トップ ニュース ロイヤルHD、ベトナムの大学で「幹部候補」育成 教育起点で早期離職を防ぐ新モデル
ロイヤルHD、ベトナムの大学で「幹部候補」育成 教育起点で早期離職を防ぐ新モデル ロイヤルHDなどがベトナム・ハノイ大学でAOTS寄附講座を活用した人材育成を開始、教育と実践を融合させ将来の幹部候補確保を狙う。(写真/ロイヤルホールディングス株式会社 広報部提供)
AOTS寄附講座を活用し外食産業のリーダー育成へ ロイヤルホールディングス(福岡市)と明光キャリアパートナーズ(東京都千代田区)は10日、ベトナムのハノイ大学において、同大学の学生を対象とした人材育成プログラムを共同で開始したと発表した。一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)の寄附講座事業を活用した取り組みで、教育機関、民間企業、公的機関が連携し、日本とベトナムの外食産業を担う次世代リーダーの育成を目指す。
今回のプログラムは、単なる労働力の確保にとどまらず、教育を起点として企業への定着と活躍を促す新たなモデルの構築を目的としている。ハノイ大学で日本語を学ぶ学生を選抜し、日本のレストランビジネスに関する基礎知識を座学で講義するほか、ロイヤルグループがベトナム・ホーチミンで展開する店舗での実務研修、さらには日本国内での店舗や工場での研修を実施する。座学と実践を融合させることで、日本のホスピタリティや経営マインドを習得させ、将来的に「技術・人文知識・国際業務」の在留資格で活躍できる幹部候補の育成を視野に入れている。
背景には、日本の外食産業における深刻な人手不足と、外国人材の定着難という構造的な課題がある。両社は、受け入れ拡大が進む中で、教育やキャリア支援の不足が早期離職につながっている現状を重く見ており、学生段階から企業文化への理解と帰属意識を醸成するプロセスを設計した。これにより、「教育・体験・雇用・定着・活躍」という持続可能な国際人材循環の実現を図るとしている。今後はハノイ大学以外の教育機関との連携強化や、他国への横展開も検討していく方針だ。
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