台湾北部・新北市の淡水で5月16日夜、人気アニメ『ONE PIECE(ワンピース)』とコラボレーションした夏の大型イベント「2026淡江航海趣」の開幕記者会見が行われた。会場となった淡水の「金色水岸」には多くのファンや観光客が集まり、高さ12メートルの「サウザンド・サニー号」のメインオブジェが点灯した。
新北市の侯友宜市長も会場を訪れ、主人公ルフィとともに点灯式に出席。約2カ月にわたる夏のイベントの開幕を宣言した。

淡江大橋開通と連動、淡水河口を「新航路」に
今回のイベントは、淡水と八里を結ぶ「淡江大橋」の開通という節目と連動したものだ。淡水河口を『ONE PIECE』の世界観になぞらえた「偉大なる航路(グランドライン)」として演出し、橋の開通を新しい冒険の始まりとして打ち出している。
侯市長は、淡江大橋の開通により淡水と八里の移動時間が大きく短縮されるとしたうえで、「新しい航路の始まりを象徴するものでもある」と述べた。さらに、『ONE PIECE』とのコラボレーションを通じて、冒険、勇気、仲間との絆を伝えたいとし、台湾各地のファンや市民に淡水の河岸風景を楽しんでほしいと呼びかけた。
夜空を彩る出航ライトショー
開幕式は、ルフィと台湾の子ども向けエンターテインメントグループ「YOYOファミリー」によるステージで幕を開けた。続く点灯セレモニーでは、侯市長や楊宗珉・新北市観光旅遊局長らがサウザンド・サニー号の前で起動演出を行い、光のビームと煙の演出を組み合わせた「出航ライトショー」が淡水の夜空を照らした。
式典後には、侯市長と来賓がサウザンド・サニー号に乗り込み、前進する力と未来への展望を象徴する演出も行われた。
今回の目玉となるサウザンド・サニー号は、空気膜構造と鉄骨技術を組み合わせて制作された巨大オブジェで、金色水岸の河畔に設置されている。開幕初日には多くの来場者が写真撮影に訪れ、午前10時から11時までと午後7時30分から8時30分までの時間帯には、一般来場者も甲板に上がって体験できる特別公開が行われた。甲板からは、開通した淡江大橋の景色も楽しめる。
5月17日以降は毎晩午後6時から8時30分まで、30分ごとに光と煙の演出を組み合わせた出航ライトショーが実施される。会場の各種装置は午後10時までライトアップされ、淡水河畔を華やかに彩る。

巨大チョッパーや6.5メートルの「ギア2ルフィ」も登場
会場にはサニー号のほか、ファンが楽しめる複数のフォトスポットも設けられている。高さ5メートルの「電伝虫」や「港の守護者・チョッパー」の大型オブジェに加え、台湾初公開となる高さ6.5メートルの「巨大ギア2ルフィ」も登場した。
これらのオブジェでは、午後6時15分以降、毎時15分と45分にライト演出が行われる。最終回は午後8時15分を予定している。
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会場全体は『ONE PIECE』の名場面を光と影で表現した構成となっている。「光の竜宮城」をイメージしたアーチは来場者を深海のような空間へと誘い、「空島(スカイピア)」を思わせる「空中に浮かぶ島」は幻想的な雰囲気を演出する。また、「悪魔の実」をモチーフにした装置も芝生エリアに点在し、金色水岸を異世界感のある夏の航路へと変えている。来場者はコスプレ姿で会場を巡り、作品の世界観に溶け込んだ写真撮影も楽しめる。














































