タレンツ・トーキョー実行委員会は2026年10月2日、東京における映像分野の創造および発信力の強化を目的とした人材育成事業「タレンツ・トーキョー2026」の参加者17名とメイン講師陣、さらに「ネクスト・マスターズ・サポート・プログラム」の対象企画を発表した。
本事業は東京都および公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京との共催により、2010年より毎年秋に開催されている。
ベルリン国際映画祭の公式部門「ベルリナーレ・タレンツ」の海外展開において唯一のアジア版として位置づけられており、アジアの若手映画監督やプロデューサーを東京に招き、世界水準のノウハウを伝授する7日間のワークショップを展開する。
第17回は11月23日開幕 アジア9地域から17人を選出
第17回を迎える今年度は「物語がはじまる、その手前で(The Suspended Steps of Storytellers)」をテーマに掲げ、11月23日から29日にかけてピジョンセンター有楽町および有楽町朝日スクエアで開催される。
会期中の11月27日には一般公開となる公開プレゼンテーションの実施も予定されている。厳正な選考を経て選出された参加者(タレンツ)は、中国、香港、インドネシア、日本、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、台湾、タイのアジア各国・地域から集まった監督14名とプロデューサー3名の計17名である。
最終選考委員は、池田高明氏(NHKエンタープライズ)、市山尚三氏(タレンツ・トーキョー実行委員長/東京国際映画祭プログラムディレクター)、神谷直希氏(東京フィルメックス プログラムディレクター)が務めた。
今年度のメイン講師(エキスパーツ)には、国際的に高い実績を持つ4名の専門家が招聘された。映画監督枠には、台湾を拠点に活動しカンヌやベルリンなど主要映画祭で作品を発表し続けるミディ・ジー(Midi Z)氏、プロデューサー枠にはシンガポールを拠点にカンヌ映画祭出品作などを手がけるMomo Film Co創業者のタン・シーエン(TAN Si En)氏が着任する。
また、ワールド・セールス担当講師としてパリの国際セールス会社Lucky Number共同設立者のオラ・ビシュク(Ola BYSZUK)氏、ベルリナーレ・タレンツからはプログラム開発および運営責任者を務めるクリスティーナ・ユスト(Christina JUST)氏が登壇する。
修了生19企画を支援 最大150万円のファンドも
あわせて発表された「ネクスト・マスターズ・サポート・プログラム」では、修了生の企画開発を対象に上限150万円を支援する「企画開発ファンド」に15企画、完成間近または完成作の広報費用として上限50万円を支援する「インターナショナル・プロモーション・ファンド」に4企画がそれぞれ選抜された。
11月6日から修了生作品を無料上映 監督Q&Aも実施
本事業に先駆け、プレイベント「タレンツ修了生作品特別上映会」が11月6日から8日までの3日間、東京都写真美術館ホールにて入場無料(事前申込制)で開催される。
上映作品には、ジャヌス・ヴィクトリア監督の『ひとりで死ぬのはイヤだから』(2024)、ワン・ピンウェン監督の『春行』(2023)、マクバル・ムバラク監督の『沈黙の自叙伝』(2022)の3本がラインナップされ、各回の上映後には監督らによるQ&Aが行われる。
さらに11月8日には、映画監督の小田香氏、プロデューサーの曽我満寿美氏を迎え、東京国際映画祭プログラマーの清水裕氏をモデレーターとした特別企画クロストーク「作ること、映すこと」も実施される予定だ。
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編集:小田菜々香













































