TSMC、メディアテックの次はホンハイか 台湾株急騰で注目集まる「出遅れ大型株」

財信伝媒会長の謝金河氏は、4月の台湾株式市場は大型株の熱狂を演じ、TSMCはADRと連動して大幅上昇、株価は2330台湾ドルに達し、まさにTSMCの銘柄コードと同じ数字となったと指摘した。(写真/劉偉宏撮影)
財信伝媒会長の謝金河氏は、4月の台湾株式市場は大型株の熱狂を演じ、TSMCはADRと連動して大幅上昇、株価は2330台湾ドルに達し、まさにTSMCの銘柄コードと同じ数字となったと指摘した。(写真/劉偉宏撮影)

4月の台湾株式市場は、まさに伝説的な1カ月となった。台湾加権指数は月間で7203.84ポイント上昇し、上昇率は22.73%に達した。史上まれに見る大幅高だが、その背景にはファンダメンタルズの強さがある。

台湾の3月の輸出額は801億8000万ドルで前年同月比61.8%増、輸出受注額も911億2000万ドルと同65.8%増となった。さらに第1四半期の経済成長率は13.69%に達し、1987年第3四半期以来の高水準に迫る勢いを示している。当時は「お金が足元まであふれる」と形容された時代で、台湾加権指数は636ポイントから1万2682ポイントまで駆け上がった。現在の台湾市場も、そうした上昇局面を想起させる展開となっている。

台湾株、単月で22.73%急騰 輸出・GDPが相場を下支え

​4月の世界株式市場で台湾を上回る上昇率を記録したのは、フィラデルフィア半導体指数だった。同指数は2915.9ポイント上昇し、上昇率は38.4%に達した。背景には、インテル株が100ドルの大台に乗ったことがある。同社株は過去1年で17.67ドルから急伸し、その上昇幅は世界の投資家を驚かせた。

TSMC(台湾積体電路製造)の米国預託証券(ADR)やブロードコムの時価総額はいずれも2兆ドルを突破し、エヌビディアは史上最高値を更新した。AMD株も大幅高となり、時価総額は5000億ドルに乗った。半導体業界は、まさに新たな時代に入ったといえる。

フィラデルフィア半導体指数が38.4%急騰 世界のAI関連株が全面高

​半導体関連銘柄に牽引された市場は、米国だけではない。韓国の総合株価指数(KOSPI)は1506.41ポイント上昇し、上昇率は30.8%に達した。韓国市場では、高帯域幅メモリー(HBM)関連株であるSKハイニックスとサムスン電子の上昇が止まらなかった。

台湾の店頭市場も24.87%上昇したほか、日本の日経平均株価も6万円の大台を突破し、上昇率は16.16%となった。ナスダック総合指数とナスダック100指数もそれぞれ15%超上昇した。

一方、S&P500指数とダウ工業株30種平均の上昇率は1%台にとどまった。インドネシア株式市場は0.86%下落し、シンガポール株式市場も0.56%の小幅上昇にとどまった。今回の世界株高は、AI関連銘柄を抱える市場と、そうでない市場との間で明暗が分かれた格好だ。

AI関連株の有無で明暗 台湾大型株に資金集中

​4月の台湾株式市場では、大型株への資金流入が鮮明となった。TSMCはADRの上昇に連動して大幅高となり、株価は2330台湾ドルに達した。これはTSMCの銘柄コード「2330」と同じ数字でもあり、市場の注目を集めた。
(関連記事: 台湾株が史上最高値、4万ポイント突破 TSMC急騰の裏で「投信買い・外資売り」鮮明に 関連記事をもっと読む

メディアテックは、初のAIアクセラレーターASICプロジェクトが予定通り量産入りした。さらに、来年のASICのTAM(獲得可能な最大市場規模)について、700億〜800億ドルに上方修正し、2つのパッケージング技術への投資も発表した。外資系証券は同社の目標株価を5000台湾ドルに引き上げ、株価は一気に3155台湾ドルまで上昇した。時価総額は約5兆600億台湾ドルに拡大し、鴻海精密工業(ホンハイ)との差を大きく広げた。

