総合不動産事業を展開する東通グループは2026年10月20日、東京都港区の麻布台ヒルズ森JPタワー33階「Hills House」で、「東通の日2026 プレスカンファレンス」を開催した。
会場には、同グループ共同代表の桜木翔氏、HUGO CHIANG(ヒューゴ・チャン)共同代表、執行役員の桜井吉男氏、イメージキャラクターを務めるタレントの山内鈴蘭さんらが登壇。国内外の報道関係者や多数の招待客が集まる中、今後の事業展開や各開発シリーズの進捗を発表した。また、記念日を祝して東京タワーを東通グループカラーに染める特別ライトアップの点灯式も盛大に執り行われた。
会見では、2030年に運用保有資産額(AUM)3000億円を達成するという中長期目標に向けた事業の進捗や、各シリーズの開発計画が明らかにされた。
東通グループ、2030年AUM3000億円目標へ 社員数は前年比1.4倍に 冒頭のあいさつに立った桜木翔共同代表は、昨年の虎ノ門での事業戦略発表会から1年を経て、グループ事業が急速に拡大し、社員数も飛躍的に増加した実績を報告した。
東通グループは東京・麻布台ヒルズで記者会見を開き、2030年の運用保有資産額(AUM)3000億円達成に向けた事業の進捗や、ホテル開発・アセットマネジメント事業の計画を発表した。会見に合わせ、東京タワーの特別ライトアップも実施された。(黄信維撮影) 今年6月には日比谷セントラルビルへ新本社を移転したことに触れ、変化を続ける不動産市場について「景色は見る角度や見方で大きく変わる。我々はむしろ今がチャンスだと捉えている」と強調。2030年に向けた運用保有資産額(AUM)3000億円達成という中長期目標についても、計画通り順調に推移していると力強く語った。
続いて登壇したHUGO CHIANG共同代表は、全編英語でスピーチを行い、「私たちが目指しているのは単に建物を建てることだけではなく、人が育ち、人と人がつながり、街に新たな魅力や可能性が生まれていく場を創造することである」と述べ、グループのまちづくりにかける理念とパートナーへの深い感謝を表明した。
東通グループは東京・麻布台ヒルズで記者会見を開き、2030年の運用保有資産額(AUM)3000億円達成に向けた事業の進捗や、ホテル開発・アセットマネジメント事業の計画を発表した。会見に合わせ、東京タワーの特別ライトアップも実施された。(黄信維撮影)
福岡支店を11月開設へ 東京・大阪・福岡で新CMも展開 続いて、執行役員の桜井吉男氏と山内鈴蘭さんによるトークセッション形式で、各事業の具体的な進捗状況が説明された。
社員数が前年比1.4倍に増加したことに伴い移転した新オフィスのエントランスには、新たな価値を生み出す象徴として大型円形サイネージ「東通サークル」を設置。東京・大阪・福岡の3都市では、新CMを放映している。
地方拠点戦略では、昨年の大阪支社開設に続き、今年11月には福岡市に、自社でバリューアップを手掛けたビル「Totsu Biz Hakata Front」に福岡支店を開設する予定だ。
東通グループは東京・麻布台ヒルズで記者会見を開き、2030年の運用保有資産額(AUM)3000億円達成に向けた事業の進捗や、ホテル開発・アセットマネジメント事業の計画を発表した。会見に合わせ、東京タワーの特別ライトアップも実施された。(黄信維撮影)
不動産再生「TRUST VALUE」、赤坂見附駅前で大型リノベーション計画 既存ストックを活用する不動産再生事業「TRUST VALUE(トラストバリュー)」では、建物の立地特性やテナント需要に合わせた最適なリノベーションを推進しており、オーナー住居からオフィスへの用途転換などの実績を重ねている。
現在計画中の大型案件として、赤坂見附駅から徒歩1分という好立地にある旧カラオケ館跡地で、エントランスだけでなくビルの外観全体を一新し、地域の新たなランドマークとなる物件への再生を進めていることを明らかにした。
