海外旅行人気が続く中、航空券代を抑えるため、深夜便や早朝便を選ぶ人も少なくない。しかし、桃園メトロ(MRT)空港線の終電後、深夜にどうやって空港へ向かうかは、多くの旅行者にとって悩みの種だ。
高額なタクシーやチャーター車を利用しなくても、桃園空港へ向かう方法はある。風傳媒は、2026年最新版となる深夜の台湾桃園国際空港へのアクセス方法5選をまとめた。11月2日に運行を開始したばかりの深夜シャトルバスもあり、費用を抑えながら空港へ向かうことができる。
MRT終電後の桃園空港アクセス 深夜バス「T200」運行開始、市民カードなら無料
桃園メトロ空港線が運行していない深夜帯の交通手段を補うため、桃園市中壢区の「A21微型転運站(ミニバスターミナル)」が11月2日に正式に開設され、同時に深夜ミニバス「T200」の試験運行が始まった。
同路線はA21バスターミナルと桃園空港の第1・第2ターミナルを往復し、往復合わせて1日20便を運行する。A21発は午後11時から翌午前5時10分まで。第1ターミナルからA21への便は、始発が午後11時40分、最終が翌午前5時50分となっている。第2ターミナルの停車時間については別途、時刻表で確認する必要がある。
運賃は、桃園市市民カードを持っていれば無料で利用できるほか、「TPASS基北北桃」「桃竹竹」「桃竹竹苗」などの通勤定期券も利用できる。カードを持たない場合は、市内バスの運賃体系に基づいて料金が計算される。中壢周辺の利用者にとって、空港線の終電後の移動手段を補う路線となる。
降りるターミナルを間違えた場合も、第1・第2ターミナル間では24時間無料のシャトルバスが運行されている。機場MRTが運行していない深夜・早朝帯は専用の時刻表で運行されるため、事前に発車時刻を確認したい。
T200は現在試験運行中のため、出発前には「桃園公車」アプリでリアルタイムの運行状況を確認したい。
深夜・早朝も桃園空港MRTを活用 A22老街渓駅から空港行き列車
時間帯によっては、桃園メトロ空港線の深夜・早朝列車を利用する方法もある。
深夜帯には、A22老街渓駅から空港方面へ向かう普通列車が午後11時20分、11時35分、11時50分に運行されている。いずれもA12空港第1ターミナル駅が終点となるため、第2ターミナルを利用する場合は、到着後に無料のターミナル間シャトルバスなどへ乗り換える必要がある。
利用できるかどうかは、航空会社のチェックインや搭乗締め切り時刻から逆算し、乗車時間やターミナル内での移動時間も含めて判断する必要がある。早朝の列車ですべての早朝便に間に合うわけではないため、注意が必要だ。
台湾各地から深夜出発 国光・統聯客運なら台北や台中から空港へ
台北・新北エリアや中南部からの旅行者にとって、深夜も運行している長距離高速バス「国道客運」は、比較的柔軟に利用できる交通手段だ。
台北エリアからは、国光客運の「1819」路線を利用し、台北バスターミナル(台北転運站)4階から桃園空港へ直行できる。深夜や早朝にも便が設定されているが、実際の発車時刻は利用日に合わせて確認したい。
台中からは統聯客運の「1623」路線が利用でき、深夜・早朝帯にも便がある。ただし、深夜・早朝便は満席になる場合もあるため、事前にチケットを購入しておくのが安心だ。
南部から直行便を利用できない場合は、統聯客運で「中壢服務区(中壢サービスエリア)」まで行き、そこから空港行きのバスへ乗り換える方法もある。
高雄発を例にすると、建国バスターミナルから統聯客運1610路線で中壢サービスエリアまで行き、1627路線に乗り換えて桃園空港第1・第2ターミナルへ向かう。窓口でチケットを購入する際に桃園空港まで行くことを伝えれば、2区間分の乗車券を発行してもらえる。
1627路線は現在、中壢サービスエリアから空港へ向かう乗り継ぎ専用路線で、単独でのチケット販売は行われていない。現在の購入方法や予約方法については、事前に統聯客運へ確認し、乗り換え時の待ち時間にも余裕を持たせたい。
また、和欣客運の7504、7505路線もA21バスターミナルに乗り入れており、南北を移動する旅行者には、同じターミナルでT200へ乗り換えるという選択肢もある。実際に乗り継げるかどうかは、事前にそれぞれの時刻表を確認する必要がある。
インターネット上では「和欣客運+タクシー」を組み合わせる方法も紹介されている。台南から和欣客運で桃園の「経国転運站(経国バスターミナル)」まで行き、そこからタクシーで空港へ向かう方法だ。
利用者の体験談では、深夜便では座席数の少ない上級クラス「白金臥艙」が使用されることもあり、長時間の移動中に休息を取りやすかったという。
同ユーザーが紹介した費用の目安は、バスが約600台湾ドル、タクシーが約450~600台湾ドル。実際の運賃や車両、タクシー料金は予約状況、事業者の配車、交通状況などによって異なる。
深夜の乗り換えを避けるなら 空港周辺に前泊、ターミナルで休憩も
深夜に荷物を持って乗り換える負担を避けたい場合は、前日に空港周辺へ移動し、一晩過ごす方法も有力な選択肢だ。
中南部からは、仕事を終えた後に台湾高速鉄道(高鉄)で北上することもできる。提携航空会社の指定路線の航空券を持っていれば、航空会社の公式サイトを通じて「高鉄航空聯票」を追加購入できる。
大人の指定席は、月曜から木曜まで通常料金の22%引き、金曜から日曜および高鉄が指定する繁忙期は15%引きとなる。
北上後に空港周辺のホテルへ宿泊する方法もある。一部ホテルではターミナルとの送迎サービスを提供しており、例えば桃園メトロA14a空港ホテル駅(機場旅館站)近くの「ハイアット リージェンシー 桃園国際空港」などがある。送迎バスの運行時間が利用する便に合うかどうかは、宿泊前にホテルへ確認しておきたい。
費用を抑えて空港内で一晩過ごしたい場合は、第2ターミナル5階南側にあるカプセルホテル「町・草休行館(CHO Stay Capsule Hotel)」に宿泊する方法もある。
また、第1・第2ターミナルには無料の休憩用シートや充電設備があり、チェックインまで休憩しながら過ごすこともできる。
無料シャワー施設については、設置場所や利用できる時間帯が異なるため、現在いる場所から利用可能なエリアへ移動できるか、利用予定時間に開放されているかを事前に確認したい。