最新ニュース
webtoon市場は2031年に9000億円規模へ LINEマンガが牽引する「縦読み」革命
中台直行便、7月に2路線拡大へ 中国人観光客の訪台再開に向け前進か
父の日の晩酌ギフトに新提案 AKOMEYA TOKYOが日本酒とご飯のお供のペアリングを披露
米中首脳会談のキーマンが訪日 高市首相、台湾問題で日本の立場伝達か
【グッドスマイルフェス2026】秋葉原で1,000点超の祭典 「CCさくら」木之本桜の新作フィギュア原型が初公開へ
ポテチの袋が白黒に カルビー、インク原料不足で主力14商品を一時変更
中国ロボット大手・宇樹科技、搭乗型メカ「GD01」発表 価格は390万元、二足・四足に変形
LINEマンガとLINE WALKが連携開始、マンガを読むだけで「ポイ活」が可能に
中国EVは米国市場に入るのか トランプ氏訪中で関税・規制緩和が焦点に
台湾株が史上最高値、4万ポイント突破 TSMC急騰の裏で「投信買い・外資売り」鮮明に
東京ゲームショウ2026が始動 30周年で史上初の5日間開催、ざしきわらし氏による新メインビジュアルが公開
【父の日2026】AKOMEYA TOKYOが提案する「日本酒×ご飯のお供」至高のペアリングで感謝を贈る
洋楽で英語を楽しく学ぶ 教育プラットフォーム「Kahoot!」とユニバーサル ミュージックが無料の参加型教材を提供
【FOOMA JAPAN 2026】世界最大級の食品製造展が6月開幕、日本技術が支える「食のDX」最前線
【東京台湾グルメ5選】一度は行きたい本格派の名店 朝食・豆花・胡椒餅まで満喫
「大阪の迎賓館」リーガロイヤルホテルの真髄 1935年の建築が紡ぐ新旧融合の美学 日本最高峰の接客を誇る名門ホテルに潜入
【高輪】シャガールの名画がデジタルで蘇る!MoN Takanawa開館記念「アレコ」公演が5月開幕
【ラリージャパン2026】勝田貴元初優勝記念!限定「GRラリーぴよりん」など豪華コラボ解禁
ニセコビレッジに次世代型「新 森のゴンドラ」が2026年冬に誕生 VIPキャビンや全天候型設計でリゾート体験を一新
一枚のチケットで沖縄を満喫 夏の旅行をよりスムーズにする「沖縄楽享周遊券プレミアム」が正式リリース
中国はなぜ台湾に武力行使しないのか 米有識者が読む習近平の「待つ戦略」
熊本県・くまモンとWHGホテルズが初コラボ、「くまモン WHGホテルズに出張中!」全国28施設で開催 限定「ひみつの常宿」ルームも登場
中国東方航空、7月から成都―台中直行便 乗り継ぎ不要で所要時間17時間短縮
【GREEN EXPO 2027】そらジロー×トゥンクトゥンク、初コラボグッズが5月13日より販売開始へ
日経平均6万円突破、日本最大級「資産運用EXPO【夏】」5月15日より東京ビッグサイトで開催へ
トランプ氏、米中首脳会談で台湾への武器売却に言及へ 「取引材料化」懸念広がる
クルーズ船「にっぽん丸」が35年の歴史に幕 横浜港で引退セレモニー、ファン7327人が最後の雄姿を見届ける
台湾世論調査、「中国との平和統一」容認22% 専門家「香港の現実を知らないのか」
Ginza Sony Parkで「100.80.60.展」開催 昭和100年を機に銀座・ソニー・ソニービルの歩みを立体展示
虎ノ門横丁が6周年記念イベント「虎横祭2026」を開催 ブランド牛や最高級天然本マグロの限定メニューを提供
地球133周分を航海、クルーズ船「にっぽん丸」が35年の歴史に幕 横浜港で引退セレモニー開催
【BUDDiiS】全国ホールツアー「FLORiiA」ファイナル、U-NEXTで独占ライブ配信決定 ウォッチパーティーも開催
【てんや】初夏の期間限定メニュー「海かぜ天丼」を発売 富山・鳥取の旬食材を詰め込んだ贅沢な一杯を徹底レポート
スイス高級時計チューダー、日本相撲協会初のワールドワイドパートナーに就任 大関・霧島が発表会に登壇
TSMC株高で台湾の年金急伸 1000万人の老後支える一方、集中リスクも
米中首脳会談、台湾は取引材料になるのか 関税と選挙を巡る駆け引きにアジア警戒
【舞台裏】武器購入予算が引き裂いた国民党 「反鄭麗文連合」形成で党内亀裂が深刻化
「平和を望むなら戦に備えよ」 バローゾ元欧州委員長、欧州の防衛自立を訴え
ハンタウイルス感染のクルーズ船がテネリフェ寄港へ WHO「新型コロナの再来ではない」
アップル、インテルと半導体生産で提携へ TSMC一極依存に転機
SR渋谷が「東京サンロッカーズ」へ名称変更、新アリーナ移転を発表 ドラフト1位・山﨑一渉らとの契約も締結
【Bリーグ】サンロッカーズ渋谷が「東京サンロッカーズ」へ名称変更、新ロゴも発表 本拠地を江東区へ移転し再出発
ジャパン・ソサエティー理事長が日米関係を分析 高市首相の外交手腕を評価し、日本の主体的リーダーシップを提言
闇に咲く光の記憶 台湾人写真家・廖文瑄、京都「KG+ 2026」で母性と再生を問う個展を開催
パネライ「時の深淵」展が伊勢丹新宿店で開催 元ラグビー日本代表・五郎丸歩が語る「装備」としてのルミノールの魅力
パネライの新作「ルミノール PAM01735」の魅力とは?元ラグビー日本代表・五郎丸歩が体現する「正確な時を刻むツール」の価値
中東危機で浮かぶ中国の存在感 「予測可能な大国」と米国の失速
台湾人写真家・廖文瑄が「KG+ 2026」に入選、個展『残響記・息』を開催 三度の妊娠を通じた生命の循環を写し出す
【舞台裏】無人機からレアアースまで 台湾・林佳龍外相が冷遇部署に放った「隠密戦士」の狙い
台湾産マンゴー輸出好調、最高3700円で日本高級百貨店へ進出 日韓・シンガポールなどで需要拡大