賃貸住宅「THE TOTSU」「TOTSU PREMIUM」の開発加速 白金台・恵比寿南・元赤坂でも計画 ゼロからの不動産開発を手掛ける賃貸住宅シリーズ「THE TOTSU(ザ・東通)」では、今年11月に「門前仲町」と「四谷坂町」の2棟が竣工を迎える。
四谷坂町の物件では、入居者のライフスタイルに合わせて間取りを柔軟に変更できる可動間仕切りやマグネットウォールを導入するなど、多様化する現代の暮らしに対応した仕様を取り入れた。
同シリーズは今後、大阪や福岡への展開も予定している。
また、都心の一等地で上質な住まいを提供する高級賃貸シリーズ「TOTSU PREMIUM(東通プレミアム)」では、「白金台」(2028年5月竣工予定)、「恵比寿南」、「元赤坂」の3プロジェクトの開発計画が進行中だ。
公式YouTubeチャンネル「東通信」などを通じた情報発信も強化していく方針を示した。
東通グループは東京・麻布台ヒルズで記者会見を開き、2030年の運用保有資産額(AUM)3000億円達成に向けた事業の進捗や、ホテル開発・アセットマネジメント事業の計画を発表した。会見に合わせ、東京タワーの特別ライトアップも実施された。(黄信維撮影)
「LOF HOTEL」事業を拡大 大阪進出に加え、東京で4つの開発計画 拡大が続くホテル事業「LOF HOTEL(ロフホテル)」は、「暮らすように旅をする」をコンセプトに、積極的な展開を続けている。
東京の「ロフホテル新橋」に続き、今年8月には「LOF HOTEL TENJIN SOUTH FUKUOKA」を開業した。
大阪エリアでは、本町と心斎橋の双方へアクセス可能な好立地に、来年進出する予定だ。
さらに東京エリアでは、2027年後半にオープン予定の芝浦、2029年夏にオープン予定で大浴場を備えた客室数80室超の八丁堀、2029年末にオープン予定の秋葉原に加え、新橋6丁目の旧本社ビル跡地周辺を活用し、1階に大型オープンバーを併設する地域密着型の大型ホテル建設計画など、計4つのプロジェクトが同時進行していることが明かされた。
東通グループは東京・麻布台ヒルズで記者会見を開き、2030年の運用保有資産額(AUM)3000億円達成に向けた事業の進捗や、ホテル開発・アセットマネジメント事業の計画を発表した。会見に合わせ、東京タワーの特別ライトアップも実施された。(黄信維撮影)
アセットマネジメント事業を本格化 2030年までに2000億円をファンドで運用へ 今後の成長戦略の柱となるアセットマネジメント事業については、開発・取得・売却にとどまらず、長期的な資産運用を本格化させる方針を発表した。
社内体制の構築を進めており、2027年4月までに投資運用業などに必要な免許の取得を目指す。
2030年に目標とするAUM3000億円のうち、2000億円をファンドで運用する計画で、そのポートフォリオの内訳として、オフィス約1000億円、レジデンス約500億円、ホテル約500億円を想定している。
開発したホテルや「TOTSU PREMIUM」をファンドに組み入れ、国内外の投資家との協業を通じて、総合不動産会社としての企業価値向上を図る。
東通グループは東京・麻布台ヒルズで記者会見を開き、2030年の運用保有資産額(AUM)3000億円達成に向けた事業の進捗や、ホテル開発・アセットマネジメント事業の計画を発表した。会見に合わせ、東京タワーの特別ライトアップも実施された。(黄信維撮影)
東京タワーを「東通カラー」に特別ライトアップ 山内鈴蘭のゴルフスイングで点灯 発表会の締めくくりには、麻布台ヒルズから東京タワーを正面に望むエリアへ移動し、点灯セレモニーが実施された。
山内鈴蘭さんのゴルフスイングの合図と、会場が一体となった「ワン・ツー・トーツー!」の掛け声に合わせ、東京タワーがオリジナルデザインの東通グループカラーにライトアップされ、会場は大きな歓声と拍手に包まれた。