶ2330台湾ドルまで上昇し、株価指数も4万ポイントの大台を一気に突破。史上最高値となる40755.52ポイントを記録した。

AIトレンドが変わらず、業績の成長も続く中、機関投資家のレポートを総合すると、TSMCの今年の1株当たり利益(EPS)は100台湾ドルを突破し、来年はさらに2〜3割の成長が見込まれている。株価収益率(PER)は高くないどころか、むしろ割安感さえあるとされる。このため、投信が中長期的に段階的にTSMCの保有比率を引き上げることは、もとより予想された方向性だった。

新制度の施行を受け、投信全体で10万単元(台湾の1単元=1000株)以上の追加保有が見込まれており、その達成は時間の問題と推測される。一方、外資は高い確率で売り方に回るとみられている。短期的に見れば、4月最後の4営業日で7万8000単元超の売り越しとなったのに対し、同期間の投信は7700単元余りの買い越しにとどまっており、従来のペースを維持している状態で、過熱した買いの動きはまだ見られていない。

フィラデルフィア半導体指数が49.97%急騰、世界株式市場も同時に最高値更新

​米国と台湾はいずれも決算発表が集中する時期にある。世界が注目するAIの王者・エヌビディアの発表予定日は5月20日であり、台湾企業は5月中までに発表する必要がある。決算は過去の数字ではあるものの、予想通りの成績を残せたかを確認する中継点でもあり、より重要なのは将来の業績見通しだ。インテルの決算は予想を上回り、株価は1日で23.6%の上昇となり、39年ぶりの大幅上昇を記録。2000年のドットコムバブル時の高値を一気に突破した。一方で、OpenAIの一部売上高やユーザー成長が予想に達していないとの報道があり、一部の投資家の間にAIブームへの疑念が生じている。
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株式市場が上昇後に押し目をつけることは、もともと通常の現象であり、時には身代わりを立てるための口実に過ぎないこともある。フィラデルフィア半導体指数は3月30日の安値7084.13ポイントから、その後の18営業日のうち上昇しなかったのはわずか1営業日のみ。順調に上昇を続けて1万ポイントを突破し、史上最高値となる10624.21ポイントに到達、最大上昇率は49.97%に達した。S&P500指数とナスダック指数もそれぞれ7200ポイントと2万5000ポイントを突破し、史上最高値を更新。ダウ工業株30種平均は反発したものの、まだ最高値には至っておらず、相対的に弱い動きとなっている。

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