トップ ニュース おかゆ料理専門店「おかゆテラス 阿佐ヶ谷本店」12月20日オープン ディナーは21日開始
おかゆ料理専門店「おかゆテラス 阿佐ヶ谷本店」12月20日オープン ディナーは21日開始 阿佐ヶ谷におかゆ料理専門店「おかゆテラス」が12月20日にオープンする。(写真/株式会社グレープストーン提供)
株式会社グレープストーン(本社:東京都中央区銀座)は、新業態となるおかゆ料理専門店「おかゆテラス 阿佐ヶ谷本店」を、東京都杉並区阿佐ヶ谷に2025年12月20日(土)オープンする。ディナー営業は翌21日(日)から開始する。
同店は、「より多くの人におかゆを楽しんでほしい」「おかゆの魅力を広めたい」という思いから、従来のイメージにとらわれない“おかゆを素材にしたおかゆ料理”を開発したレストラン。料理長にはイタリアンで長年経験を積み、名店「カノビアーノ」で料理長を務めた鹿糠秀明氏を迎え、開業までのブランドアドバイザーとしてお粥研究家の鈴木かゆ氏が世界観の構築に携わり、シェフの技と斬新なアイデアを重ねたおかゆ料理を提供する。
外装はお米を想起させる柔らかな曲線が特徴で、丸いフォルムのサンプルショーケースが来店客を出迎える。店内は木のぬくもりを感じる空間に、一枚板で作られたカウンターや最新調理機器が並ぶオープンキッチンを備え、「おかゆ料理を楽しむための空間」を目指した造りとなっている。
コンセプトは“おかゆを素材にした、どこにもなかったおかゆ料理”。おかゆを焼いたり、ソースにしたりと、多様な調理法でおかゆ本来の魅力を料理に転換し、新しいおかゆの世界を提案する。国内外で100以上のお店のおかゆを味わい、自らも1000種類以上をつくってきたという鈴木氏は、「ここまで深くおかゆを問い直したのは初めてでした。おかゆをひとつの素材と捉えることで、こんなにもおかゆが自由になれるとは。試作を重ねるたびに未知の形へと進化していく過程は、まさに『おかゆの再定義』そのものでした」とコメントしている。
同店の名物は「おかゆ玉」。おかゆをころっと丸く焼き上げ、外はカリっと、中はトロっと仕上げた可愛らしい一品で、ランチ・ディナーどちらでも楽しめる。
ディナーでは、前菜からデザートまでおかゆで満たされる「おかゆのフルコース」を提供。コース料金はワンドリンク付きで7,000円(税込)。おかゆ玉をかつおだしと合わせた香ばしさととろけるおかゆを楽しめるお椀や、6色のおかゆソースで味わう絶妙な火加減のメインの肉料理など、シェフの技が光る旬の食材とおかゆの融合による多様なラインナップを用意し、「一品一品に驚きとおいしさを感じられる特別なコース」として打ち出す。
ディナー限定メニューとして“おかゆ寿司”も登場。薄く切った大根で、その時期ならではの厳選した鮮魚とおかゆを包み、ソースには季節の柑橘を使用する。一品で旬を様々な角度から楽しめるよう工夫されており、とろけるおかゆと旬の魚が織りなすハーモニーに加え、見た目の美しさも追求した。
ランチタイムには、シェフのスペシャリテ「野菜の森」を食数限定で提供する。花束のように盛り付けた一皿は、多種多様な野菜の彩りにこだわり、皿の下の器には日替わりの特製おかゆが入る。野菜は調理法を分けることでそれぞれの素材の良さを引き出し、シェフの腕が光る華やかな盛り付けで旬の野菜を美しく、おいしく表現しながら、新しいおかゆの世界へ誘う。
