味の素株式会社は2026年10月21日、都内で「2026年冬の食トレンド」に関するメディア発表会および試食会を開催した。同社は今冬の食のキーワードとして、頑張りすぎずに心と身体の健康維持を図る「ゆる整え食」を提唱。
物価高や寒暖差が予想される環境下において、平日ランチを中心に急拡大する容器入りスープ「クノール サクサク de コパン」の動向や、日常のおかずとして定着が進む鍋料理の最新トレンドと具体的な食生活の提案について詳細な発表を行った。
無理なく心身を整える「ゆる整え食」への関心が高まる
同社マーケティング開発部の出井舞氏によると、近年Google検索における「ウェルビーイング」の関心度が急上昇するなど、生活者の健康意識は大きく変化しているという。従来のストイックに身体の健康や数値を追い求める姿勢から、日常生活の延長線上で無理をせず、心と身体の平穏を保つ志向へとシフトしている。
さらに気象庁などの予測では、今冬はエルニーニョ現象の継続により暖冬傾向となる一方、南岸低気圧による太平洋側の大雪や冬の終わりの急激な寒暖差といった「気温の揺らぎ」が懸念されている。
こうした環境に対応する手段として、調理や選択の負担が少なく、胃にやさしく栄養がとれ、安心感を得られる「ゆる整え食」への需要が高まっていると分析した。
発表会では、昼の「ゆる整え食」としてランチタイムにおける有職者の意識調査結果が公開された。同社が2026年9月に全国の20代から50代の有職男女454人を対象に実施した調査によると、84.1%が外食や惣菜などのランチ代を「高い」と感じており、希望予算として50.0%が「500円未満」と回答した。
一方で、忙しい平日のランチで諦めたくない要素を尋ねたところ、「ランチ時間をしっかり確保すること」(48.5%)や「一瞬でも仕事から頭を離してホッと一息つく感覚」(44.7%)が上位を占め、「時間をかけずにサッと済ませられる手軽さ」(17.4%)や「費用を抑えられる手軽さ」(26.0%)を大きく上回った。
また、85.3%が昼休みに気分転換が必要と答えており、節約意識が高まるなかでも、温かい食事を通じて気持ちをリフレッシュする時間が重視されている実態が浮き彫りとなった。

「クノール サクサク de コパン」累計出荷1300万食を突破
こうしたニーズを捉えて急成長を遂げているのが、味の素が展開する容器入りパン入りスープ「クノール サクサク de コパン」だ。
2025年8月23日の発売から約1年で累計出荷数が1300万食を突破し、同社のパン入り容器入りスープカテゴリーの販売金額は前年比288%へと急拡大した。 (関連記事: 味の素「アミノバイタル」刷新 ブラインドサッカー日本代表と共創、触って識別できる新パッケージ | 関連記事をもっと読む )
従来のパン入りスープに対する「お湯を入れるとパンがすぐにふやけてしまい、急かされるように食べる」という消費者の不満に対し、北海道十勝の自社パン工房で水分が染み込みすぎない独自配合と製法を確立し、最後の一口までサクサク食感が持続する仕上がりを実現した。


















































