実際に店舗運営し投資家を騙す2億円詐欺 SNS担当者も3000万円超の報酬を得る
詐欺グループが経営するバー・レストランで投資家を誘い込む。(イメージ画像/Pixabayより)
2019年、高雄市の32歳の林容疑者は、SNSを利用して仮想通貨やレストラン経営への投資を呼びかけた。毎月2〜4%の配当金を約束し、337人から2年9ヶ月で総額2億台湾ドル(約9億円)を集めた。
林容疑者は投資家の信用を得るため、集めた資金から実際に300万元(約1300万円)を投じて飲食店を開業。さらに28歳の王容疑者、29歳の莊容疑者と陳容疑者を雇い、各投資案件のSNS管理を担当させた。
当初は約束通り配当を支払っていたが、徐々に「投資失敗」「他の投資家からの入金遅延」などの口実で支払いを停止。最終的に団体ごと姿を消し、SNS上の広告や連絡先もすべて削除した。
警察の捜査により、2年9ヶ月の間に337人から計2億元(約8億7000万円)を騙し取っていたことが判明。主犯の林容疑者は、経費を差し引いても7817万元の利益を得ていた。共犯者らも数百万元の不当利益を得ていた。
林容疑者は29歳の許容疑者をSNS投稿者として雇用。許容疑者は月給7万台湾ドル(約31万円)に加え、672万台湾ドル(約3024万円)の配当金を得た。後に加わった3人のSNS投稿者も92万〜182万台湾ドル(約414万〜819万円)の配当金を受け取った。
警察の捜査により、林容疑者と4人のSNS投稿者が逮捕された。検察は銀行法違反、詐欺、マネーロンダリングなどの容疑で5人を起訴した。
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