またランチでは、10時間かけて抽出した鶏出汁を味わう3種の鶏のおかゆも用意。最新調理機器「iVario Pro」を使い、スプーンでほぐれるほど柔らかくなるまで火入れした骨付き鶏のコンフィを豪快にのせ、最後にオーブンで外側を仕上げることで、パリッとした食感とジューシーさの両方を楽しめるようにした。スープも同機器を用いて鶏と野菜を10時間以上火にかけることで、素材の旨味が溶けきった出汁を抽出。濃厚な鶏出汁とお米の旨味が詰まったおかゆのハーモニーが特徴の一杯となる。味は醤油・塩白湯・スパイスハーブの3種類(各1,500円〜1,600円・税込)を用意し、厳選した野菜とともに提供する。卓上にはおかゆのために開発された調味料も備え付け、自分好みの味わいに“味変”できるようにしている。
旬の野菜とお米そのものの旨味を感じられる「季節野菜のおかゆ」(900円・税込)も提供。自家製肉みそ風の豚肉リエットや野菜の昆布締めなど、その日ごとの付け合わせを添えて提供し、注文した客は2杯目以降の白がゆのおかわりが可能となっている。
年明けの2026年1月6日〜8日の期間には、ランチ・ディナーともにおかゆテラス特製の“七草粥”メニューを展開する。ランチではオリジナルの七草に香ばしく焼き上げた旬の魚をのせたオリジナル七草粥を提供し、七草の華やかさと魚の旨味・香ばしさを楽しめる、この時期限定のメニューとする(数量限定・なくなり次第終了予定)。ディナーは七草仕様の特別コースを用意し、春の七草おかゆ玉のお椀や季節野菜のおかゆをオリジナル七草粥に仕立てるなど、通常コースの一部仕様を変更した特別なコースメニューで3日間を彩る。
「おかゆテラス」は、クラシカルでお米の旨味が詰まったおかゆを様々な料理と掛け合わせた、新たな料理ジャンル「おかゆ料理」を発信するレストラン。従来のおかゆの枠を大きく超えたおかゆ料理で、驚きと新しいおいしさの世界へと来店客を導く。“こんなにおいしいおかゆの世界”を掲げ、提案していく。
開業の背景には、コロナ禍や物価高騰、米不足といった社会の揺らぎを経て、日々の食事を見直す人が増え、こころも満たし、からだにやさしい食事への関心が高まっていることがある。同社はおかゆの大きな可能性に着目し、クラシカルな魅力はそのままに、自由な発想と多彩な調理法をかけ合わせたおかゆ料理を提供する方針だ。1978年より阿佐ヶ谷にオフィスと店舗を構え、多くのブランドを阿佐ヶ谷から生み出してきた同社は、「長年地域に根ざしてきたからこそ、阿佐ヶ谷の皆様に愛される店を目指す」としている。
料理長の鹿糠秀明氏は、ホテル雅叙園東京内のリストランテ「カノビアーノ」(目黒)にて、日本における自然派イタリアンの第一人者である植竹シェフの下、料理長を務め、素材の味を究極に引き出すイタリアンの表現を極めてきた。「おかゆテラスでは、日本のお米で炊いた優しい旨味と野菜そのものが持つ豊かな旨味を掛け合わせ、シンプルでありながらも奥行きのある味わいの『おかゆ料理』をお届けします」とコメントしている。
ブランドアドバイザーを務めるお粥研究家・鈴木かゆ氏は、料理研究家として「おかゆワールド.com」を運営。著書に『日本、台湾、韓国etc. ととのうおかゆ365日』(KADOKAWA、2024年)があり、おかゆを通した食文化と暮らしの思想をテーマに、コラム執筆、レシピ開発、コンサルティングなど幅広く活動している。NHK「あさイチ」、読売新聞、「ほぼ日」などに出演し、Yahoo!エキスパート、JAPAN MENSA会員としても知られる。
運営元の株式会社グレープストーンは、1978年創業。本格デザート専門店の先駆けとなった「銀座ぶどうの木」を開店して以来、百貨店を中心に洋菓子ブランド「銀のぶどう」、シリアルスイーツ専門店「シュガーバターの木」、東京みやげ「東京ばな奈ワールド」、バームクーヘン専門店「ねんりん家」など、独創的なオリジナル商品開発力に支えられたスイーツブランドを多数展開している。
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